Don bosco no kaze no23 october 2019

Page 1

ゞョむフル コミュニケヌション

n S a l e s i a

B u l l e t i n

J a p a n

23 No.

October 2019

ロヌマ教皇、

38幎ぶり 来日決定。

教皇フランシスコ

い぀くしみず 喜びの䜿埒 │特│集│

Welcome, Pope Francis! 【連茉むンタビュヌ ドン・ボスコの教え子たち】 tanQ 株匏䌚瀟 創業者

森本 䜑玀 さん

【ドン・ボスコのトモダチが暮らす街】 アニサカンミャンマヌ連邊共和囜 【぀ながれサレゞオ青幎 SYM JAPAN】  SYM 倏合宿 in

奄矎倧島

【サレゞオ家族探蚪】 カリタス蚺療所  【サレゞアンピヌプル】 アグスティヌス・トヌゎ神父


Mefsrsoamge

l a i c n i v o r Fr. P

こんにちは

濱口です

喜びのサレゞオ家 族 をめざしお

いよいよ教皇フランシスコが日本を蚪問されたす。ずおも心埅ちにしおいたす。 教皇フランシスコは “む゚ス・キリストの愛にもずづいお考え、語り、行動する人” です。 む゚ス・キリストのこずをよく知ろうず努め、圌自身の蚀葉や行い、生き様を通しお、む゚ス・ キリストはこういう方なのだよ、ずわかりやすく瀺しおくださいたす。痛みを負っおいる人や 苊しんでいる人、貧しい人や芋捚おられおいる人を、小さなこずであっおも倧切にしたす。 けっしお食らずに自然䜓で生きる人で、すごく芪しみを感じたす。 教皇フランシスコは “恐れない人” です。サレゞオ䌚孊校の同窓生でもある圌は、 「ドン・ ボスコのように危険を恐れずに、助けを必芁ずする若者のために働こう」ず呌びかけおい ゆだ

たす。神様を信じきっお、委ねきっおいるから、䜕も恐れるこずがないのですね。 教皇フランシスコは “喜びの人” です。圌の䜿埒的勧告『キリストは生きおいる』の䞭で、 ドメニコ・サノィオはドン・ボスコから「聖性ずはい぀も喜んでいるこずだ」ず教えられたず 玹介しおいたす。「む゚ス・キリストは私たち䞀人ひずりの䞭に生きおおられたす、だから 皆さんも喜びのうちに生きおください」ず、教皇は心から願っおおられたす。 こた

私たちも教皇フランシスコの呌びかけに応えお、さらに「喜びのサレゞオ家族」になっ おたいりたしょう。 サレゞオ䌚日本管区長

䜿埒ダコブ

1958 幎長厎県䜐䞖保垂生たれ、61 歳。長厎 南山高 等 å­Š 校、䞊 智 倧 孊を卒 業、32 歳で叞 祭叙階。東京サレゞオ孊園副園長、高束教区 䌚蚈、調垃サレゞオ神孊院長、サレゞオ䌚日本 管区副管区長などを務め、2018 幎 6月より日本 管区長。趣味は自然を味わうこず海遊び、登山、 魚・山菜料理を食べる、写真撮圱など。

Salesian Bulletin Japan

神父

2019 幎 10 月7 日 ロザリオの聖母の蚘念日に

はたぐち ひであき

02

濱口 秀昭

No.23

2019 幎 8 月、 野尻湖少幎聖曞孊校に参加した子どもたちず濱口秀昭管区長

October 2019


ゞョむフル コミュニケヌション

Salesian Bulletin Japan No.23 October 2019

Contents

もくじ

今号の衚玙

教皇フランシスコ

4

特集

い぀くしみず喜びの䜿埒

Welcome, Pope Francis!

6 教皇フランシスコはこんな人 7 教皇フランシスコのこずば 8 教えお フランシスコ教皇さた 10 若者の皆さんぞ 10 家庭を倧切に、人類の䞭心にしよう 11 サレゞオ家族の皆さんぞ

12

連茉むンタビュヌ ドン・ボスコの教え子たち tanQ株匏䌚瀟 創業者

14

ドン・ボスコのトモダチが暮らす街

Don Bosco

アニサカンミャンマヌ連邊共和囜

森本 䜑玀 さん

2019 幎 11 月に来日する教皇 フランシスコ。 む゚ス・キリス トの 愛 の 教えを、 自 然 䜓 で 恐

Amici

れるこずなく実践し、党䞖界に 力 匷く語り続 けおいる。 教 皇 ず共に、喜びをもっお神から䞎 えられたいのちを生きよう。

サレゞアンピヌプル

18

S a l e s i a n

P e o p l e

アグスティヌス・トヌゎ 神父

“サレゞオ䌚神父にしおサッカヌ遞手 アマゟン地方の若者ず出䌚うために”

20 ぀ながれサレゞオ青幎 SYM JAPAN SYM倏合宿 in 22

24 30

奄矎倧島

Salesian Youth Movement Japan

 レポヌト サレゞアン スクヌルラむフ

ドンボスコずは 「青少幎の友」ず呌ばれ、助けを必

サレゞオ家族探蚪 Visit the Salesian Family

カリタス蚺療所

芁ずする若者たちのために生涯をさ さげた神父。1815 幎むタリア生たれ、 名前はペハネむタリア語でゞョノァ

む゚スのカリタス修道女䌚

ンニ。ドンボスコは「ボスコ神 父」 の意味。青少幎教育に献身する

Salesian Family member interview 「今、私「○○」しおいたす」

サレゞオ䌚叞祭 抎本

飛里

サレゞオ䌚を創 立。1888 幎 åž° 倩。 1934 幎列聖。

神父

サレゞオ孊院で「カテキスタ」をしおいたす 31

サレゞオ家族ずは ドンボスコの粟神を受け継ぐ修道

サレゞアンラむフストヌリヌ ドン ・ボスコのように生きる

者・信埒・協力者たち。䞖界 130 以

ありがずう恵矎挞吉神父 マリアに導かれた倧胆䞍敵な人生

䞊の囜で、31 団䜓、40 䞇人以䞊 のメンバヌが、孊校、教䌚、瀟䌚 生掻のさたざたな堎面で青少幎や貧 しい人びずのために奉仕しおいる。サ

16 䞖界のサレゞオ家族ニュヌス / 26 サレゞオ家族 囜内ニュヌス / 29 サレゞオ情報募集

レゞアンファミリヌずも呌ばれる。

サレゞアン・ダむアリヌ vol.05

若者だずいうだけで、君たちを熱愛する め

私が日本でサレゞオ䌚に召 されたのは 21 歳の時。「い぀も青少幎を優先する愛」ずいう神から たた もの

の賜 物 を特城ずするサレゞオ䌚で歩んだ 20 幎のうちに、 倧勢の青少幎ず出䌚いたした。日本人 だけでなく、日本にいるベトナム人、フィリピン人、 南米出身の若者たち。 海倖でもたくさんの青 少幎ず出䌚うチャンスが䞎えられたした。 青少幎は私たちの原動力です。ドン・ボスコは蚀いたす。「私は君たち のために孊び、 君たちのために働き、 君たちのために生き、 君たちの 四日垂サレゞオ志願院では月1 回、ベトナム人の 青幎たちが倕飯を䜜り、志願者たちず䞀緒に食べ、 スポヌツをしおいたす。

ために呜さえ捚おる芚悟がある」ず。 若者の皆さん、 どうぞサレゞオ䌚 の支郚に遊びに来おください。 サレゞオ䌚は皆さんのためにあるのです

ドン・ボスコの颚

歊井 アントニオ 神父 たけい あんずにお

1978 幎、 ベトナ ム 生 た れ。 41 歳。四日垂サレゞオ志願院 副院長。趣味は自畑野菜で料 理を䜜り、皆ず分ち合うこず。

No.23

October 2019

03


ロヌマ教皇、

38幎ぶり 来日決定。

POPE IN JAPAN 2019 教皇蚪日特蚭サむト 今すぐチェック https://popeinjapan2019.jp

教皇フランシスコ Profile

Pope Francis

プロフィヌル

すう き きょう

1936幎12月17日、むタリア系移民の子どもずしお、アル

1992幎からは叞教ずしお働いた埌、2001幎からは枢機卿ず

れンチンの銖郜ブ゚ノスアむレスに生たれたした。5人きょう

しお、バチカンで䞖界䞭の教䌚・聖職者・信埒・家庭のため

だい男3人、女2人の4番目で、本名はホルヘ・マリオ・

に働いおきたした。

ベルゎリオ。ホルヘは、サッカヌをしたり、螊ったりするの

2013幎3月13日、76歳で第266代教皇に遞ばれ、フラン

が奜きな少幎でした。

シスコず名乗りたした。アメリカ倧陞から遞ばれた初めおの

1958幎、21歳の時に神父になるこずを決意しおむ゚ズス

教皇です。教皇フランシスコは、䞖界40か囜以䞊を旅しお人

䌚に入䌚。1969幎、32歳でカトリック叞祭に叙階されたし

びずず出䌚い、蚀葉ず行動によっお人びずを神さたのい぀く

た。アルれンチンの人びずを助けるために、神父ずしお働き、

しみや愛のよろこびの䜓隓に導きたいず願っおいたす。

じょ かい

04

Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019


│特│集│

い぀くしみず 喜びの䜿埒 教皇フランシスコ

W e l c o m e ,

P o p e

F r a n c i s !

2019幎11月、第266代教皇フランシスコが日本を蚪問する。 教皇は「キリストの代理人」ずも呌ばれ、 å…šäž–ç•Œ12億人のカトリック信埒の粟神的指導者だ。 教皇のために忠実に働いたドン・ボスコにならっお、 サレゞオ家族は教皇を倧切にしおいる。 じ぀は教皇フランシスコも、サレゞオで孊んだ、ドン・ボスコの教え子だ。 教皇フランシスコは、どのような人なのだろうか そしお、どのようなメッセヌゞを䌝えたいのだろうか ● 構成線集郚、写真 ©Servizio Fotografico – L’Osservatore Romano

教皇っお、どんな人 What is Pope?

あわ

「憐れみ、

あず ぀

䜿埒ペトロの跡継ぎ

もんしょう

教皇フランシスコの王章

かしら

教皇は、む゚ス・キリストから教䌚の頭ずしお遞ばれ

そしお遞ばれ」

た䜿埒ペトロの跡継ぎ。「キリストの代理人」ずも呌ば

ひ いろ

れたす。ペトロは今から2千幎前、む゚スから「倩囜の

王章は、教皇のミトラ叞教垜ず倩囜の鍵が緋色

鍵」を預かり、教䌚む゚スの教えを生きる人びずの集

の玐で結ばれおいたす。王章盟には、む゚ズス䌚の王

たりを建おお、䞖界䞭の人びずを倩囜に導くよう、特

章キリストを象城する倪陜、む゚スを衚す IHS、十

別な䜿呜を䞎えられたした。ペトロが初代教皇で、珟教

字架ず3本の釘、星聖母マリアの象城ずナルドの

皇フランシスコは266代目です。

花聖ペセフの象城が描かれおいたす。

ひも

たお

王章のモットヌ “Miserando atque eligendo”憐 党䞖界のカトリック教䌚の統治者

ちょうぜいにん

し こく

れみ、そしお遞ばれは、 「む゚スは城皎人マタむを芋

教皇は、むタリアのロヌマの䞭にあるバチカン垂囜に

぀め、『憐れみ、そしお遞ばれ』、わたしに぀いおきな

䜏んでいたす。䞖界で䞀番小さな囜の囜家元銖でありな

さいず蚀った」ずいう聖ベヌダ・ノェネラビリス叞祭

がら、党䞖界12億人のカトリック教䌚の統治者でもあ

による説教の蚀葉からずられたした。17歳のホルヘ・

り、宗教を超えお党䞖界の人びずの救いず平和のために

ベルゎリオは、特別な方法で、神の憐れみが圌自身の

働きたす。䞖界䞭の人びずが教皇のこずを芪しみをこめ

心の奥底に䞋っおきたこずを匷く感じたず、埌に語っ

お「パパ」ず呌びたす。

おいたす。

ドン・ボスコの颚

No.23

October 2019

05


特集

Welcome, Pope Francis!

い぀くしみず喜びの䜿埒

Episodes

教皇フランシスコはこんな人 自然に自由に行動する人

けんきょ

謙虚な人

貧しい人の友ずなる ・ 冬 の倜、貧しい人が「毛垃が欲

・ ä¿® 道院で飌っおいる牛や豚など

しい」ず神孊院を蚪ねおきた。

の䞖話をした埌、シャワヌを济

ベルゎリオ神父は扉を開けお䞁

びお「くさいかなぁ」ず蚀い

寧 に接し、自分の毛垃をその人

ながら、倧䜿の接客をしおいた。

にあげた。

おい

ねい

・ 圌 が倧叞教の時、車で送りたし

・ 人ず䌚っお、別れる時にはい぀も

・ よ く「貧しい人から孊べ。シン

ょうず声をかけるず、 「ありがず

「私のために祈っおください」

プルな信仰をも぀人から孊べ」

う。でも、バスや地䞋鉄に乗る

ず蚀う人。

ず蚀っおいた。

こずにしおいるんだ」ず答えた。

・ 教皇就任埌初の䌚芋で「あなたは 䜕者ですか」ず質問されお、 ぀み

「私は眪 びずです。䞻む゚スか ら芋぀められおいる者です」ず 答えた。

人に仕える人

平和の実珟のために 行動する人

・ キリストの受難ず埩掻を蚘念す

ばん さん

る聖週間に、教皇は「䞻の晩逐

・ 内戊が続く南スヌダンの指導者や

の倕べのミサ」をロヌマ近郊の

教䌚指導者たち招いお、バチカン

刑務所で叞匏。最埌の晩逐でむ

で2日間の黙想䌚が行われた。教

゚スが匟子たちの足を掗ったこ

皇はサルバ・キヌル倧統領ず、

ずを思い起こしながら、人を支

・ アルれンチンにいた頃、毎月24

反政府勢力を率いるリダク・マ

配するずいう野心を超えお、互

日の早朝、ブ゚ノスアむレスのア

シャヌル氏に䌚うず、ひざたず

いに奉仕し合い、兄匟ずしお生

ルマグロにある扶助者聖マリア

いお2人の足にキスをした。そし

きるようにむ゚スは教えおいる

祈りを倧切にする人

倧聖堂に来おミサをささげ、ド

お、戊争の火が氞久に消され、

ず語った。教皇は「掗足匏」で

ン・ボスコが祝犏した聖マリア像

平和ず和解のうちに未来を築け

さたざたな囜籍の12人の受刑者

の前で1時間あたり祈っおいた。

るよう願った。

䞀人ひずりの足を掗った。

神が䞎えおくださったも のを、愛をもっお守る人

人を探す人

サッカヌが倧奜き

・ ベ ルゎリオ神父教皇の本名

・ ア ルれンチンのサッカヌクラブ

・ 「マリアずずもにむ゚スを守るこ

が36歳でむ゚ズス䌚のアルれン

「サン・ロレン゜・デ・アルマ

ず。被造物党䜓を守るこず。す

チン管区長になった時は難しい

グロ」の熱心なサポヌタヌ。

べおの人、ずくに貧しい人を守

時代で、共同䜓から離れおした

サレゞオ䌚のロレン゜・マッサ神父

るこず。自分自身を守るこず。

った䌚員もいた。圌は管区長に

これが、ロヌマ叞教教皇の

なるずたず、その人たちを探し

果たすべき務めです」ず蚀った。

お呌び戻した。

匕甚参考資料ホアン・カルロス・アむダル神父「新教皇フランシスコの玠顔」 『カトリック生掻』2013 幎 5 月号 平林冬暹神父「歎史の䞭の教皇ずいう存圚」 『カトリック生掻』2013 幎 5 月号 VATICAN NEWS 2019 幎 4 月 11 日、18 日付 ANS 2013 幎 3 月 14 日付 austraLasia 2013 幎 3 月 19 日付

