Don bosco no kaze no21 october 2018

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ゞョむフル コミュニケヌション

n S a l e s i a

B u l l e t i n

J a p a n

│特│集│

耳を傟け、 共に歩む

高山 貎カオ・ディン・クむさん 【ドン・ボスコのトモダチが暮らす街】 野尻湖サレゞオ山荘長野県䞊氎内郡信濃町 【連茉むンタビュヌ ドン・ボスコの教え子たち】 通蚳者

【぀ながれサレゞオ青幎 SYM JAPAN】  第4回 Salesian Youth Day 青幎倜間巡瀌

神の憐みを䌝えるために祈りの歌を歌いたい  スモヌルクワむア 【サレゞオ家族探蚪】 チマッティ資料通 【サレゞアンピヌプル】


Mefsrsoamge

l a i c n i v o r Fr. P

こんにちは

濱口です

寄り 添わ れ 、 支 え ら れ た 䜓 鹓 を 糧に

私が志願院に入った頃からお䞖話になっおいる村䞊康助神父は、぀ねに「耳を傟け、 ぀らぬ

共に歩む」姿勢を貫く方です。あれこれ指瀺するのではなく、 「これどうかな」 「ちょっず うなが

やっおごらん」ず勧めお、決断を促しおくれたした。たた、若い頃、「ちょっず぀いおきお」 かばん

ず私を鞄持ちに連れ出しおは、芋お孊ぶ機䌚を䞎えおくれたした。斜蚭長レベルの䌚議 にも「代わりに行っおきお」ず蚀っお私を出垭させおくれたしたが、先々を芋据えお、代 理を経隓させるこずで育おおくれたのだず思いたす。

や え の

私の11人きょうだいの5女である姉サレゞアン・シスタヌズの濱口八重野シスタヌは、最も 身近な存圚ずしお私を支えおくれる䞀人です。私が苊しいずき、蟛いずき、心が揺れ動い おいるずき、姉ずしおそっず匟に寄り添い、たた同じ修道奉献の道を歩む者ずしお励たしお くれたした。

みち あき

前管区長の山野内倫昭 叞教は、副管区長である私が支える立堎だったのですが、 むしろたくさん支えおくださり、トップに立぀者ずしおのモデルを芋せおくれたした。足元に なら

も及ばない私ですが、山野内叞教が孊ばせおくれた姿に倣い、管区長ずしお歩んでい きたいず思いたす。

けいちょう

たくさんの人に支えられた人生を振り返っお、傟聎にはいろいろな圢があるこずを感じたす。

そば

傍で深く寄り添う姿勢もそうですが、遠くから芋守りながらずっずかかわり続ける姿勢も傟

聎の䞀぀でしょう。 そしお、䞻む゚スこそ耳を傟け共に歩んでくださる方であるこずを忘れおはいけたせん。 䞻はい぀も具䜓的な人を介しお、私たちを支えたす。私たちも先茩たちのように、きょうだ いのように、神さたが私たちに望む圚り方で「共に歩む」こずを実践しおたいりたしょう。 サレゞオ䌚日本管区長

䜿埒ダコブ

濱口 秀昭

神父

2018 幎 10 月2 日 守護の倩䜿の蚘念日に

はたぐち ひであき 1958 幎長厎県䜐䞖保垂生たれ、60 歳。長厎 南山高 等 å­Š 校、䞊 智 倧 孊を卒 業、32 歳で叞 祭叙階。東京サレゞオ孊園副園長、高束教区 䌚蚈、調垃サレゞオ神孊院長、サレゞオ䌚日本 管区副管区長などを務め、2018 幎 6月より日本 管区長。趣味は自然を味わうこず海遊び、登山、 魚・山菜料理を食べる、写真撮圱など。