教皇フランシスコの半生がわかる映画

おすす

DVD『ロヌマ法王になる日たで』 出挔ロドリゎ・デ・ラ・セルナ、セルヒオ・゚ルナンデス、ほか 監督ダニ゚ヌレ・ルケッティ 113分 日本語字幕 2015幎制䜜 軍事政暩䞋のアルれンチンで危険を恐れずに苊しむ人や貧しい人に寄り添っお きた教皇フランシスコの知られざる激動の半生を、事実に基づいお描いた映画。

06

Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019

め

がオラトリオで地域の子どもたちのた めに創蚭したクラブ。本誌 p.19参照


Words of Pope Francis

教皇フランシスコのこずば

あなたが神を探さないずきでも、 神はあなたを探しおいたす。 あなたが神を忘れたずきでも、 神はあなたを愛しおいたす。 2019幎4月29 教皇によるツむヌト

「過去のない聖人も、 未来のない眪びずもいたせん。」 けん そん

神の呌びかけに、 謙 遜に、 誠実にこたえればいいのです。 2016幎4月13日 バチカンでの䞀般謁芋

人生ずは、 䜕かを手に入れるための時間ではなく、 愛するための時間なのです。 2018幎11月7日 バチカンでの䞀般謁芋

䞀人がっちで垌望をもち続けるこずはできたせん。 垌望をもち続けるには、 支え合う共同䜓が必芁なのです。 2017幎2月8日 バチカンでの䞀般謁芋

眪びずであるわたしず䞻の関係、 これこそ救いの生呜線です。 自分は正しいず思えば、 救いの関係はなくなりたす。

もしわたしたちが聖曞を携垯電話ず

2016幎4月20日 バチカンでの䞀般謁芋

同じくらい垞に持ち歩き、 メヌルを読むのず同じくらい

閉じこもり、 安党にしがみ぀いお病んだ教䌚より、

神様からのメッセヌゞを読んだずすれば、

町に出お行っお傷぀き、汚れた教䌚のほうが奜きです。

いったい䜕が起こるでしょう。 2017幎3月5日 お告げの祈り

2013幎11月26日 䜿埒的勧告『犏音の喜び』

神の子らしく生きるずは、 りんじん

こ どく

隣 人を愛し、 å­€ 独や困難の䞭にいる人たちに

持っおいる物を人びずず分かち合うずきにだけ、

寄り添うずいうこずです。

わたしたちは本圓に豊かになれたす。

2014幎7月1日 教皇によるツむヌト

分かち合われたものは増やされるのです。 2013幎7月25日 ブラゞル リオデゞャネむロのスラム街で

出兞 『日めくり 教皇フランシスコ』

教皇フランシスコの Twitter をフォロヌしよう

著者教皇フランシスコ 写真 L’Osservatore Romano

教皇フランシスコ邊蚳 @chuokyo_pope

蚳・解説片柳匘史 ドン・ボスコ瀟 2019 幎 11 月発行予定 より抜粋

おすす

日本カトリック䞭倮協議䌚による、教皇フランシスコの邊蚳リツむヌト。

め

https://twitter.com/chuokyo_pope ドン・ボスコの颚

No.23

October 2019

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特集

Welcome, Pope Francis!

い぀くしみず喜びの䜿埒

おす

 すめ

Questions & Answers おし

きょう

こう

教えお フランシスコ教皇さた せ かいじゅう

こ

お がみ

か

侖 界䞭の子どもたちが手 玙を曞いお、 きょうこう

し぀ もん

教 皇フランシスコに質 問しおみたした

たわ

こ

ず

み

呚りにいる子どもたちを芋るずき、 おも

どんなふうに思っおいたすか

ゞョアン

おもやさしくお あたた

き

も

枩かい 気 持ち

になりたす。 あなた こ

み

のような子どもを芋る こころ

おお

き がう

ず、 心 に倧きな垌 望 がわきあがっ

さい

10歳ポルトガル

こ

おきたす。 わたしにずっお、 子 ど み

み

み らい

み

もを芋 るずいうこずは、 未 来 を芋 しあわ

るずいうこずなのです。

んなずいっしょにいるこずが、 わたしを幞 せ いっ しょ

にしおくれたす。 みんなず䞀緒にいられない じ かん

す

ずきは、む゚スさたずいっしょに時 間を過 はな

ごし、む゚スさたにみんなのこずを話し きょう こう

おいたす。 教 皇ずしお、 わたしはみん おも

なずいっしょにいたいず思っおいたす。

きょう こう

はたら

なか

教 皇ずしお働く䞭で なに

たの

䜕が楜しいですか

ナディト さい

9歳ベルギヌ

こ

子どものころ、

た

す

おどるのは奜きでしたか

プラむア

くさんおどりたしたよ ほん ずう

たの

本 圓 に 楜 し かった で

おお

す 倧きくなっおからは、タ す

ンゎをおどるのが奜きでした。

さい

6歳アルバニア

しあわ

ひょうげん

おどりは、よろこびず幞せの衚珟ですよね。 おお

ひず

倧きくなっおたじめすぎる人 にならないよ こ

サ

し あい

み

ほん ずう

ッカヌチヌムの詊 合を芋るのは本 圓に倧 す

だん け぀

いた

うに、子どもたちよ、今はおどりなさい

だい

み

奜きです。 チヌムワヌクず団 結を芋られ せん しゅ

じ ぶん

るからです。 もしある遞 手 がすべおを自 分 だけ た

でやろうずすれば負 けおしたうでしょうし、チヌ せん しゅ

す

ムメむトはその遞 手を奜きになれない じょう ず

でしょう。 侊 手 にサッカヌをするた めには、 みんなでプレヌしなけれ ばならないのです。

なぜサッカヌが す

奜きなのですか

りィン さい

8歳䞭囜

08

Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019


せ かい じゅう

こ

し぀ もん

きょう こう

侖 界 äž­ の子どもたちからの質 問に、 教 皇フラ こた

ンシスコが、やさしく、キチンず答えたす。 かみ

せ かい

぀く

たえ

なに

出兞 『フランシスコ教皇さたぞ』

「な 「神さたは䞖界を創る前、䜕をしおいたの」 かみ

質問䞖界の子どもたち

あく た

ぜ神さたは、 悪 魔をやっ぀けないのですか」 ほん しょ

す

ば

し぀ もん

答えフランシスコ教皇 蚳片柳匘史

こた

 本曞には玠 晎らしい質問ず答えがいっぱい

ドン・ボスコ瀟 2016 幎 より抜粋

せ

かい

かみ

う぀く

侖 界をもっず矎しく、 すばらしくするために、 のこ

じん せい

しおくださる、すべおのよ かん しゃ

え

いこずに感 謝しおほほ笑 みたいで かみ

残りの人 生で

ハンネスず リデりァむ

神

さたがわたしたちのために

づよ

かん しゃ

す。 神 さたのがたん匷 さにも感 謝 くる

なに

あず䜕をしたいですか

さい

ひず

こ

し

あ

たいです。 子 どもたちがむ゚スさたず知り合う たす

9歳オランダ

たす

したいです。 苊しんでいる人 びずを助 けおあげ せ かい

ど れい

のを助 けたいです。 侖 界 から、 奎 隷 がたったく ねが

いなくなるようにずも願っおいたす。 せ

侖 ば しょ

かいじゅう

あらそ

かい け぀

界 䞭のすべおの争いを解 決するこずはできた ち きゅう

せんが、 わたしたちは、 地 球 をもっずよい ど りょく

せん そう

か

å Ž 所 にしようず努 力 するこずができたす。 戊 争 に勝 ほう ほう

せん そう

はじ

぀ためのいちばんよい方 法は、 戊 争を始 めないこず

どうしたら せ

かい じゅう

あらそ

だずいうこずを、 人 びずにわからせなけ

侖界 䞭の争いを

ればなりたせん。 ç°¡ 単 でないのはわ

解決できたすか

ひず

かん たん

かっおいたす。 でも、 やっおみたす。

かい け぀

マむケル さい

9歳ナむゞェリア

あなたもやっおみおください。

たず

ご

なぜ、 貧しくお、 た

もの

ひず

食べ物のない人が

た

たくさんいるのですか

ティ゚リ さい

7歳オヌストラリア

らん、 もうパンはありたす ち きゅう じょう

ひず

地 球 侊 には、 すべおの人 じゅう ぶん

た

もの

が食 べるのに十 分な食 べ物 がある ほん ずう

もん だい

のです 本 圓 の問 題 は、 たくさん も

ひず

ほか

ひず

わ

あ

持っおいる人 が、それを他 の人ず分 け合うのを いやがっおいるこずなのです。 わたしたちは、 も

ざい さん

た

もの

わ

あ

たな

持っおいる財 産 や食 べ物を分 かち合うこずを孊

も

ひず

き せき

ばなければなりたせん。 そうすれば、すべおの

お

し䞀぀奇 跡を起こせるずしたら、わたしはす こ

こ

ひず

み

しあわ

人が満たされ、だれもが幞せになるでしょう。

べおの子 どもをいやすでしょう。 なぜ、 子 くる

こころ

ず

どもたちが苊しむのですか わたしの心はそう問 な

いかけおいたす。 む゚スさたは泣いおおられたす。 な

かな

泣くこずによっおわたしたちの悲しみを な

わかっおくださるのです。 わたしは泣 な

くのをためらいたせん。 あなたも、泣 ひ぀ よう

くのをためらう必 芁はありたせんよ。

ひず

き

せき

もし䞀぀奇 跡を お

起こせるずしたら、 なに

䜕をしたいですか

りィリアム さい

がっしゅうこく

7歳アメリカ合 衆 囜

ドン・ボスコの颚

No.23

October 2019

09


特集

Welcome, Pope Francis!

い぀くしみず喜びの䜿埒

Message for the Young

Message for Salesian Family

若者の皆さんぞ

サレゞオ家族の皆さんぞ

2018 幎 2 月 パ ナ マ で 開 催 さ れ た 侖 界 青 幎 の 日 World Youth Dayで、 教皇は若者たちに「恐 れずに幞せになっおほしい」ず呌びかけたした。

「幞せであれ。 愛されおいるず感じよう。

若者たちのために、 リスクのある決断を しおください

䞀緒にいるず感じよう。 きみは䞀人ではないよ

本物、真実であれ。 友情そしお共に倢芋るこずを喜がう。 ワクワクしお、熱意をもっお。 萜ち着いお挑戊に立ち向かおう。 神の善を信じよう。 神があなたに求めおいるこずを探そう。」 ANS 2018幎2月26日付

Prayer for Families

家庭を倧切に、 人類の䞭心にしよう

教皇フランシスコずサレゞオ䌚総長アンヘル・フェルナンデス・アルティメ総長のツヌシ ョット。2015幎6月、トリノの扶助者聖マリア倧聖堂で。

ドン・ボスコ生誕200呚幎を祝う2015幎の6月21日、 教皇フランシスコはむタリア・トリノを蚪問。 サレゞ オ䌚事業発祥地ノァルドッコの扶助者聖マリア倧聖 堂で、サレゞオ家族ず共に過ごしたした。教皇はドン・ ボスコの墓の前で祈った埌、 30分以䞊にわたり自ら

党䞖界の教䌚が毎日の祈りの䞭でささげるために教

のサレゞオ䌚ずの関わりやサレゞオ家族ぞのメッセヌ

皇が瀺す「教皇の祈りの意向」がありたす。 2019

ゞを芪しく語りたした。 その芁旚を玹介したす。

幎8月は、 家庭のために祈るよう呌びかけたした。

「どのような䞖界を、わたしたちは未来に残した

芪

愛なるサレゞオ家族の皆さん、私は皆さんにお䌝えした いこずがたくさんありたす。皆さんが教䌚のためにしおく

いでしょうか。家庭のある䞖界を残そうではあ

ださるこずに感謝したす。宣教垫ずなっおくださっお本圓にあり

りたせんか。家庭を倧切にし、そこが未来の真

がずうございたす。手玙も曞きたしたが圢匏的すぎるので、ここ

や

の孊び舎 、自由の息づく堎所、人類の䞭心ずな るようにしたしょう。そしお、家庭の䞭に、個人 や共同䜓の祈りのための特別な堎を保ちたしょう。 皆で祈りたしょう。家庭が、祈りず愛に満ちた生

ではサレゞオずの思い出をお話ししたす。私はフェルナンデス総 長ずアルれンチンですでに知り合いで、䞀緒に働きたした。

サレゞオ䌚員に導かれた少幎時代 サレゞオ家族にずおも感謝しおいたす。私の家族はサレゞオ䌚

掻を通しお、いっそう“真の人間的成長の孊

ず深い぀ながりがありたす。父はむタリアからアルれンチンに枡

び舎”ずなっおいきたすように。」

るずすぐ、聖カルロ小教区の扶助者聖マリア倧聖堂ぞ行き、そこ

VATICAN NEWS 2019幎8月1日付

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Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019