2018 幎 7 月、 管区長亀代にあたり、 山野内倫昭叞教前管区長ず濱口管区長はロヌマのサレゞオ䌚総本郚を蚪問。 巊からロヌマ留孊 䞭の岡本倧二郎神父、 副総長フランチェスコ・チェレダ神父、 山野内叞教、 総長アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父、 濱口管区長。 埌ろの肖像画は第 2 代総長ミケヌレ・ルア神父。

02

Salesian Bulletin Japan

No.21

October 2018


ゞョむフル コミュニケヌション

Salesian Bulletin Japan No.21 October 2018

Contents

4

特集

もくじ

今号の衚玙

耳を傟け、共に歩む 悩む人に、勇気をもっお寄り添う 耳を傟け、心を開くドン・ボスコ マゎヌネ君ずドン・ボスコ

むンタビュヌ 意芋を尊重されるこずによっお、信頌関係ができる 臚床心理士 遠藀 愛さん

10

連茉むンタビュヌ ドン・ボスコの教え子たち 通蚳者

たか やた

たかし

高 å±± 貎 カオ・ディン・クむさん

毎幎倏に開催される野尻湖少 幎聖曞孊校では、 参加者ず同

12 14

マリオ山野内倫昭叞教から サレゞオ家族の皆さんぞ

キリストのうちにあっお、䞀぀のからだ、䞀぀の心ずなりたすように

ドン・ボスコのトモダチが暮らす街

Don Bosco

い信頌が生たれる。

Amici

Salesian Youth Movement Japan

第 4 回 Salesian Youth Day

青幎倜間巡瀌

20

 レポヌト サレゞアン スクヌルラむフ

30

Salesian Family member interview 「今、私「○○」しおいたす」

サレゞオ䌚神孊生 å €

厚䜜さん パプアニュヌギニアで「宣教䜓隓」をしおいたす

S a l e s i a n

スモヌルクワむア /む゚スのカリタス修道女䌚 日本管区

P e o p l e

31

芁ずする若者たちのために生涯をさ さげた神父。1815 幎むタリア生たれ、 名前はペハネむタリア語でゞョノァ ンニ。ドンボスコは「ボスコ神 父」

“神の憐みを䌝えるために祈りの歌を歌いたい”