で倚くのサレゞオ䌚員ず出䌚いたした。


1949幎、小孊6幎生のホルヘ・マリオ・ベルゎリオ教皇フランシスコ 。ホルヘは兄

むスラム過激掟から18か月ぶりに解攟されたサレゞオ䌚宣教垫トマス・りツンナリル神

ず䞀緒にラモス・メゞア・サレゞオ孊院珟圚のりィルフリド・バロン孊院に通っおい

父を迎える教皇フランシスコ2017幎9月

たした。教皇フランシスコはサレゞオの同窓生です

私の父ず母は、サレゞオ䌚宣教垫のもずで結婚したした。その

2番目は、聖䜓ぞの愛です。サレゞオ家族は兞瀌をよく準備

叞祭のもずで私はよく告解ゆるしの秘跡をしたものです。圌

し、䞊手に説明するのが埗意なので、子どもたちが聖䜓の神秘を

しょう め い

は私に掗瀌を授け、召呜叞祭ぞの道を導き、神孊校からむ

䜓隓する助けになりたす。

゚ズス䌚に入る手助けをしおくれたした。

3番目の教皇ぞの愛は、1人の人間に限られるものではありたせ た

ひ

はな むこ

母は5回目の劊嚠をした時1幎間、䜓が麻痺した状態でした。

ん。教䌚の花婿の代衚者、教䌚の長䞊ずしおのペトロぞの愛で

その叞祭の手助けで私たち兄匟はサレゞオ䌚の孊校に通うこず

す。教皇ぞの愛の背埌には、教䌚に察する愛があるのです。

ができ、私はその小孊校を卒業したした。

若者の危機にドン・ボスコのように挑戊する 扶助者聖マリアずの深い぀ながり 19䞖玀末、ドン・ボスコが生きた時代のむタリアには、本圓に 私はサレゞオの孊校で、聖母マリアを愛するこずを孊びたし

悪魔的な思想がはびこっおいたした。トリノは悪魔的な堎所の1

た。5月24日が来るたびに、私は扶助者聖マリアのもずを蚪れ、

぀でしたが、そこからどれほど倚くの聖人が茩出されたこずでし

花を持っおいき、おずめマリアに祈りたした。よくサレゞオ䌚員

ょう ドン・ボスコは、教育を受けられず仕事のないストリヌト

に、 「扶助者聖マリアの祝犏を䞎えおください」ず頌みたした。こ

チルドレンず共に働きたした。自分の聖職を危険にさらしおたで

うした経隓ができたこずを神に感謝しおいたす。この経隓によっ

働いたのです。

お、私は恐れたり欲望に執着したりするこずなく育぀よう助けら

今のむタリアでは、25歳以䞋の40% の若者に仕事がありたせ

れたした。たた、喜びず祈りのうちに前進するよう助けられたし

ん。孊ぶこずも、仕事もできたせん。ドン・ボスコが盎面したこ

た。

ずず同じ難問に盎面しおいたす。このような若者たちをひき぀け おください。ドン・ボスコなら䜕をしたでしょうか スポヌツ

母マルゲリヌタのように導く

です スポヌツは芪亀を深め、互いを高め合う健党な競争をも たらし、共に働く喜びぞ導きたす。そしお、教育です。この40%

サレゞオ䌚員は矎しさや仕事に぀いお私に教え、愛情深く心

の若者は䜕かを必芁ずしおいたす。サレゞオ家族の皆さんはこの

の成長を導いおくれたした。ドン・ボスコは少幎たちの情緒を成

危機ず向き合い、創造的にこの挑戊に応じるべきです。

長させるこずができたした。なぜなら、圌には情緒面を育おおく

通りにいる子どもたちに食べ物を䞎えたしょう。空っぜのお腹

れた母芪がいたからです。ドン・ボスコを理解するためには、圌

で神を賛矎するこずはできたせん 通りを芋おください。若者

の母マルゲリヌタを理解しなければなりたせん。今日のサレゞオ

たちを芋お、リスクのある決断をしおください。恐れおはいけた

家族の皆さんは、息子の心を導いた母マルゲリヌタのように、

せん。ドン・ボスコは恐れたせんでした。

少幎少女たちを導くこずができおいたすか

サレゞオ䌚員から孊んで決しお忘れないこず、それは若者を 喜びぞ導くずいうこずです。䞻が私たちに䞎えおくださるすべお

ドン・ボスコの3぀の愛 ドン・ボスコは、聖母マリア、聖䜓、教皇ぞの愛に぀いお語る こずをためらいたせんでした。3぀の愛です。 ドン・ボスコが第1に愛したのは、聖母マリアでした。おずめ マリアに祈り、自分自身を神に委ね、倚くの危険に立ち向かいた した。

のこずから導かれる喜びで、矎しいこずです。

教皇フランシスコのメッセヌゞを YouTube で芋よう 教皇フランシスコのメッセヌゞやバチカンのニュヌスを、 VATICAN NEWS の YouTube 動画英語・むタリア語・ スペむン語などで芋られたす。 https://www.youtube.com/user/Vatican

ドン・ボスコの颚

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連茉むンタビュヌ

ドン・ボスコの 教え子たち 今、様々な分野で掻躍しおいる

もりもず ゆうき

サレゞアンな同窓生を玹介したす。

1986 幎 倧 阪 府 束 原 åž‚ 生 た れ。倧阪星光孊院䞭孊校  高 ● 取材・文線集郚

等 å­Š æ ¡ 卒 業。 神 戞 倧 å­Š 経 営 孊郚を卒業埌、広告代理店の ベンチャヌ䌁業ぞ就職。その 埌、出䌚った仲間たちず教育 系ベンチャヌの tanQ æ ª 匏 䌚 瀟を蚭立。子どもの「知りたい やっおみたい」を育む探究型・ 知育型通信教育ず探究型孊習 塟の運営、教材制䜜を行う。

We are

DB

tanQ株匏䌚瀟 創業者

森本 䜑玀さん

's Students 倧阪星光孊院䞭孊校高等孊校OB

勉匷する意味も、生きる意味もわからなかった青幎が、

孊校に自分の居堎所を䜜らなくおはず思っお、お笑いに粟を出

ある授業をきっかけに、孊び探求する喜びに目芚め、起

したした。挫才を研究しお、台本を曞いお、お笑いラむブを開催

業をめざすこずに。教育系ベンチャヌを起業し、子ども が楜しみながら「探求する力」を育む仕掛けづくりに取 り組む森本䜑玀さんにお話を䌺った。

したりしお、孊校では人気者でした。勉匷が嫌いで、倧孊に行く 意味がないず思っおいたので、高校3幎でみんなが受隓勉匷しお いる時に、僕は挫才のコンクヌル「M-1グランプリ」に出堎。自 信満々でしたね。ずころが自分のお笑いは孊校の倖では党然受け ざん ぱい

ない。1回戊で惚敗でした。プロは舞台に登堎した瞬間に笑いを

倧阪星光孊院に入孊したきっかけは

ずっお、声の出し方も間のずり方も、才胜が党然違う。スパッず あきらめが぀いお、受隓勉匷に切り替えたした。

小孊校5幎生の時、父芪が私立䞭孊の受隓を勧めおきたんです。

いわ き

すごく印象に残っおいるのは、䞭高6幎間お䞖話になった岩城 し もん

実家の呚蟺はあたり治安がよくなかったので「息子は私立に入れ

志門先生です。毎朝、僕の頭をヘッドロックしおきお、「今日は

おみるか」ず思ったらしく、私立なら倧阪星光孊院以䞋、星光

䜕か悪いこずしおぞんか」ず聞いおくるんです。今孊校に着い

がいいず聞いたようです。僕自身はずいうず、圓時は自分のこず

たばかりなんですけど笑 。勉匷が苊手でも、そんなふうに䜓

を倩才だず思っおいたした。呚りに勉匷をする人がいなくお、普

圓たりで関わっおくれる先生がいお、僕は嬉しかったです。

通にしおいただけなのですが笑 。倩才だから受かるずいう 思い蟌みず勢いで、星光に合栌したした。

倧孊に入っお、 今の仕事にいたるたでの経緯は

孊生生掻の思い出は

勉匷する意味がわからないたた倧孊に進孊しお、初めの2幎間 入孊したのに、最初は孊校に行きたくなくお。地元の仲間は楜

はほずんど孊校に行きたせんでした。ずころが、倧孊3幎の時に

しく青春しおいるのに、星光では同じ進孊塟出身者どうしがすで

出垭した䞉品和広教授の経営戊略の授業で目を開かされたした。

に知り合いで、僕だけ䞀人がっち。同玚生の話を聞くず、芪が瀟

たずえば、 「なぜ戊争が起こったのか」ずいう問いから始たっお、

長ずか医者ずかで、僕がいる堎所じゃないんだず感じたした。ず

哲孊や宗教も含めあらゆる教科を暪断しお授業を展開したり、

ころが柔道郚に入郚したら、友達ができお楜しくなっお。毎幎の

『八甲田山』ずいう映画を芋お「この戊略をどう思うか」ず議論

合宿も楜しかったです。勉匷以倖のこずが孊校ぞ行く理由でした。

させ、䌁業で䞍祥事が起きた堎合にどう察応したらよいかを考え

成瞟は垞に䞋から2番をキヌプ。䞡芪から「勉匷しなさい」ず蚀

たりするんです。

われなかったのは救いでした。

䞉品教授の「君たちは正解を孊んできたかもしれない。でも、

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み しなかずひろ

はっ こう だ さん


å­Šç¿’å¡Ÿ tanQLABO の出匵むベント。倧人も子どもず同じ目線で䞀緒に孊ぶこずができる。

通信教育 tanQ2uest の教材の䞀぀、元玠バトルゲヌム「アトモン」に小孊生も倢䞭 オンラむン授業では講垫や受講生ず察話し、個別にフィヌドバックも行う。

くさり

興味をも぀こずは、䞖界ず぀ながる鎖だず思いたす。 䞖の䞭のこずに正解はない。だから孊ぶんだ」ずいう蚀葉が胞に

知識の習埗も倧事ですが、耇数の人間が䟡倀芳をぶ぀け合っお

刺さりたした。それたで僕は詊隓のための勉匷で孊ぶ意欲を倱っ

孊び合う「深く察話的な孊び」を倧切にしおいたす。瀟䌚で共に

おいたしたが、 「勉匷っお、めっちゃおもろいやん」ず。同時に、 「も

生きおいくためには、 「なぜ」 「どうすれば」ずいう問いに぀

いきどお

っず幌い時に蚀っおよ」ず憀りを感じたした。それからは二十

いお、いろいろな人の意芋を聞き、自分なりの意芋を䌝え、䞀緒

歳たでマンガしか読んでいなかった僕が、むさがるように本を読

に力を合わせお探求するこずが必芁だからです。

むようになりたした。するず、瀟䌚に出る意味も、生きる意味も

䞍登校の子どもが幎々増加しおいたす。䞖界ずの぀ながりの意

わからなかった僕に、やりたいこずがたくさん出おきお、起業し

味を芋倱っお、自分が透明になっお消えおしたいそうだずいう子

おダむナミックな経営をしおみたいず思うようになったんです。

どももいたす。興味をも぀こずは、䞖界ず぀ながる鎖だず思いた

倧孊卒業埌は広告代理店のベンチャヌ䌁業に就職したした。起

す。教える偎が進化しなければなりたせん。楜しみながら「探求

業セミナヌに通い、課倖掻動をするうちに、今の䌚瀟の仲間ず出

する力」を育む仕掛けを぀くっおいきたいです。

くさり

䌚い、意気投合しお、教育で起業するこずにしたした。「教育」 ずいう、倢䞭になれるものに出䌚えたんです。

若い人たちぞのメッセヌゞを

今の仕事内容は

自分の過去を振り返っおみお、苊しいこずや、ひどいこずもた くさんあったけれども、歩んできた道は党郚正しかったず、今は

タンキュヌ

tanQ 株匏䌚瀟では、子どもの「知りたいやっおみたい」

思えたす。今、苊しいずか、生きるのが嫌だず思っおいる人には、

を育む教育サヌビスを提䟛し、その教材を制䜜しおいたす。むン

その苊しみは、未来の自分のために䞎えられおいるんだよ、ず䌝

タヌネットの動画を利甚しお、広くあたねく誰でも、手頃な䟡栌

えたいです。きっずその苊しみは、掻かすために䞎えられおいる。

で孊べるのが特城です。今は䞻に小孊生を察象に、探究型・知育

僕はそう受け止めお乗り越えおきた気がしたす。

型通信教育の「tanQ uestタンキュヌク゚スト 」ず、探究型 2

孊習塟の「tanQLABOタンキュヌラボ」を運営しおいたす。 孊校や孊童保育などにもサヌビスを提䟛しおいお、僕はいろんな 堎所に出匵しお子どもたちず䞀緒にワヌクをするこずに力を入れ おいたす。 勉匷には興味がない、必芁ないず思っおいる人にこそ、遊ぶよ

tanQ 株匏䌚瀟 東京郜枋谷区千駄ヶ谷4-10-1 マリア千駄ヶ谷ビル B1 https://www.tanqfamily.com

うな感芚で仲間ず共に考える䜓隓を通しお、奜きなこずに出䌚い、 孊ぶ楜しさに出䌚っおほしいず願っおいたす。tanQ2uest の教材 は、動画を楜しんで疑問をもち、実隓やゲヌムなどの䜓隓孊習を

倧阪星光孊院

通しお、家族や友達ず共に孊ぶ仕掛けになっおいたす。倧人は教

䞭孊校・高等孊校

壇に立぀必芁はなくお、子どもず同じ目線で孊んだり、子どもの

倧阪府倧阪垂倩王寺区 䌶人町1-6 http://www.osakaseiko.ac.jp

成長を䞀緒に喜んで䌝えたりする立堎になりたす。

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サレゞオ家族が関わりをも぀ 䞖界そしお日本の颚景を玹介したす。

Anisakan

Anisakan Republic of the Union of Myanmar アニサカンミャンマヌ連邊共和囜 公甚語ビルマ語 ミャンマヌ連邊共和囜は東南アゞアのむンドシナ半島西郚にあり、140以䞊の民族からなる倚民族囜家。むギリス統治時代は民族 によっお分割統治され、独立埌は歊力闘争ず軍事政暩による独裁、民䞻化運動、近幎ではむスラム教埒のロヒンギャ虐殺問題などで、 珟圚も玛争による難民は数十䞇人にのがる。サレゞオ䌚は1939幎から宣教垫を掟遣。軍事政暩䞋で教䌚や孊校を政府に没収され 50幎間の孀立した困難な時期を乗り越えお、地域の貧しい人びずのために蚺療所や青少幎の寮・教宀オラトリオの運営を続 けおいる。サレゞオ䌚のチャヌルズ・マりン・ボヌ枢機卿は、ミャンマヌのカトリック教䌚のリヌダヌずしお、スヌチヌ政暩、今 も匷暩を握る軍郚、少数民族の間で仲介を果たしながら、人びずが平和のうちに民族・宗教を超えお共に生きるために尜力しおいる。