の意味。青少幎教育に献身する サレゞオ䌚を創 立。1888 幎 åž° 倩。

サレゞオ家族探蚪 Visit the Salesian Family

チマッティ資料通

ドンボスコずは 「青少幎の友」ず呌ばれ、助けを必

サレゞアンピヌプル

24

こず、 将来のこずなどをじっく り話 すこずで、 か け がえ の な

野尻湖サレゞオ山荘長野県䞊氎内郡信濃町

18 ぀ながれサレゞオ青幎 SYM JAPAN

22

䌎 するサレゞオ 䌚 員 が 2 人 だ けで話す時間がある。 自身の

1934 幎列聖。

サレゞオ䌚 調垃サレゞオ神孊院

サレゞオ家族ずは ドンボスコの粟神を受け継ぐ修道

サレゞアンラむフストヌリヌ ドン ・ボスコのように生きる

者・信埒・協力者たち。䞖界 130 以

ありがずう石井 靖人神父 子どもたちのために生涯を捧げた人

䞊の囜で、31 団䜓、40 䞇人以䞊 のメンバヌが、孊校、教䌚、瀟䌚 生掻のさたざたな堎面で青少幎や貧

16 䞖界のサレゞオ家族ニュヌス / 26 サレゞオ家族 囜内ニュヌス / 29 サレゞオ情報募集

しい人びずのために奉仕しおいる。サ レゞアンファミリヌずも呌ばれる。

サレゞアン・ダむアリヌ vol.04

「朝の攟送」 倚くのミッション校で行われおいるであろう「朝の攟送」。日向孊院䞭高でも 週に2 床やっおくる。 毎回のように「いい話だな」 「心が枩かくなったな」ず思 う。かく蚀う私が担圓するずき、私には䞀぀の流儀がある。話のはじめに、 「ボ ン・ゞョヌルノ」ず、 スピヌカヌのメヌタヌが振り切れるほどの倧声で朝のあ いさ぀を送るこずだ。 はじめは生埒たちを驚かせる぀もりでやっおいたが、 い぀しか生埒たちから「おはようございたす」の代わりに「先生、ボン・ゞョヌルノ」ずあいさ぀されるようになった。 どんなにくだらないず思えるこずでも、 ずっず続けるならばそれが䞀぀のスタむルずなり、 繰り返すごずに掗緎さ れおいく。 それなら私も  。 そう思いながら、 今日もマむクの前で倧声を䞊げる。「ボン・ゞョヌルノ」

ドン・ボスコの颚

No.21

侭田 正䞀郎

神父

なかだ しょういちろう

1972 幎 生 た れ。46 歳。日向孊院䞭孊校・ 高 等 å­Š æ ¡ 副 æ ¡ 長。宗 教を教えおいるが、理 科物 理 も 倧 奜 き。 音楜も奜きで、ただ今 管楜噚に挑戊䞭。

October 2018

03


│特│集│

耳を傟け、 共に歩む

耳を傟けるこずは難しい。

぀い自分の考えばかり話したり、盞手を吊定したり、責めたり、 せ

沈黙が耐えられずに急かしたりしおしたいがちだ。 しかし、しっかりず耳を傟け、盞手の存圚を受けずめ、 信頌ず友情に満ちた雰囲気を倧切にするなら、 共に歩むずいう人間らしい生き方のうちに、 人生を分かち合いながら豊かに成長しおいくこずができる。 ● 取材・文線集郚

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Salesian Bulletin Japan

No.21

October 2018

野尻湖サレゞオ山荘にお


悩む人に、勇気をもっお寄り添う 「生きづらさ」を抱えたずき、

Strenna poster

たった䞀人でも芪身になっお、寄 り添っおくれる人がいたら、どれ ほど気持ちが救われるでしょう。 2018幎のサレゞオ家族幎間目 暙ストレンナ は「䞻よ、その氎 をください 耳を傟け、共に歩む 生き方を深めよう」。キヌワヌド は「耳を傟け、共に歩む」こずで す。サレゞオ䌚総長のアンヘル・ フェルナンデス・アルティメ神父 は、この「耳を傟け、共に歩む」 す べ

ずいう術を孊ぶヒントずしお、聖 曞の「む゚スずサマリアの女性」 むラスト ©鈎朚ぐり

の゚ピ゜ヌドを玹介しおいたす。

ストレンナ2018 日本版ポスタヌ

・歩き疲れおのどが枇ききった❶む゚スず、人目を 避けお氎をくみに来た❷サマリアの女性が、井戞 で出䌚いたす。む゚スはこの女性に語りかけ、圌 女の悲しみ・苊しみに耳を傟けたす。そしお、「私 が䞎える氎を飲む人は枇かない」ず語るむ゚スに、 女性が「䞻よ、その氎をください」ず願う堎面です。 ・井戞の奥には❞ドン・ボスコず❹オラトリオの少 幎がいたす。井戞の䞭の氎をのぞき蟌む少幎に寄 り添っお、ドン・ボスコは「む゚スさたをごらん」 さず

ず諭しおいたす。

かな

・井戞の右偎には、❺❻困難や哀しみを抱えおいる 倫婊がいたす。その二人に❌マンマ・マルゲリヌ タが寄り添いながら、む゚スを瀺しおいたす。 ・倫婊の足元で、❜幌い女の子が泣きじゃくっおい たす。❟高校生のマナは笑顔でかがんで、幌い女 の子を安心させようずしおいたす。 ち蟌んでいたす。⓫高校生のリクが青幎を励たし ながら、む゚スのほうぞず促しおいたす。 ・リクの埌ろで、⓬少幎ドメニコ・サノィオがあこ がれの県差しでむ゚スを芋぀めおいたす。そのド メニコを⓭聖母マリアがやさしく励たし、芋守っ おいたす。マリアのそばで⓮グリヌゞョもむ゚ス を芋぀めおいたす。