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芪の迎えを埅぀幌皚園の子どもたち。サレゞアン・シスタヌズの志願 ドン・ボスコの寮・教宀オラトリオで孊ぶ少幎たち。攟課埌は奜きなスポヌツで思い切り遊ぶ。

生に甘える園児も。

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Salesian Family in the World

侖 界 の サレゞオ家 族 ニュヌ ス

シ゚ラレオネ

ブラゞル

傷぀いた青少幎のために 勇気をもっお声を䞊げ、行動する

サレゞオ連垯キャンペヌン 箄100䞖垯を支揎 News Source:

ANS

News Source:

「こ の 嚘 さ ん は 料

2019 幎 8 月、 ブ ラ

理が䞊手なんですっ

ゞル・レシフェ管区のア

お」教皇フランシス

ラカゞュに あ る サレゞ

コは、2019 幎 2 月、

オ扶 助 者 聖マリア高 等

バチカンのサンピ゚

å­Š æ ¡ は、7 月 の 豪 雹 で

トロ広堎で䞀般謁芋

倧きな被 害を受けたラ

に集たった矀 衆 の 片

ゞル・セルゞッぺ州リア

隅にいるサレゞオ䌚 のホルヘ・クリサフッ

バチカンで教皇フランシスコず謁芋するシ゚ラレオネのアりグ

スタさん

チュ゚ロの被灜家庭に、 食糧や生掻必需品など

リ神父に尋ねた。 教

ANS

豪雚灜害被灜地でボランティア掻動を行うサレゞオ扶助者聖

マリア高等孊校の生埒

を届けた。

皇はすぐに、その芪しみやすい

たした。教皇はアりグスタの頭

同 高 æ ¡ の 叞 牧 事 務 局による

子ども甚のおもちゃなど、さた

人柄でアりグスタず打ち解けお

に手を眮 いお祝 犏されたした。

ず、この被灜者支揎の取り組み

ざたな 支 揎 物 資 を 集 めた。 被

話し始めた。

アりグスタず共に、サレゞオ䌚

には教職員・協働者・生埒・保護

灜地では 8 日間にわたっおこれ

シ゚ラレオネから教皇に䌚い

の取り組みによっお救い出され

者が協力し、保存できる食糧や

ら の 物 資 を 配 垃し、100 侖 垯

に 来 た 20 æ­³ の アりグ スタ は、

たすべおの少女を祝犏しおくだ

飲料氎、衣類、おむ぀、シヌツ、

ほどを支揎した。

6 歳で孀児ずなり、売春を匷芁

さいたした。

される路 侊 生 掻をしおいた 16

サレゞオ䌚やドン・ボスコ・フ

歳の時に、フリヌタりンにある

ァンブ ル が 囜 際 的 な 意 思 決 定

「ドン・ボスコ・ファンブル」に保

の堎にいるこずは、人暩擁護掻

護された。 珟圚は小さなレスト

動にずっお倧事だず気づきたし

ランを開き、匷制売春の犠牲ず

た。子どもや未成幎を、実際に、

なったほかの少女たちに料理を

効果的に守るこずになるからで

教えおいる。

す。䟋えば、シ゚ラレオネのフ

クリサフッリ神 父 はフリヌタ

リヌタりンでも、このドキュメ

りン の è·¯ 侊 で、 早 朝、 ほ か の

ンタリヌ映画を倚くの行政圓局

サレゞオ䌚員ず共に、6 歳から

者たちの前で䞊映したした。ド

14 歳ほどの性的搟取を受けお

キュメンタリヌでは立堎を乱甚

いる少 女 たち が 身を寄 せ お い

する譊 察 官 た ち も 登 堎したす

る所を巡り歩き、枩かい食べ物

が、 そ の 1 週 間 埌、 è­Š 察 庁 長

や薬を届け、その地獄から遠く

官から、匷制売春の犠牲ずなっ

離れた安党な家に来るよう提案

お いる未 成 幎 ぞ の 察 応に぀ い

する蚪問掻動を行っおいる。

お指針が発衚されたした。それ

教皇ずの出䌚いに぀いお、ク

には、子ども、少女たちず性的

リサフッリ神 父は次 のように語

関 係をもった譊 察 官を解 雇し、

る。「フリヌタりンで 匷 制 売 春

即刻裁刀にかけるずいう察策も

の犠牲ずなっおいる少女たちの

含たれおいたした。

珟 実に぀ いお、ドキュメンタリ

たた 私 た ち は、 倧 çµ± 領 倫 人

スペむン

第32回アメンセル・アヌバンキャンプに 1100人の青少幎が参加 News Source:

ANS

スペむン・オりレンセのアヌバンキャンプに参加した 1100 人以䞊の青少幎

ヌ映画 “LOVE”スペむンのメ

を蚪問掻動に巻き蟌むこずに成

ディア が 制 䜜 を 通しお、1 幎

功し、぀いに倧統領は「未成幎

2019 幎 8 月、 ス ペ ã‚€ ン・オ

掻 動 が 行 わ れ、ふ だ ん 倏 は 眠

間かけおペヌロッパ䞭で玹介し

の 性 的 虐 埅に関 する囜 家 緊 急

りレンセにあるサレゞオセンタ

ったようになるオりレンセの 街

おきたした。 そ の 最 終 目 的 地

宣 蚀」を発 衚したした。これに

ヌの「ズベニル・アメンセル䌚」

は、 出 䌚 いず祝 祭、 侀 臎 の 雰

で、私たちは教皇にアりグスタ

よっお今では、虐埅を受けた少

は、32 回 目ずなる街 äž­ で のア

囲気にあふれ、若者たちがリヌ

の 話 をしたした。“この 侖 の 地

女 は 無 料 で 医 療を受 ける暩 利

ヌバンキャンプを開催した。 今

ダヌシップを発揮する堎に生た

獄”を通ったこず、ドン・ボスコ

があり、譊察組織の䞭にこうい

幎 の スロヌガンは、 「アヌバン

れ倉わった。キャンプの開催者

ず出䌚い、教育ず職業蚓緎を通

った 犯 眪 を èµ· 蚎 する特 別 な 機

キャンプ倏のミッション」 。879

が若者たちに信頌し、耳を傟け、

しお“救い”を埗たこずを話した

関 が 創 èš­ され、虐 埅 事 件 の た

人 の 子どもず161 人 の 若 者 が

圌らに声を䞎えるこずによっお、

した。 教 皇 は 人 身 売 è²· や 搟 取

めの 優 先 制 床 が 裁 刀 所に蚭け

参 加、118 人 の ア ニメヌ タ ヌ

若 者たちは生き生きず掻 躍し、

などを根絶するため懞呜に闘っ

られ、そのような犯眪を犯した

が 同 䌎し、 合 わ せ るず1,158

町は「ボスコ・スタむル」の若々

おおられ、アりグスタが経隓し

人間は終身刑をもっお眰せられ

人がキャンプに参加した。

しい喜びに包たれた。

たこずに匷い関心をもっおくれ

るこずになったのです。」

テヌマに基づいおさたざたな

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Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019


SFW 南スヌダンの人は、誇り高く、

D B Kドン・ボスコ基 金は 特に助けが必 芁な青 少幎の保 è­· 育成を支 揎する サレゞオの基 金です。 サレゞオ 䌚の創 立者ドン・ボスコの粟 神を受け継ぎ、貧 困・家 庭 問 題・灜 害 等により、特に 助けを必 芁ずする青 少 幎を保 è­· 育 成 する囜 内 倖のプロゞェクトを支 揎しおいたす。

DBKりェブサむト http://salesians.jp/about/dbk 機関誌「DBKだより」バックナンバヌも ご芧いただけたす。

DBKドン・ボスコ基金では、ボリビア、モンゎル、南スヌダン、 東ティモヌル、日本囜内など、 䞖界各囜のサレゞオ関係グルヌプに よる青少幎の保護育成プロゞェクト等を支揎しおいたす。 ご寄付くださる方は、 䞋蚘の振蟌口座たでたたは本誌ずじ蟌みの 払蟌甚玙におお振り蟌みください。 郵䟿振替口座番号00190-5-292253 加入者名ドン・ボスコ基金

るこずができおいる賜 物です。

箔 粋 な 心 の 持 ち äž» です。 私 は

たいおいのNGOは、プロゞェク

村の人たちに、皆さんからの支

トでない限り、そのずきだけ届

揎が、有り䜙る䞭から出された

けられたものを配り、埌はい぀

ものではなく、欲しい物を買わ

来るのかわからない状況です。

ないでお金を貯めたり、子ども

いた、私の郚屋から、オラト

たちがお菓子をがたんしたりし

リオ教 䌚 が 運 営 する孊 校に

お貯めたお金を送っおくれおい

参加しおいる子どもたちの声が

るのだず話しおいたす。恩着せ

響いおいたす。日本の皆さんか

がたしいず思われるかもしれた

らの支揎で賌入したポヌタブル

せんが、日本のサレゞオ家族の

ステレオで 音 楜を流しな がら、

皆様が支揎しおくださる思いを

運 動 堎でサッカヌ、バスケット

きちんず䌝えるこずで、感謝を

ボヌルなどを楜しんでいたす。

知らなかった人たちが感謝する

遊 んだ埌はロザリオを唱えお、

ようになり、道ですれ違うず感

家に垰りたす。

謝の気持ちを蚀う人も出おきた

日本ず南スヌダンは遠い囜ど

した。これは本圓に倧きな倉化

うしですが、サレゞオ家族の絆

です。

に結ばれお助けられおいるこず

これもひずえに、皆様からの

に感謝しおいたす。 ありがずう

ご支揎で定期的に食糧支揎をす

ございたす。

ベトナム

聖マリア職業蚓緎センタヌの建蚭プロゞェクト ベトナム・ タむビン教区 グ゚ン・ノァン・デ叞教サレゞオ䌚

※通信欄の寄付意向にチェックを入れお、寄付金額をご明蚘ください。寄付者氏名の 非公衚をご垌望の方は、払蟌甚玙に「匿名垌望」 ☑チェックマヌクをご蚘入ください。

プロゞェクトを進めおおり、支揎

南スヌダン共和囜

しおくださる恩人を探しおいた

日本ず南スヌダン、 サレゞオ家族の絆に結ばれお

す。寄宿制蚓緎センタヌは半分 ほど建蚭が進んでおり、信埒た ちがほずんど手䜜りで建おおい たす。専門家はごく少数で、機

む゚スのカリタス修道女䌚宣教女 シスタヌ䞋厎優子

械はほずんどなく、手䜜業です。 グ゚ン・ノァン・デ叞教右ず春山ラップ神父

でも、自分たちの手で䜜っおい るずいう喜びがありたす。 このような掻動が続けられる

ベトナムは瀟䌚䞻矩囜で、宗 教 掻 動に察する芏 制 が 厳しく、 宗教団䜓が掻動するこずを囜は 喜びたせん。しかし、サレゞオ 䌚は職業蚓緎校を静かに始め、 人びずからの支揎もあり、今で は 5 ぀の職業蚓緎校を運営しお いたす。たた、サレゞオ䌚はハ ンセン氏 病 患 者や 身 䜓 障 害 者

祈りをささげる南スヌダンの神父ず村の人びず

のために働いおおり、囜は支揎 はしたせ ん が 黙 認しおいたす。

い぀も、私たち南スヌダン共

んが支揎しおくださるこずを説明

和 囜 の 人 びずの ため æž© か いご

し、皆で日本の皆さんのために

支 揎をしおくださり、心より感

感謝の祈りを唱えおいたす。以

謝いたしたす。皆様がい぀も心

前はもらうこずが圓たり前で、 「少

にかけおくださっおいるこずに、

ない」ず䞍 満さえこがしおいた

私たちは励たされおいたす。

村の人たちが、今は「ありがずう」

食料を配る前、䞻任神父様は

アラビ ア語 で「シュクラン」 ず

必ず日本のサレゞオ家族の皆さ

笑顔で蚀う人が増えおきたした。

ベトナムでは、障害者の倚くが 芪から芋捚おられおしたっおい たす。この方々が生きおゆくた めに、仕事をする堎所を芋぀け、 瀟䌚に奉仕できるようになれば ず願っおいたす。 珟圚、障害者のための聖マリ ア職業蚓緎センタヌを建蚭する

のは、皆さん䞀人ひずりが支え おくださるからです。 皆さんの ちょっずした犠 牲で助けを必 芁 ずする方々を生かすこずができ るのです。 今、教䌚が発展しないのは、 教 䌚 の äž­ だ け で、 矎しい 儀 匏 をしおいるからではないでしょ うか。 教䌚が出おいくこずによ っお、人ず出䌚うこずによっお、 瀟 䌚 に奉 仕 するこずによっお、 教䌚の発展に぀ながっおいきた す。DBKドン・ボスコ基金は そのような働きを担っおおられ たす。皆さんが私たちず協働し おくださるこずで、新しい良い ものが生たれるず思いたす。ご 支揎ずお祈りをよろしくお願い いたしたす。

ドン・ボスコの颚

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サレゞアンピヌプル S a l e s i a n

P e o p l e

䞖界そしお日本のサレゞアンな人たちを玹介したす。

Taisha, Ecuador

アグスティヌス・トヌゎ Fr. Agustinus Togo, SDB

神父

゚クアドル管区 Taisha, Ecuador

サレゞオ䌚神父にしおサッカヌ遞手 アマゟン地方の若者ず出䌚うために サレゞオ䌚のアグスティヌス・トヌゎ神孊生は、 人生の倧きな決断を迫られおいた──プロのサッカヌ遞手 こた

になる道か、それずも、神の呌びかけに応えお神父ぞの道に進むのか──。逊成支郚の有志によるチヌムが、 き

ろ

トヌゎ神孊生の出身地であるむンドネシアのプロサッカヌチヌムず芪善詊合をした時、 圌は人生の岐路に立 った。トヌゎ神孊生はその詊合で、 芋事なボヌルさばきで皆の目をくぎ付けにしたのだ。

──神父になったずいうこずは、

──サッカヌは䜕歳から始めたしたか

サッカヌを捚おたのですか トヌゎ神父 子どものころに始めたした。私は海沿い トヌゎ神父 私はこのスポヌツを捚おたせんでしたよ。

の地方の出身で、家は浜蟺の近くにありたした。友達

サレゞオ䌚の神父になっおからも、サッカヌを続けお

ず浜蟺でサッカヌをしお遊び、詊合が終わったら海で

いたす。䞖界䞭どこにいおも、たくさんの人をひき぀

泳ぎたした。私の人生で、サッカヌは倧きな意味をもっ

けるこのスポヌツをありがたいず思っおいたす。私が宣

おいたす。さたざたな人ず出䌚い、友情を分かち合い、

教垫ずしお働いおいる゚クアドルのアマゟン地方でも、

盞手をサポヌトするこず、尊敬するこず、謙 遜 などの䟡

サッカヌはずおも人気がありたす。今はここで、アチュ

倀を孊ぶこずができるからです。

アル族の人びずのために働いおいたす。

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Salesian Bulletin Japan

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けん そん


S a l e s i a n

し がく

──叞 牧掻動のなかで、 サッカヌはどのような意味をもっおいたすか トヌゎ神父 サッカヌは倚くの人を動かしたす。ワヌル ドカップが開催されるず、皆、仕事の手を止め、詊合 を芳戊したす。アチュアル族の人たちも同じです。詊 合やチャンピオンシップがあるず、若者たちは 1 週間、

P e o p l e

Column

サレゞオがルヌツの 匷豪サッカヌクラブ CA サン・ロレン゜・ デ・アルマグロ

2 週間かけお歩いお行くのをものずもせず、詊合に出 かけたす。サッカヌ遞手になりたい、もっずうたくなり たいずいう気持ちが、若者たちの䞭に匷くあるのです。 それで私はひらめきたした。 “サッカヌを通しおむ゚ス・ キリストの愛を䌝える方法を詊しおみたらどうだろう” ず。犏音宣教ずは、宣教垫の神父がやっおきお、教䌚 でミサをしお、告解眪の告癜を聎いお  ずいうこ ずだけではないず思いたす。教皇フランシスコが蚀うよ うに、私たちは出かけお行かなければなりたせん。宣

アルれンチンのサッカヌクラブ「サン・ロレン゜・デ・アルマグロ」の創蚭に協

教するいろいろな方法を芋぀けなければなりたせん。

色は、オラトリオにあった扶助者聖マリアの絵から取ったずのこず。

──どんな倢をかなえたいですか

力したロレン゜・マッサ神父ず遞手たち。マッサ神父によるず、ナニフォヌムの

アルれンチンの銖郜ブ゚ノスアむレスを本拠地ずするサッ カヌクラ ブ「CA サン・ロレン゜・デ・ア ル マ グ ロ」 は、 アルれンチンリヌグの匷豪クラブの䞀぀。 「サン・ロレン゜」

トヌゎ神父 私の倢は、アチュアル族の村にサッカヌ

の愛称で芪したれるこのクラブは、サレゞオ䌚叞祭ロレン

の孊校を蚭立するこずです。若者たちはテクニックを

゜・マッサ神父が責任者を務めおいた、ブ゚ノスアむレス

向䞊させたいずいう意欲がありたすが、そのような孊 校はただありたせん。その準備のため、今幎 2 月、私

のアルマグロ地区にあるサン・アントニオ・オラトリオで 1908幎に誕生した。 アルマグロ地区の教䌚近くの通りでサッカヌをしおいた

は「サッカヌず科孊」をテヌマずした 3日間の䌚議に参

少幎たちが安党な堎所で思う存分走り回れるように、ロレ

加したした。ワサケンツァの集萜で、この孊校のアむ

ン゜・マッサ神父が教䌚の敷地を提䟛したのがきっかけだ。

デアを実行に移し始め、ほかの集萜でもトレヌニング

少幎たちがグラりンドを䜿う条件は、毎週日曜日のミサに

を行っおいたす。 ──アチュアル族の若者の堎合、 どのような困難がありたすか

参加するこずだった。マッサ神父は、読み曞きなど生掻に 必芁なこずもオラトリオで少幎たちに孊ばせ、別の堎所に 異動しおも、少幎たちやクラブのこずをい぀も心にかけお いた。 マッサ神父は1949幎10月31日に亡くなったが、クラブ の顧問を務めたラりル・゚ントラむガス神父は次のように

トヌゎ神父 今、倖郚から来る倚くの問題がありたす。 麻薬、テクノロゞヌの誀った䜿い方などです。ずきに若 者たちは、 そういったこずに関わっおしたいたす。 目暙は、 若者たちの関心をひき぀けるためにスポヌツを甚い、

蚘し おい る。「 サン・ロレン゜・デ・ア ル マ グロ・クラ ブ ぞの愛は、マッサ神父の呜であり死であった。喜びであり、 ドラマであった。サン・ロレン゜はマッサ神父にずっお霊 的な子であった。マッサ神父は父ずいうよりも母芪のよう に サ ン・ロレ ン ã‚œ を 愛 し た。

圌らをそれらの悪埳から埐々に匕き離すこずです。そし

そ の 勝 利に 歓 喜し、そ の 敗 北

お、若者たち自身が、ほかの若者たちのためにアニメ

に苊しんだ。」

ヌタヌ・教育者ずなる機䌚を提䟛したいず考えおいたす。

2019幎4月1日、サン・ロレ ン゜・デ・アルマグロは111æ­³ の 誕 生 日を 祝った。ア ル ã‚Œ ン

News source ANS

2019 幎 7 月16 日蚘事より

「ANS」は䞖界のサレゞオ家族ニュヌスサむト。毎日䞖界各

地のサレゞオ関連ニュヌスが英語・むタリア語など6か囜語で 玹介されおいたす。http://www.infoans.org/

チン の 匷 豪 サッカヌクラ ブ の 侀 ぀ で あ る だ け で なく、 バ ス 「サン・ロレン゜・デ・アルマグロ」 ケットボヌルやバレヌボヌル、 ホッケヌなどにも掻動は広がっ おいる。

のナニフォヌムを受け取る教皇フ ランシスコ。 教皇はこのチヌムの 熱烈なサポヌタヌずしお知られる。

News source “ANS”2019 幎 4 月 2 日蚘事より

ドン・ボスコの颚

No.23

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祈りながら歩く、 歩きながら祈る。

「韍の目」ず蚀われるトンネルを抜けお。それぞれの召呜を分かち合いながら歩きたした

぀ながれ 2 0 1 9 . 8 . 2 3 - 2 7 サレゞオ青幎 SYM JAPAN

Salesian Youth Movement Japan

2016 幎 の 侊 五 島 å·¡ 瀌、

サレゞオ高専・サレゞオ孊院・

2017幎の宮厎巡瀌に続き、

日向孊院同窓生、星矎短倧圚

2019幎も「祈りながら歩く、

孊生、目黒星矎教員、ドン・

歩きながら祈る」をテヌマに

ボスコ瀟瀟員、サレゞオ䌚哲

青幎巡瀌を行った。蚪れたの

孊生ず、3修道䌚の同䌎叞祭・

は 鹿 児 島 県 の 奄 矎 倧 島

シ ス タ ヌ を 含 め お13人。 珟

30あ る 教 䌚 の う ち、 以 例 の

地の信埒の方々ず亀わり、雄

18の教䌚を埒歩で巡った。

倧な自然の䞭で祈りの時を過

あた み おお した

おおかさ り

あか き な

たいら

❶倧笠利 ❹赀朚名 ❺平 お

け

ぶ

ごした。

き せ

あか お

ぎ ば

お䞖話になった鹿児島教区

❻手花郚 ❌喜瀬 ❜赀尟朚

ずコンベンツァル聖フランシ

❿瀬留 ⓫韍郷 ⓬安朚屋堎

スコ修道䌚、む゚スのカリタ

⓭嘉枡 ⓮秋名 ⓯芊花郚

ス修道女䌚の皆様ず、お祈り

⓰倧熊 ⓱浊䞊 ⓳名瀬

くださったすべおの方に感謝

せ どめ

た぀ごう

あん き ゃ

か

あき な

あし け ぶ

ど

だいくた

ふる た たち

うらがみ

こ しゅく

な

ぜ

ち な

ぜ

Ⓨ叀田町 ㉓小宿 ㉔知名瀬 巡瀌団は、調垃・碑文谷・ 䞋井草・鷺沌・倧和教䌚青幎、

Salesian Bulletin Japan

たくさんの人が私たちのためご飯を䜜っおくれたした

文・写真 SYM JAPAN 事務局

No.23

October 2019

波の立たない韍郷の海の倜明け

奄矎倧島の

2

カトリック教䌚

1 13 12 11 6  笠利 15 14韍郷 10 16 8 7 5 17 9 3

分垃図

奄矎倧島 28

宇怜村

23 24 19 名瀬 20

25

27

26

倧和村

21

18

22

䜏甚 58 29

瀬戞内町

しお、5日間の旅の恵みを分 かち合いたいず思う。

20

奄矎倧島

30

加蚈呂麻島 䞎路島

請島

0 蚪れた教䌚


今たで自分がどのように神さた を考えおいたか振り返るこずが できたした。 3、 4時頃起床で 箄20km を歩くスケゞュヌルに は驚き、 䞍安もありたしたが、 歓迎しおくれた奄矎の方々のお

この透き通った海  

かげで歩き切れるこずができた した。 皆さんの優しさに 心 動

最近は忙しさにかたけお教䌚か

かされお、 普 段 忘れがちな思

ら離 れおしたい、 祈りも機 械

いやりや感 謝の気 持ちの倧 切

的に行っおいた郚分がありたし

さを匷く感じたした。 18歳・星矎短倧圚孊生

たが、 巡瀌に参加したこずで、 カトリック赀尟朚教䌚。教䌚を蚪れるたび、

意識づけせずずも自然ず深く祈

ロザリオの祈りを䞀連ささげたした

るようになっおいたした。 島の 方の枩かさは涙が出そうなほど

å·¡ 瀌を振り返るず、 矎しい情

うれしく、 感謝以倖䜕も出おき

景 ばかりが 思い出されたす。

たせんでした。 䜕か私 が恩 返

私は歩くこずが倧奜きですが、

しできるこずはないかず考える

巡瀌で歩くのは特に奜きです。 皆で目的 地 に向かっお、 ぀ら さや苊しさ、 そしお矎しさを共

日々でもありたした。 星のような圢をしたカトリック小宿教䌚

28歳・鷺沌教䌚青幎

有し、 時に倚くの人に助けお もらい、 たた元 気に歩く。 こ の私たちの生き方を歩いお䜓感 するこずが、 SYM の 歩く目的 の䞀぀ではないかず思いたした。 21歳・䞋井草教䌚青幎 早朝は真っ暗。 ハブに気を぀けながら歩きたした

カトリック安朚屋堎教䌚。信埒の方がそうめんを甚意しお埅っおいおくれたした 

歩きながらそれぞれの召呜を分 かち合いたした。 皆ず神さたず のドラマを知れおよかったです。 たた、 島の方が 「皆が来おく れたから、 私たちも集たっお神 さたに心を向けるこずができお、 矎しい島唄に合わせお、島の人ず䞀緒に皆で螊りたした

若い人のために頑匵らなきゃず 思えた。 ありがずう」 ず蚀っお

奄 矎で出 䌚った方 侀 人ひずり

くださり、 その心の枩かさず、

の蚀 葉や行い、 たた神さたが

私たちのも぀若い力のすばらし

造られた自然をずおしお倚くの

さを改めお感じたした。

愛をいただきたした。 こんなに

24歳・サレゞオ孊院 OB

も匷く愛を感じたからには、

カトリック喜瀬教䌚。この巡瀌のためにご像を塗 り盎しおくださったずか ?!

私ももっず 「生かされおいる」 ずいう感芚をもっお、 神さたの

青幎たちが受けた恵みを分かち合うべく、SYM

愛を䜓珟しおいきたいず思いた

JAPAN の公匏ホヌムペヌゞにお合宿参加者の感

した。 神さたの無限の、 無償

想文を公開しおいたす。

の倧きな愛を、 人に察する行 いをもっお讃えたいです。 20歳・日向孊院 OG

「SYM 奄矎感想文」で怜玢 ものすごい日差しでした。

https://sym-japan.themedia.jp/

皆こんがり焌けたした

ドン・ボスコの颚

No.23

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21


ル ヌト ポ ヌレ ク ス むフ ラ サ

ã‚ž

ア

ン

い しお ョむ ã‚ž 。 ゚ン たす 掻を 介し 生 æ ¡ ご玹 が孊 k から ん o 皆さ ebo 校の Fac å­Š や 族の HP オ家 校の ã‚ž 各 サレ を、 様子

レ

る

星矎孊園小孊校 東京郜北区

広島平和孊習 日向孊院でのサマヌスクヌルの様子

玹介・芋孊、校内芋孊など、短い時間で盛りだくさんのプログ ラムでした。 翌4日は、小孊生を察象にしたサマヌスクヌルが開催された した。サマヌスクヌルは孊ぶ楜しさを䜓隓しおもらうために、 日向孊院の先生や生埒がアシストするずいう䌁画です。今幎は 同窓生の応揎もありたした。䜓隓授業は理科、技術、矎術、家 庭科、パ゜コン、曞道があり、倏䌑みの自由研究のヒントにも なるので、小孊生から人気の䌁画です。日曜日の暑い䞭でした

星矎孊園小孊校 6 幎生の広島平和孊習、 平和蚘念公園で

が、倧勢の小孊生ず保護者の方々が来校しおくださいたした。 2019幎6月12〜14日の3日間、星矎孊園小孊校6幎生が広 のがりちょう

島平和孊習に参加したした。初日は広島垂立 幟 町 小孊校ずの 亀流䌚を行い、お互いの孊校玹介では、孊校の特色を䌝え校歌 ひ ろう

を披 露 。被爆ピアノを囲んで、歌の亀流䌚では玠晎らしいハヌ かな

モニヌを奏でるこずができたした。次に蚪れたカトリック幟町 教䌚の䞖界平和蚘念聖堂では、みこずばの祭儀を行い、䞀人ひ

サレゞオ孊院高等孊校 神奈川県暪浜垂

党囜高等孊校総合文化祭 郷土研究郚門で文芞郚歎史班が最優秀賞

ずりが立おた平和の決意をおささげしたした。 2日目は、平和蚘念公園の蚘念碑・慰霊碑をめぐり、平和蚘 念資料通で被爆䜓隓談を聞きたした。生埒たちは、被爆された 方の実䜓隓に真剣に耳を傟けおいたした。広島平和蚘念資料通 では原爆による悲惚さを孊びたした。その埌、3぀のグルヌプ に分かれお老人ホヌムを蚪問しお亀流䌚。歌のプレれントや肩 叩きを行い、普段聎くこずができないお話を䌺っお、貎重な経 隓ずなりたした。倜は元安川の川ぞいで、平和のずもしびの集 ずうろう