⓬

⓮ ❿

⓫

❶

❞

❹

❷

新玄聖曞「ペハネによる犏音曞」4ç« 1〜42節の芁旚

旅の途䞭、サマリアの町を通ったむ゚スは、疲れお井戞のそばに座っ おいたした。人目を避けお氎をくみに来たサマリアの女性に、む゚スが「氎 を飲たせおください」ず頌むず、圌女は「ナダダ人のあなたがサマリア の女の私に、なぜ頌むのですか」ず尋ねたした。圓時は民族的・宗教的 ぞんけん

だんそんじょ ひ

偏芋や男尊女卑が色濃い時代だったからです。 しかし、む゚スは垞識を砎り、自ら盞手に歩み寄っおおだやかに話し さげす

かけ、圌女が人びずから蔑たれ痛みず苊しみを抱えおいる状況を感じ取り、 吊定も責めもせず、い぀くしみ深く盞手を受け止めたす。 かわ

・井戞の巊偎には、❿青幎が地べたに座り蟌んで萜

⓭

Episode 1

む゚スずサマリアの女性

むラストの登堎人物たち

❺

❜

❻

❌ ❟

「私が䞎える氎を飲む人は枇かない」ずいうむ゚スの蚀葉に、女性は その“尜きない氎”の源泉がどこにあるのか興味が぀のり、 「䞻よ、そ の氎をください」ず願いたす。む゚スこそが“生きた氎” 、 “救い䞻”な さず

のだず悟った圌女は、町ぞ出お人びずに「この方こそ長い間埅っおいた メシアかもしれたせん」ず告げ知らせに駆けお行きたした。

ストレンナ2018の日本版ポス

仲間や珟代人が䞀緒に登堎しおい

タヌでは、この聖曞の゚ピ゜ヌド

たす。倧人も子どもも䞀緒に「勇

の堎面に、挫画『コラッゞョ !!』

気をもっお、傷぀いた人に寄り添

からドン・ボスコをはじめずする

おう」ず呌びかけおいたす。

ドン・ボスコの颚

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耳を傟け、共に歩む

゚ピ゜ヌド

マゎヌネ君ずドン・ボスコ

少幎たちの告解を聎くドン・ボスコ。1861幎、トリノにお撮圱。 告癜しおいる少幎は埌のサレゞオ䌚第3代総長パオロ・アルベラ。

若者たちず心からの友達になれたドン・ボスコは、身分の高い人 ず接する時ず同じ尊敬をもっお若者たちを迎えたした。若者たちが 打ち明けるこずがどれも非垞に倧切なこずであるかのように、最倧 の泚意を向けお耳を傟けおいたした。 ドン・ボスコが実際どのように耳を傟けおいたか、圌の著曞『オ ラトリオの少幎たち』にはたくさんの゚ピ゜ヌドがありたす。その

むラスト © 鈎朚ぐり 挫画『コラッゞョ !! ドン・ボスコの倢は続く』より

䞭から、12歳の少幎ミケヌレ・マゎヌネずの話を玹介したしょう。 元気いっぱいのガキ倧将で、䞍良少幎になる䞀歩手前の生掻から ドン・ボスコのオラトリオ寄宿孊校に来たミケヌレは、これた での過ちに気づき、眪悪感など粟神的な苊しみに盎面したす。その ずき、ドン・ボスコはどのように圌ず察話したのでしょうか  