いを行いたした。原爆ドヌムの察岞で灯籠に火をずもしお祈り ず歌を捧げ、平和の䜿者ずしおの誓いを立おたした。

党囜高等孊校総合文化祭の郷土研究郚門で、 最優秀賞を受賞したサレゞオ孊院高等孊 校の文芞郚歎史班のメンバヌ

3日目は、原爆の子の像の前で、聖歌ず祈りを捧げたした。 本川小孊校ではボランティアガむドの方からお話を䌺い、圓時

2019幎7月27日〜8月1日に䜐賀県で開催された「第43回

被爆した校舎を間近に芋぀぀、黙祷 をささげたした。

党囜高等孊校総合文化祭」総文祭の郷土研究郚門研究発

もくずう

衚の郚で、サレゞオ孊院高等孊校の文芞郚歎史班が最優秀賞

日向孊院䞭孊校・高等孊校 宮厎県宮厎垂

高校オヌプンキャンパスず サマヌスクヌル

22

を受賞したした。 研究発衚したのは、高校3幎の向阪倧雅さん、田䞭良埁さん、 高校2幎の䌊藀慧人さんの3人。 「盞暡倧山の神仏分離 ―倧山埡 垫の動向を䞭心に―」をテヌマに、江戞時代に流行した倧山詣 などに぀いお2017幎秋から研究に着手し、今幎2月には䌊勢

2019幎8月3日、日向孊院高等孊校のオヌプンキャンパスが

原垂で開催されたたちづくりサミットで事䟋発衚やパネルディ

開催され、倚数の䞭孊3幎生が来校したした。高校オヌプンキ

スカッションにも参加しおきたした。

ャンパスは生埒䌚が䞭心になっお運営し、孊校説明をはじめ、

今回の総文祭の郷土研究郚門には党囜から21校が出堎する

新しい倧孊入詊に぀いおの説明、制服玹介、行事説明、郚掻動

なか、サレゞオ孊院の文芞郚歎史班の玄2幎にわたる地道な研

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究が実を結んでの最優秀賞ずなりたした。

サレゞオ工業高等専門孊校 東京郜町田垂

ものづくりチャレンゞ倧䜜戊 in たあちに参加

郜城聖ドミニコ孊園高等孊校の文化祭「愛真祭」で、 生埒たちの集合写真

ドベル挔奏がありたした。昌䌑みには、調理飲食物の販売、フ ラワヌアレンゞメントの展瀺販売、動画䞊映䌚、アトラクショ ンなど、各クラスがそれぞれのカラヌを出しおクラス展瀺発衚 を開催。午埌は、ダンス郚の挔技披露、家庭郚のファッション 子どもたちに「ものづくり」を教えるサレゞオ高専電気工孊科の孊生たち

2019幎8月18日、東京郜町田垂の子どもセンタヌたあち で、「第1回ものづくりチャレンゞ倧䜜戊」が開催され、サレ ゞオ工業高等専門孊校サレゞオ高専電気工孊科の孊生たち が講垫ずしお参加したした。このむベントは町田呚蟺の䌁業、 䞭孊校・高等孊校・専門孊校・倧孊の教員、孊生、生埒、そ しお民間教育団䜓の䌚員のボランティアが協力しお「ものづく

ショヌ、個人発衚など、生埒それぞれのすばらしいタレントが 発揮された発衚を楜しみたした。 笑顔あふれる2日間ずなり、駆け぀けおくださった保護者や 卒業生の皆さん、ありがずうございたした

倧阪星光孊院高等孊校 倧阪府倧阪垂

党囜高等孊校総合クむズ倧䌚で優勝

り」を小孊生に教える機䌚です。教員ではなく孊生が講垫ずな っお、䜜品を぀くる面癜さや工倫、原理などを教えるこずが倧 きな特城です。 今回、サレゞオ高専の孊生たちは小孊3幎生以䞊を察象に、 導電性のむンクを甚いた回路マヌカヌで自分の奜きな回路を描 いお LED を点灯させる「お絵描き回路を぀くろう」ずいう講 座を実斜。講垫ずなった電気工孊科の孊生たちは、普段の教わ る偎から、子どもたちに LED の仕組みや䞊列・盎列぀なぎな どの電気工孊を教える偎ずなり、講矩を行いたした。教える こずの難しさを感じながらも、教わる子どもたちの「わからな

党囜高等孊校総合クむズ倧䌚の決勝戊出堎者倧阪星光孊院のチヌムは写真䞭倮、 優 勝杯を囲む 3 人 写真提䟛䞀般瀟団法人日本クむズ協䌚

い」が「わかった」に倉化する時の達成感を感じるこずがで きる良い機䌚ずなりたした。

2019幎8月24日、「第2回ニュヌス・博識甲子園」党囜高 等孊校総合クむズ倧䌚、䞀般瀟団法人日本クむズ協䌚䞻催が

郜城聖ドミニコ孊園高等孊校 宮厎県郜城垂

東京で開催され、倧阪星光孊院高等孊校のチヌムが党囜倧䌚初 出堎で芋事に優勝したした。党囜の頂点に茝いたのは、倧阪星

創立50呚幎蚘念の愛真祭 開催

光孊院高等孊校の山川李成さん、朚村秀倪さん、䞉奜桜倪さん

2019幎9月6〜7日、郜城聖ドミニコ孊園高等孊校では文化

182チヌムが参加し、党囜倧䌚は予遞䌚を勝ち抜いた䞊䜍8æ ¡

祭「愛真祭」が開催されたした。創立50呚幎蚘念にちなんで

が出堎。各校3人1組で早抌しクむズやボヌドクむズに挑戊し

「Keep 50ing」ずいうスロヌガンを掲げ、躍動的で熱い文化

たした。時事問題を䞭心に、科孊、歎史、芞胜音楜など幅広い

の3人によるチヌム。党囜8郜垂で行われた予遞䌚には103æ ¡

祭ずなりたした。

ゞャンルから出題され、日頃のクむズで鍛えた知識力だけでな

初日は、開䌚匏ず生埒䌚によるオヌプニング、オヌストラリ

く、趣味や SNS を通じた情報収集力、ひらめき力などさたざ

アずフィリピンの姉効校での留孊䜓隓、匁論、英語暗唱匁論な

たな知力が発揮されたした。

どの発衚が行われたした。2日目の午前䞭は、クラスで緎習を 重ねおきた合唱のコンクヌルや、合唱郚の発衚、音楜郚のハン

ドン・ボスコの颚

Sa No.23

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R life! 23

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ゞオ サレ

家族

探蚪

Visit the Salesian Family

各地の ドン・ボスコの仲間を 玹介したす!

キ

リストの愛“カリタス”の粟神で 信頌できる医療ず心枩たるケアを届ける蚺療所

玄束から40 幎埌、倖海町長圓時の平

な盞談に応じ、介護や支揎を必芁ずする

野歊光氏に盞談し、出接・牧野地区で病

方が適切なサヌビスを受けられるよう調敎す

䞖界文化遺産の地、長厎・倖海。先

める人に医療を提䟛すべく1980 幎 9月8日

るケアマネヌゞャヌも圚籍しおいたす。

祖から連綿ず受け継がれおきた豊かな歎

に開蚭されたした。

●

そずめ

䞖界遺産の地、 倖 æµ·

史、玠朎な深い信仰ず矎しい山、空、海、 ふう

そしおひずきわ矎しい倕陜ず自然豊かな颚 こう めい び

●

地域に根差した医療・介護を提䟛

●

カトリックの医療斜蚭ずしお

カリタス蚺療所の“カリタス”は、ラテン語

光 明 媚な地。この地は神様のみ手の玠晎

長厎垂の健康蚺断、予防医孊、初期

で神の“愛”を意味しおいたす。キリストの

らしさを日々実感するこずのできる堎所です。

医療プラむマリヌケアを䞭心に据え、終

私たちに察するい぀くしみ深い愛を瀺す蚀

そんな玠敵な堎所にカリタス蚺療所はあり

末期医療タヌミナルケアたで適切な倖

葉です。この“カリタス”の粟神で、䞀人ひ

たす。

来、入院蚺療を提䟛しおいたす。たた、通

ずりのかけがえのないいのちを倧切にするこず

院が困難な方には医垫、看護垫等がご自

は、私たちにずっお最も倧事なこずです。そ

宅を蚪問し病状の経過芳察や健康チェッ

れは信頌できる医療、心枩たる看護、介

む゚スのカリタス修道䌚の創立者アントニ

ク等に察応しおいたす。䜏み慣れた我が家

護を通しお利甚される方に心身の安らぎを

オ・カノォリ神父サレゞオ䌚が、1940 幎

で、人生の最埌を過ごしたいずご垌望され

䞎えるものです。䞀人ひずりが垌望する「私

●

蚺療所蚭立の起源

がん

頃、修道䌚ぞの召呜を求めおこの地を蚪

る癌 末期の方にも、より良い時を過ごしおい

はこうありたい」、10 人いれば 10 人それぞ

れ、倚くの子女が応じたこずに感謝し、将

ただくためにご本人、ご家族を䞭心に圚宅

れの「こうありたい」ずいう垌望がありたす。

来この地で䜕か瀟䌚事業を起こすこずを圓

ケアを支える方々ず連携し、ご自宅での生

「自宅で過ごしたい」そのために圚宅医療

掻をサポヌトさせおいただいおいたす。様々

を、「自宅 近くで入 院し治 療したい」 「最

し

぀

時の出 接 教䌚䞻任叞祭に玄束したした。

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6

7 カリタス蚺療所で働くスタッフの皆さん。 地域に䜏む方のご自宅を看護垫が蚪問。 リハビリテヌションの様子。 4䜵蚭する介護老人保健斜蚭でのレクリ゚ヌション。 癒しの空間をお届けする院内ギャラリヌ長厎の教 䌚展村川幞二様画。 母の日のお祝いに病棟を蚪問。 毎幎 11 月、 過去 1 幎に亡くなられた方々を偲び、 ご遺族ずずもに捧げる远悌ミサ。

8

協働者ずの祈りの集い。

9

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カリタス蚺療所

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9クリスマスはミサ埌にアットホヌムなパヌティを開催。

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む゚スのカリタス修道女䌚 長厎県長厎垂西出接町

埌はここで」そのために入院斜蚭を、「リハ ビリをしお元気になりたい」そのためにリハビ こた

リテヌションを  。すべおに応えるこずはで きないけれど、少しでも「こうありたい」を実 珟するために協力したいずいうのが私たちの 姿勢です。 䞀人ひずりのいのちに泚がれるキリストの 枩かいい぀くしみ深いたなざし、病める人に

健康ふれあいフェスタ 2019 inカリタス 2019 幎 10 月 19 日土10 時〜 13 時 カリタス蚺療所にお 地域の方々ずの亀流を目的に、隔幎開催し おいるむベントです。保育園の子どもたちの和 倪錓をオヌプニングに、鈎朚和人さんの倧道 芞、長䞎圚䜏の心で撮る写真家池田勉さん の「長厎・朜䌏キリシタン祈りの里」写真展、 長生き味噌汁詊食䌚やアロマ䜓隓、歯のブ

差し䌞べられる優しい手、氞遠の幞犏ぞ

ラッシング指導、肌幎霢チェック、ミニバザヌ

の望みを語られるキリストに導かれ、来院さ

等を䌁画しおいたす。 どうぞお立ち寄りください。

れる方に、心のこもった枩かい関わりで「ほ っずした」 「来およかった」ず感じおいただけ

カリタス蚺療所

るよう、医療・介護を通しお地域に貢献し、

長厎県長厎垂西出接町 67-5 http://www.m-caritas.jp/clinic

『地 域に根 差し、愛され、信 頌される蚺 療所』を目指しお日々努力しおいたす。 文・写真カリタス蚺療所提䟛

健康ふれあいフェスタでの和倪錓挔奏

暙抜科目内科、消化噚内科、埪環噚内科、県科、 歯科、リハビリテヌション科 入院䞀般病床 19 床 通所リハビリテヌション定員34 名 䜵蚭斜蚭介護老人保健斜蚭 19 床、短期入所生掻 介護斜蚭 12 床、居宅介護支揎事業所

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Salesian Family in J a p a n サレゞオ家族

囜内ニュヌス

青少幎

カトリック碑文谷教䌚 日曜孊校・䞭高生䌚

野尻湖キャンプを開催

尻湖サレゞオ山荘長野県䞊氎内郡信濃

あるこずがわかる。今幎もたた、若いサ

町で毎幎行われおいる。

レゞオ䌚志願生、修緎埌の䌚員、修道士、

今幎は10歳から18歳たで、68人の少

叞祭たちに共に歩んでもらった倚くの参

幎たちを日本各地の教区から迎えた。叞

加者の䞭から、神の呌びかけに目芚める

祭、修道士、修緎期埌の䌚員、志願生な

若者がいるこずを祈っおいる。

ど倚くのサレゞオ䌚員ず、サレゞアニ・

じ぀にさたざたな圢で、聖曞孊校を通

コオペラトヌリ䌚員も、リヌダヌやスタ

しおも、若者を呌んでくださる神に感謝。

ッフずしお参加し、サレゞオらしい家庭

47幎前に野尻湖で聖曞孊校を開くずいう

的雰囲気のなかで行われた。皆がその堎

すばらしいむンスピレヌションを受けた

を自分の家のように感じ、愛情を味わい、

本田善䞀郎神父最初の日本人管区長

尊重され、共通の䜿呜を共に担い、互い

に感謝したい。

ぞの信頌が息づいおいた。 今幎の聖曞孊校のテヌマ「聖なる者に カトリック野尻湖教䌚でのキャンプに参加した カトリック碑文谷教䌚の日曜孊校ず䞭高生䌚の参加者

なろう」は、サレゞオ䌚総長によるサレ

カトリック碑文谷教䌚東京郜目黒区

から取られた。日本各地九州、四囜、

の日曜孊校小孊生ず䞭高生䌚による

関西、関東から来た参加者は、 「聖なる

毎幎恒䟋の倏のキャンプが、2019幎8月

者になろう」ずいうテヌマのもず、聖性

1〜5日にかけお、カトリック野尻湖教䌚

に぀いお考える時をもち、サレゞオ䌚の

長野県䞊氎内郡信濃町で開催された。

創立者聖ペハネ・ボスコ、ドメニコ・サ

日曜孊校は「心を぀ないで」、䞭高生䌚は

ノィオ、チマッティ神父らの生涯に぀い

「Hand in Hand」をテヌマに行われた。

お孊びながら、神が聖なる方であるよう

5日間ずも奜倩に恵たれ、野尻湖の倧自

に聖なる者ずなる自分の召呜に぀いおふ

然の䞭で神の存圚を豊かに感じながら、

り返るよう招かれた。聖なる者になるこ

参加した子どもたちは楜しく充実したキ

ずは、人間らしくなくなるこずではないず、

ャンプの日々を満喫した。

子どもたちは孊んだ。

ゞオ家族幎間目暙ストレンナ2019

教育・犏祉

サレゞオ家族協働者の手匕き

『ドン・ボスコの心で教えよう』刊行

召呜を考える聖曞孊校は、神ず出䌚う

サレゞオ䌚青少幎叞牧

数倚くの機䌚を少幎たちに提䟛しおいる。

野尻湖少幎聖曞孊校を開催

ミサ聖祭、共に祈るロザリオ、さたざた なグルヌプ掻動、ふり返りの発衚、レク リ゚ヌション、登山、朝の黙想、よく準 備されたゆるしの秘跡など。 この聖曞孊校が行われおきた過去46幎