Episode 2

数日が過ぎ、圌はたすたす萜ち蟌んで、悲しい気持ちになっおしたい たした。遊びですら重荷になっおしたいたした。もはや笑いもしたせん かたすみ

でした。仲間が䌑み時間を楜しそうに過ごしおいる時でも、圌は片隅に 匕っこんで物思いに沈むこずが倚くなりたした。時には泣いおいるこず もありたした。❶私は圌を泚意深く芋おいたしたが、ある日圌を呌んで 次のような䌚話をしたした。 「❷マゎヌネ君、ちょっずお願いがあるんだけど、断らないでほしいな」 「なんですか 神父様の呜ずるこずなら、なんでもしたすよ」ず圌 だいたん

は倧胆に答えたした。 「❞しばらくの間、私が君の心のあるじずなるこずをゆるしおほしい。

芋守りながら、話すための良いタむ

❷❞

盞手ぞの最倧の敬意をもっお質

問する。自分が話すのではなく、盞手に

ほしいんだ」

話しおもらう姿勢。

「あ はい。確かにおっしゃる通りですが 、がくは絶望しおいお、 どうしたらいいのかわからないのです」 せき

こう蚀うず、圌は堰を切ったように泣き出したした。❹私は圌をしば らく泣かせおおき、頃合いを芋おおどけたように蚀いたした。

06

❶

ミングを探し、埅っおいる。

そしお、このずころ君を萜ち蟌たせおいる原因は䜕なのか、私に話しお

→

特集

Salesian Bulletin Japan

No.21

October 2018

❹

必芁な時間をゆっくり取り、盞手の

感情を倧切にしおいる。


「❺おやおや これが、あのカルマニョヌラ・ギャング団のボス、 『ミ ケヌレ将軍』かい なんお将軍さただ 䜕が君の心の重荷になっお いるかさえ蚀えなくなっおいるのかい」 「蚀いたいですよ。だけど、どう蚀い出せばいいのか どうやっお説 明したらいいかわからないんです」 「❻䞀蚀でいいから蚀っおごらん。その埌は私が続けおあげるから」

❺

盞手の緊匵をほぐし、話しやすくな

るような雰囲気づくりをしおいる。

❻ 心の䞭に抱えおいるこずを蚀いやす

いように招いおいる。

❌

プロセスを倧切にしおいる。盞手の

感情に土足で入りこたない。

「良心が、混乱しおたす」 「それで十分だ。もう、わかったよ。それだけ蚀えば、埌は私が蚀っ おあげるよ。❌差し圓たっお今は、君の良心の問題に立ち入ろうずは思 わないけど、ただ、すべおのこずを正しく戻す方法だけを蚀っおおこう。 こずがら

よくお聞き。君の良心の事柄が過去に解決されおいるなら、最埌にゆる しの秘跡を受けた時から今たでにしおしたった間違った行いに぀いお、 きちんずしたゆるしの秘跡をしなさい。それだけでいい。」 出兞ゞョノァンニ・ボスコ著『オラトリオの少幎たち』より

おすすめの本

NEW!

『オラトリオの少幎たち』 ドン・ボスコによる傑䜜「ドメニコ・サノィオの生涯」を含む、オラト リオの3人の少幎の䌝蚘集。神ず人を愛しお生きようずする3人ず、それ を芋守るドン・ボスコの枩かい姿を味わうこずができたす。 ゞョノァンニ・ボスコ著アルド・ゞラりド 解説・泚釈浊田慎二郎 監蚳 A5刀䞊補 380頁 ドン・ボスコ瀟

Check Points

フェルナンデス総長が教えたす

耳を傟け、共に歩む人になろう

しっかり耳を傟けおいたすか

5぀のポむントをチェックしおみよう

出兞サレゞオ䌚総長曞簡 最高評議䌚報426号 「䞻よ、 その氎をください 耳を傟け、 共 に歩む生き方を深めよう サレゞオ家族幎間目暙ストレンナ2018」2018幎1月1日より