サレゞオ家族協働者の手匕き 『ドン・ボスコの心で教えよう』 詊甚版

をふり返るず、倚くのサレゞオ䌚叞祭、

サレゞオ家族の孊校や教育機関、小教

修道士の召呜が、この聖曞孊校の実りで

区、瀟䌚犏祉斜蚭で、サレゞオ家族のメ ンバヌず䞀緒に若者・子どもたちのため に働く協働者ミッション・パヌトナヌ のための手匕き『ドン・ボスコの心で教

野尻湖少幎聖曞孊校の様子

えよう』詊甚版が2019幎6月、サレ

今幎で47回目ずなる「野尻湖少幎聖曞

ゞオ䌚日本管区より出版された。この手

孊校」は、2019幎8月8〜12日に小孊生

匕きは、過去3幎間のサレゞオ家族教職

の郚が、13〜17日に䞭高生の郚が開催

員逊成講座の内容を螏たえお、モデルず

された。聖曞孊校は山々に囲たれた野尻

しおのドン・ボスコ人生の゚ピ゜ヌド

湖のほずりの矎しい倧自然の䞭にある野

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野尻湖少幎聖曞孊校の様子

に焊点を圓お、ドン・ボスコの教育法を


芁玄しお䜜成され、ドン・ボスコの心で 教育したいず願うすべおの人のためのもの。

サレゞオ孊院䞭孊校高等孊校 教職員特別研修を開催

この協働者の手匕きを制䜜するアむデ アは、サレゞオ䌚日本管区の再構築に関 する䌚議の過皋で生たれた。たず、サレ ゞオ䌚員が事業所で協働者の教職員ずよ り良く共に働くために、ドン・ボスコの 教育法に関する甚語の統䞀を望んでいた。

倧分県児童逊護斜蚭協議䌚䞻催の新任職員研修の埌、 聖ペれフ寮に芋孊に蚪れた参加者

たた、2016幎床から2018幎床たで行わ

研修終了埌、垌望者を察象に聖ペれフ

れおきたサレゞオ家族教職員逊成講座浊 サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校での 教職員特別研修の様子

寮䞭接垂の芋孊䌚を行い、豪雚譊戒

のコヌディネヌタヌが䌁画を担圓にお

サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校神奈

者党員が芋孊を垌望し、新任職員は聖ペ

いお、ドン・ボスコの教育の䞻芁な点を

川県暪浜垂では2019幎8月31日、2å­Š

れフ寮の生掻環境や逊育のあり方に぀い

網矅するこずができ、この手匕きは過去

期が始たるにあたり教職員特別研修を実

お、斜蚭長の話に真剣に聞き入っおいた。

3幎間の講座の成果をたずめたもの2019

斜。2019幎6月に出版された協働者ミ

幎床から講座は2巡目に入っおいる。

ッション・パヌトナヌの手匕き『ドン・

この手匕きの制䜜には、サレゞオ䌚日

ボスコの心で教えよう』 詊甚版をもず

本管区プロゞェクトチヌム、サレゞオ家

に、ドン・ボスコの研究家であるサレゞ

族教職員逊成講座のコヌディネヌタヌや

オ䌚の浊田慎二郎神父を講垫に招き、サ

講座の参加者、日本のサレゞオ家族のメ

レゞオ教育の原点を確認した。

田慎二郎神父ずサレゞアン・シスタヌズ、 む゚スのカリタス䌚のシスタヌ、協働者

ンバヌ、そしお若者たちなど、倚数の関 係者が関䞎した。

泚意報が出おいるにもかかわらず、参加

同窓生

サレゞオ同窓䌚日本連合

䌚長レベル䌚合を調垃で開催

予 防 教 育 の3本 柱 で あ る ラ ã‚ž ョ ヌ ネ ragione 道理 、レリゞョヌネreligione

この手匕の目的は、今日の日本の子ど

カトリックの䟡倀芳 、アモレノォレッツ

もたちや若者たちが、サレゞオ家族の教

ァamorevolezza 愛情が教育珟堎で

育機関、瀟䌚犏祉斜蚭、そしお小教区で

どう掻かされ、たたどの点が課題なのか、

より良い教育ず逊育を受け、毎日幞せに

グルヌプディスカッションを通じお理解

暮らせるこずをねらいずしおいる。それ

を深めた。

を実珟するためには、サレゞオ的な教育

研修䌚の埌は、サビオ通2階のチャペ

環境における若者ぞのアシステンテ共

ルでミサが行われ、生埒たちが元気に2

にいる者ずしお、ドン・ボスコの教育

孊期を始めるこずができるように、たた

サレゞオ同窓䌚日本連合䌚長吉田

法を通しお教育の理念ず䟡倀芳をよりよ

より良い教育が実践できるように教職員

博史 倧阪星光孊院同窓䌚名誉顧問は、

く共有する必芁がある。この手匕きが、

皆で祈りをささげた。

2019幎7月20日、調垃サレゞオ神孊院東 京郜調垃垂で2019幎床の䌚長レベル

サレゞオ家族の各事業所における個人的 な考察のため、たた逊成の集いのための 䞡方で圹立぀よう願っおいる。 この手匕きは詊甚版であり、珟堎の教

調垃サレゞオ神孊院での䌚合に参加した サレゞオ同窓䌚日本連合のメンバヌ

聖ペれフ寮

倧分県内の児童逊護斜蚭等の 新任職員が蚪問し芋孊

およびワヌキングチヌムWTリヌダ ヌの䌚合を開催した。日本の5぀のサレ ゞオ䌚孊校の同窓䌚䌚長ず若手 WT メン バヌ、連合顧問の鈎朚正倫神父サレゞ

職員の声を聎きながら最終版ずしおたず められる予定。たた、本曞は䞻にドン・

2019幎7月2〜3日、倧分県児童逊護

オ䌚の14人が参加した。

ボスコの教育理念を扱っおおり、埌に、

斜蚭協議䌚䞻催の新任職員研修が2日間

䌚合では、各同窓䌚の近況報告や、連

孊校・幌皚園・保育園・児童逊護斜蚭・

の日皋で、児童逊護斜蚭の枅浄園倧分

合の各皮プロゞェクトに぀いお WT リヌ

小教区の各分野における実践事䟋集を制

県䞭接垂で行われ、倧分県内の各斜蚭

ダヌから進捗報告があり、意芋を亀わした。

䜜する予定。

に新たに着任した職員の33人が子どもの

たた、2020幎12月に同地で開催が予定

暩利擁護等を孊ぶべく研修に参加した。

されおいるアゞア・オセアニア地域倧䌚

ドン・ボスコの颚

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Salesian Family in J a p a n サレゞオ家族

囜内ニュヌス

に向けお、調垃サレゞオ神孊院ず呚蟺斜

こずかもしれたせん。教䌚は生きおいたす。

SNS で぀ながり、集たっお教䌚のありか

蚭を院長の田村宣行神父の案内により芋

教䌚ず共に私たちもより生き生きずしお

たに぀いお話し、ミサに参加しおいるず

孊。チマッティ資料通長であるガ゚タノ・

いくために、教䌚や幌皚園・保育園や地

いう珟状を知らせおくださいたした。私

コンプリ神父サレゞオ孊院元校長ず

域の若者たちに䜕ができるかをぜひ考え

たちは、圌らのこずをもっず知る必芁が

の懐かしい再䌚もあり、コンプリ神父は

おください」ず参加者を招いた。

ありたす。日本には苊しんでいる若者が

この招きの蚀葉を受けお、小グルヌプ

倧勢いるので、声をかけおいくこず、新

すたす必芁になりたす。期埅しおいたす」

に分かれおのディスカッションが行われ、

しい教䌚のあり方を芋぀けるこず」を参

ずメンバヌを激励した。たた、神孊院の

教䌚の若者離れに関する方策や、信者同

加者に勧めた。

地䞋聖堂にあるチマッティ神父の墓前に

志の亀流のあり方などに぀いお各教䌚の

ミッション・パヌトナヌや若者からの

お、サレゞオ同窓生ずサレゞオ䌚孊校の

事䟋をもずに、掻発な意芋亀換がなされた。

意芋をふたえお、匕き続きシスタヌたち

ために祈りをささげた。

その埌の懇芪䌚では、䞉河島教䌚の信

は埌半の䌚議を行った。

「日本のサレゞオは君たち同窓生の力がた

埒による手䜜りの料理に参加者は舌錓を 打ち、出し物を鑑賞しながら楜しい時を

修道䌚・信埒の䌚

過ごした。

サレゞオ6教䌚の集い

来幎2020幎第50回蚘念は、カト

カトリック䞉河島教䌚で開催

サレゞアニ・コオペラトヌリ

四日垂支郚・倧阪支郚合同黙想䌚を 開催

リック足立教䌚東京郜足立区での開 催が予定されおいる。

サレゞアン・シスタヌズ

ミッション・パヌトナヌらず 管区䌚議を開催

サレゞアニ・コオペラトヌリの合同黙想䌚の参加者

カトリック䞉河島教䌚で行われた 「サレゞオ6教䌚の集い」の参加者

2019幎8月31日、サレゞアニ・コオ

第 49 回 サ レ ã‚ž オ 6 教 䌚 の 集 い が、 2019幎6月30日、カトリック䞉河島教

ペラトヌリ四日垂支郚・倧阪支郚の合同 サレゞアン・シスタヌズ管区䌚議に参加した ミッション・パヌトナヌ、若者ずシスタヌたち

黙想䌚が、城星孊園倧阪府倧阪垂で

のサレゞオ䌚が担圓する教䌚足立・鷺沌・

2019幎8月20〜23日、サレゞアン・

に1床集たっお開催されるもので、今回

䞋井草・調垃・碑文谷・䞉河島から玄

シスタヌズは山䞭湖サレゞアン・シスタ

は入䌚に向けお準備をしおいる7人の方

150人が参加した。

ヌズ霊性センタヌ山梚県南郜留郡で、

も合わせお、17人が参加した。

たず、開催教䌚を代衚しお䞉河島教䌚

管区䌚議を開催した。2020幎に開催さ

指導叞祭ずしおサレゞオ䌚の吉田利満

䞻任叞祭の䞊朚豊勝神父が「皆様を熱烈

れる第24回総䌚に向けおの準備が䞻なテ

神父が講話、分かち合い、ゆるしの秘跡、

に歓迎したす。キリストのもずでの兄匟

ヌマで、サレゞオ䌚日本管区長の濱口秀

ミサなど、1日のプログラムに同䌎した。

姉効ずしおここに集っおいるずいうこず

昭神父が党日皋に同䌎した。たた、䌚議

コオペラトヌリずしおの召呜を生きる方々

を意識しながら、知っおいる人ずだけで

の前半では、サレゞアン・シスタヌズの

が、関西でさらに育っおいくこずを願っ

なく、知らない方同士でもぜひ芪睊を深

事業所で働くミッションパヌトナヌ協

おいる。

めおください」ず歓迎の挚拶を行った。

働者や、関わりのある若者たちの代衚

たた、来賓ずしおサレゞオ䌚日本管区

者も共に䌚議に参加しお、貎重な意芋や

長の濱口秀昭神父が挚拶。青少幎叞牧を

分かち合いを行った。

旚ずする修道䌚の長䞊ずしおの立堎から、

䌚議前半の締めくくりのミサでは、濱

「今日、 『若者の教䌚離れ』ず蚀われたすが、

口神父がボナノッテ就寝前の短い講話

『教䌚が若者から離れおしたった』ずいう

を担圓。 「教䌚に若者が来ないけれど、

䌚東京郜荒川区で開催され、銖郜圏

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Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019

行われた。関西に圚䜏しおいる䌚員が幎


プレれント 付き

Salesian Bulletin Japan

No.23

October 2019

サレゞオ情報の投皿を

2019 幎 10 月15 日発行 幎 2 回 4 月・10 月発行

お埅ちしおいたす

線集人 関谷 矩暹 発 行人 濱口 秀昭

本誌ぞのご意芋やご感想、たたサレゞオ家族の孊校・斜蚭・掻動グルヌプ・教

ご垌望のプレれント 䞋蚘 A 〜 B を明蚘し、お送りください。

䌚・修道院での出来事の写真ずコメントを、氏名・䜏所・電話番号・職業・幎霢・

発行所 カトリック・サレゞオ修道䌚

「ドン・ボスコの颚」線集事務局

〒160 -0011 東京郜新宿区若葉 1-22-12

電話03-3353-8355 Fax03-3353-7190 Eメヌルdbw@salesians.jp

線集・デザむン制䜜 ドン・ボスコ瀟 印刷所 日之出印刷株匏䌚瀟

ご蚘入いただいた個人情報は賞品発送以倖の目的で䜿甚いたしたせん。圓遞者の発衚は発送をもっ おかえさせおいただきたす。

応 募 ç·  切 2020幎1月31日

【Eメヌル】dbw@salesians.jp

本誌掲茉の蚘事、写真、むラストの無断転茉を犁じたす。

【F A X】03-3353-7190「ドン・ボスコの颚」線集事務局宛

© カトリック・サレゞオ修道䌚 2019

「ドン・ボスコの颚」に぀いお ─ 「ドン・ボスコの颚」はサレゞオ䌚創立者ドン・ボスコが 1877 幎 に創刊した”Bollettino Salesiano”の日本版。 サレゞオに関 わる人びずの生き方や掻動を玹介し、サレゞオ家族の絆を深め るサレゞオ䌚広報誌です。

【ハ ガ キ】〒160-0011 東京郜新宿区若葉1-22-12 サレゞオ䌚日本管区本郚 ドン・ボスコの颚 線集事務局

A

本誌をご垌望の方ぞ ご寄付のお願い

『フランシスコ教皇さたぞ』

䞖界䞭の子どもたちが教皇ぞ宛おた絵手玙。かわいら しいむラストに添えられた玔粋で難しい質問に、教皇フ

本誌をご垌望の方は、䞊蚘奥付の「ドン・ボスコの颚」線集事務 局たでお申蟌みください。 本誌は無料配垃ですが、趣旚にご賛 同くださる皆様のご支揎をお願いしたす。 䞋蚘の振蟌口座たで たたは本誌綎じ蟌みの払蟌甚玙におご寄付いただいた方に は次号より1 郚莈呈いたしたす。

ランシスコが愛情ず魂を蟌めお、やさしくキチンず答えお いる。子どもだけでなく、ぜひ倧人こそ読みたい本。 本誌p.8 〜 9で玹介。小孊校䞭孊幎〜、総ルビ付 質問ず絵 䞖界の子どもたち 答え フランシスコ教皇 èš³ 片柳匘史

郵䟿振替口座番号 00100-7-412947

H18.5×W18.5cm䞊補 72 頁 ドン・ボスコ瀟

加入者名 「ドン・ボスコの颚」線集事務局

B ドン・ボスコの颚 Facebookペヌゞ

『日めくり 教皇フランシスコ

人生を導く喜びずい぀くしみのこずば 31』

教皇フランシスコの心に響く蚀葉に、喜びずい぀くしみ にあふれる写真を厳遞、片柳匘史神父による解説も。

http://www.facebook.com/dbnokaze

毎日ペヌゞをめくっお味わえば、教皇フランシスコの蚀葉

ドン・ボスコの仲間たちず぀ながろう をクリック

ず写真に勇気づけられお、喜びのうちに生きる人生ぞず 導かれるはず!? 本誌p.7で玹介 著者 教皇フランシスコ 写真 L’Osservatore Romano 蚳・解説 片柳匘史 H17×W14.8cmリング補本 18 枚綎・31日分 ドン・ボスコ瀟

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ドン・ボスコくん @DonBoscoSha

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次号No.24は 2020幎4月発行予定です。

぀くっちゃいたした♥

「ドン・ボスコの颚」バックナンバヌは、サレゞオ䌚ホヌムペヌ ã‚ž http://salesians.jpトップペヌゞの「ラむブラリヌ」→ 「ドン・ボスコの颚」でご芧いただけたす。

LINEスタンプ「ドン・ボスコくん」 ナヌザヌ続々増加䞭 ダンディなのにお茶目でハヌトフルなドン・ボスコくん。 たたに登 堎する愛犬グリヌゞョ。日垞䌚話にほっこり笑顔を咲かせチャオ

スタンプショップぞGO「ボスコ」で怜玢

ç·š 集 埌 蚘 線集䜜業の今、ラグビヌワヌルドカップ日本倧䌚が盛り䞊 がっおいる。キャッチコピヌの「䞀生に䞀床だ」は、今回 の教皇来日にも蚀えるかも。たた38幎は自信がない しなあ笑。チャンスがあれば東京での教皇ミサには参加

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したい。この蚪日が、日本の瀟䌚、教䌚、サレゞオ家族にずっ お倧きな実りをもたらすものずなりたすように。

む゚スの銙りをお届けしたす。

#ドン ボ スコ 瀟

S

ドン・ボスコの颚

No.23

October 2019

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Salesian Family member interview ファミリヌメンバヌむンタビュヌ

今、私「○○」しおいたす サレゞオ䌚叞祭

抎本 飛里

神父

Fr. Hisato Enomoto サレゞオ孊院で

「カテ キス タ」を

しおいたす カトリック研究䌚錬成䌚にお、これから登る「山田富士」を望む

おい しょく

「カテキスタ」ずいう仕事

ず同時に、ルヌルに抵 觊 せず、 誰も傷぀けたりしないズル

今、わたしはサレゞオ孊院で「カテキスタ」をしおいたす。

はチョッずだけ痛快ですよね。   芋぀けおしたったのです、

カテキスタずいうのは本来、「掗瀌を望む人びずにキリストの

聖人ぞの近道。 神父になるこずではなく、修道䌚に入るこず

教えを䌝え、信仰生掻に向けた準備を敎える導き手」を指す

です。 聖なる人たち本人たちが蚀うのですから、確かでし

こずばです。ずころが、珟圚のサレゞオ孊院ではカテキスタ

ょうに囲たれお過ごすこず。 え 神父にはなぜ  っお、

ずいう呌称を「サレゞオ粟神を啓 蒙 する圹割・郚眲・人」ずい

玙面が足りないので、たたの機䌚に。

けい もう

う意味合いで䜿っおいたす。 具䜓的には宗教行事やボラン ティア掻動のコヌディネヌト、悩み事の盞談などをしながら、

自分の刀断に委ねられた「人びずのための人生」

サレゞオの心を広めおいたす。

珟代の若者が芋倱っおいるのは召呜です。召呜ずは「自分 第 1 人 称の 望む自 分」ではなく、「人 びず第 3 人 称が

自分は䜕に向けお存圚するのか

期 埅をかける自分」でもなく「神 様第 2 人 称が 䞎えた意

ずころで、なぜ今の自分があるのか  に぀いお、軜く觊

思・可胜性条件・コンディション  」です。「自分の人生な

れさせおください。それは「他に思い぀かなくなっおしたった」

んだから、自分で決めなさい」ず背䞭を抌され、それで玍埗

からです。 いや「マゞで」 。 自分の召 å‘œ に぀いお考え始めた

しおいおは召呜は芋いだせたせん。 自分の人生は自分だけ

時、぀たり、自分は䜕に向けお存圚するのかをハッキリさせ

のものではないからです。 自分の刀断に委 ねられた「人びず

たいず思い始めた時、ずおも「ダバいこず」に気づいおした

のための人生」です。これに気づくために、第 2 人称的芖点

しょう めい

いたした。 それは「聖人にならなければいけない」ずいうこ

ゆだ

神の芖点が䞍可欠。

ずです。 神様、 䜕ず無茶なロヌドマップでしょう 気づくん

そこで、わたしが最近心掛けおいるのは「善意の人びずか

じゃなかった!!

ら若者を守る」こず。もちろん「サレゞオの心」を広めながら、

そ

のが

うば

ずころが、県を逞らしおも逞らしおも逃 れられない。 自分

同時に、若者たちが、善意の人びずから「人生の䞻暩」を奪

の䞭に匷烈な憧 れがあり、そい぀が「自分には䟡倀がある」

われるこずの無いように「気づき」を䞎えたい。 正しい自由

ずいうこずを、泣きたいぐらいに蚎えかけおくる。「俺だっお

の䜿い方を憶えおもらうために。

あこが

たど

おが

あそこに蟿り぀けるんだぜ」 「そんなはずは無い。 幻想だ」 たず

ひ

ず振り解こうずしおも、 繰り返し纏 わり぀いおくる、 心を惹 や

しょう けい

き぀けお止たない憧 憬。「無䟡倀な自分」ず「聖人」ずの䞡者 おん びん

に可胜性を掛け合わせ、 倩 秀 にかけたずころ「やっおみるし かなかった」ずいうこず。 しかし、どうやっお 芋぀けおしたった、 聖人ぞの近道 ズルはお奜きですか もちろん、 根が真面目な本人が 蚀うのだから、確かですわたしはズルをしたくありたせん。

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Salesian Bulletin Japan

No.23

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抎本 飛里

えのもず ひさず

Hisato Enomoto

1963 幎 東 京 郜 生たれ。 建 築・土 朚・タ クシヌ運 転 手 など 様 々な 職 業を経 お、 32 歳の時にサレゞオ䌚シニア志願院ぞ 入る。 2005 幎 叞 祭 叙 階。 珟 圚、 サレ ゞオ孊院䞭孊校・高等孊校カテキスタ。 趣 味 は人 前 で 挔じな いギ タヌず手 品。 寂しがりやだが å­€ 独を愛しおいお 匕きこもりの傟向あり。


Salesian Life Story サレゞアンラむフストヌリヌ ドン ・ボスコのように生きる

でチマッティ神父ず共に過ごしたこずは、圌の人生に倧きな圱響を 䞎えたした。しかしその埌の逊成期間は、ちょうど日本の戊前、戊䞭、

ありがずう 恵矎挞吉神父 マリアに導かれた 倧胆䞍敵な人生

戊埌に重なっおいたす。戊時の思想統制や食糧䞍足などの厳し さの䞭での䜓隓が、圌の生き方、信仰をかたちづくったずいえるで しょう。䜕よりマリア信心぀いお、圌はこう曞いおいたす。「戊争は 恐ろしかったが、 それによっおマリア信心が深たったこずは事実である」 ず。 初誓願は、倪平掋戊争の始たる玄10か月前1941幎1月31日 わずら

にサレゞオ䌚員ずしお初誓願を立お、終戊埌、倧病を患いながら も1948幎12月21日に叞祭に叙階されたした。 叞祭叙階埌は、戊灜孀児救枈のためにタシナリ神父が創蚭し た東京サレゞオ孊園で働きたした。その埌、1959幎からはカトリッ ク䞉河島教䌚の助任叞祭を務めるず同時に、カトリック䞭倮協議 䌚の瀟䌚犏祉郚珟カリタスゞャパンの郚長1959〜64幎 を前任者のタシナリ神父から匕き継いで務めたした。任期埌も圌は、

2019幎6月5日、サレゞオ修道䌚叞祭 ペセフ恵矎挞吉神父が、

瀟䌚犏祉に倚倧な関心ず情熱を傟けおいきたす。高霢者・障が

老衰のため97歳で垰倩した。日本の初期のサレゞオ䌚員で、

い者ぞの配慮を欠かさない人であり、1971幎には今埌の高霢化

瀟䌚犏祉に情熱を泚いだ人生であった。

瀟䌚を芋越しお、瀟䌚犏祉法人恵矎寿苑 逊護老人ホヌム岡 線サレゞオ䌚・線集郚

郚ビヌラを創蚭しおいたす。 䞻任叞祭ずしおは䞉河島教䌚で环蚈11幎、足立教䌚で5幎 ちょう ざい

務めたした。そしお1995幎からは聎 眪叞祭ずしお働きたした。䜓力 ず気力の衰えを感じ、2016幎からは別府サレゞオハりスにお静逊。 2019幎6月5日、老衰のため垰倩。享幎97歳でした。 明るく誰に察しおもおおらかで、若い人にはどんどんチャレンゞす るように励たし、包容力のある人でした。 アむデアマンであり倧胆な策略家でもありたした。思い぀いたこず を実珟するために、知略、人脈を駆䜿したした。富士山スバル ラむンの2合目に扶助者聖マリアの巚像を建立した立圹者ずしおも ぀ちか

有名です。それたでに培った政界、経枈界の人脈で、県や囜、 宗教界からのさたざたな障害を戊略的に乗り越えお、最終的には 囜からのゎヌサむンを勝ち取りたした。 1999幎1月24日撮圱

半面、単玔玠朎な人であり、人が良すぎおいろいろな人から ぀けこたれるこずも倚々ありたした。 信心深く、特にマリア信心の人でした。ロザリオを愛し、匕退し おからは1日50本唱えるこずを日課にしおいたした。晩幎にこう曞い

「喜びの歌ず共に朝を迎えた。」

おいたす。「できるだけたくさん唱えお、母なる聖マリアの膝元に垰 り぀きたい。叞祭ずしお倚くの人の回心を願い、信仰をもっお“ア ノェ・マリア、アノェ・マリア”ず聖母の埡名を唱え぀぀、臚終

恵矎垫は1921幎倧正10幎11月20日、犏岡県瀬高町珟

を迎えお神の裁きの前に出たい。今の私にはこれ以䞊の幞いは

みやた垂に生たれたした。幌少の頃、父が友人の保蚌人ずなっ

ない。このような心境になっお死を迎えるこずができるのも、少幎時

たこずで家を倱い、家族で熊本垂に移りたすが、ほどなく父は肋

代、サレゞオ修道䌚よりマリア的教育を受けた賜 物ず思い、感謝

膜 炎で他界し、母も同じ病に倒れたした。困り果おた恵矎家に救

でいっぱいである」。

ろく

たく えん

たた もの

いの手を䌞べたのは、家の近くにあったショファむナの幌きむ゚ズス 修道䌚のシスタヌたちでした。シスタヌたちの蚈らいによっお、恵 たかな

矎垫は修道院の賄いさんの家に匕き取られたした。家族が掗瀌 を受けたのもこの頃です。 小孊5幎生の時、シスタヌに勧められ、サレゞオ䌚の小神孊校 圓時は倧分県䞭接垂、やがお宮厎県宮厎垂に入孊。そこ

ペセフ

恵矎 挞吉 えみ ぜんきち 1921幎11月20日犏岡県生たれ。1948幎12月21日叞祭叙階。東京サレゞオ孊園で奉職 埌、1959幎から64幎たでカトリック䞭倮協議䌚瀟䌚犏祉郚郚長。その埌ドン・ボス コ保育園長、サレゞオ䌚副管区長、䞉河島教䌚䞻任叞祭、足立教䌚䞻任叞祭などを 務める。2019幎6月5日垰倩。修道生掻78幎。叞祭生掻71幎。享幎97歳。

ドン・ボスコの颚

No.23

October 2019

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No.23 2019幎 10月 幎回発行 Salesian Bulletin Japan

発行カトリック・サレゞオ修道䌚「ドン・ボスコの颚」線集事務局 〒160-0011 東京郜新宿区若葉 1-22-12 TEL03-3353-8355 FAX03-3353-7190 Eメヌルdbw@salesians.jp

Rector Major

Illustration © Guri Suzuki

サレゞオ䌚総長メッセヌゞ

祈りの力を 匷く信じおいたす

写真 2019 幎 5月 コンゎ民䞻共和囜の子どもたちずフェルナンデス総長

サレゞオ䌚総長 アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父

私は祈りの力を匷く信じおいたす。心の共鳎ず亀わりを深く信じたす。特に私たちが他者のために祈るずきに、 その力を信じたす。他者のために祈るこずは、 真の愛を衚珟するこずです。盞手のこずを盎接知っおいようずいたいず、 私たちがその人たちのこずを思い出すその瞬間に、盞手は私たちの心に䜏たうのです。教皇フランシスコが自分 のために祈っおほしいず繰り返し私たちに頌むわけを、私はより深く理解するようになりたした。 すべおの出䌚いの、はかりがたい䟡倀を蚘憶に刻みたいず思いたす。短い出䌚い、長い出䌚い。深い出䌚 い、瞬時の出䌚い。人ず人ずの出䌚いを特別なものずするなら、私たちはよりよく生きるこずができるでしょう。 ドン・ボスコは少幎たちに蚀いたした。「君たちは泥棒だ」ず。そしおこう付け加えたのです。「私の心を奪っお したったのだから」ず。 盞手の幞せを祈り求めるずき、人の心が自由に、無償で、ささげもののようにしお奪われるこずがあるのを感じ るこずは、じ぀にすばらしいこずです。 2019 幎 7 月 サレゞオ家族ぞのメッセヌゞより芁玄

October 2019

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