□ 忍耐を欠いお、盞手に話させずに自分が話しおしたっおいたせんか □ 盞手の話をたびたび䞭断しおいたせんか

うヌん、 難しい。

□ 賛同できないこずがあるずき、盎情的に蚀葉や態床で反応しおいたせんか

぀い぀い  っおこずあるよね。

□ 耳を傟けおいる盞手に「心を向ける」こずをおろそかにしおいたせんか □ 私たちはだれもが、耳を傟けおもらうこずが必芁だずいうこずを忘れおいたせんか

悩む人に寄り添い、 共に歩むための

5぀のポむント

□ 内に抱えおいるもの、盞手にずっお重荷や圧迫ずなっおいるものすべおを䌝える機䌚を䞎えよう。 □ 適切な質問をし、䞍信や察立を匕き起こすような質問は避けよう。 おだ

□ 沈黙を穏やかに受けずめよう。沈黙を䞍必芁な助蚀や質問で埋めるこずなく、 必芁な時間をゆっくり取ろう。沈黙の時間は、盞手が楜になり、ふり返る䜙裕をも぀こずができたす。 □ お互いの感情を受けずめながら、客芳的に認識するように努めよう。 □ 話しすぎるこず、蚀葉数が倚いこず、すぐに解決策を芋぀けようずするこずを避けよう。 倧切なこずは時間がかかるこず、プロセスが重芁だずいうこずを忘れないようにしよう。

難しいけれど、 少しず぀意識すれば倧䞈倫 さあ、 実践しおみよう

ドン・ボスコの颚

No.21

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特集

耳を傟け、共に歩む

Interview

意芋を尊重されるこずによっお、 信頌関係ができる 家庭でも、孊校や職堎でも忙しい毎日。

日垞生掻の䌚話が少なくなっおいたせんか せわしない䌚話になっおいたせんか

本来じっくり時間をかけおこそできる䌚話。

䌚話は時間をかけお盞手の話を「聎くこず」から始たりたす。

臚床心理士の遠藀愛さんに「耳を傟ける」ポむントを䌺いたした。 取材・構成線集郚

臚床心理士 えん どう

あい

遠 è—€ 愛さん 星矎孊園短期倧孊准教授ずしお保育 者逊成、特別支揎孊校の教員逊成に たずさわるずずもに、臚床心理士ずしお、 さたざたな自治䜓の幌皚園・小䞭孊校・ 高等孊校の巡回盞談を行っおいる。

聎くこずそのものが䞀番倧事

匕き出しお、ほどいおいく時間が倧切

カりンセリングの基本姿勢には3぀あり、そのうちの䞀

子どもの堎合、明確に「これに困っおいる」ずわかっお

぀が「傟聎するこず」です。カりンセリングのいちばん倧

いる子はそれほど倚くありたせん。䜕ずなく䞍党感や䞍適

事なこずは、聎くこずそのものです。たた、盞手クラむ

応感を感じおいる子が倚く、自分のうちにある様々な事柄

アントに察しお「共感的な姿勢でかかわるこず」も倧事

をうたくたずめられず、どう䌝えたらいいのかもわから

にされおいたす。 「こうしたほうがいい」 「ああしたほうが

ないのです。そのため、子どもからたくさんの蚀葉を匕き

いい」ずいう口出しは、盞手の朜圚的な自己回埩力を劚げ

出しおほどいおいくには時間が必芁です。初めは蚀葉に乏

おしたいたす。聎く偎カりンセラヌはあれこれ刀断す

しく、気持ちもストレヌトに衚珟できない子どもたちなの

るのではなく、実際に困っおいる本人が話しおいくうちに

で、圌らが「䜕かあったらたた話そう」ず思えるような傟

自分の感情を敎理できるようサポヌトしたす。この自己回

聎の姿勢でいるこずが倧事です。

け い ちょう

さたた

ずが

埩力を匕き出す方法が「傟聎」です。

自らを知り、盞手には正盎・誠実であるこず 自分なりの解決を匕き出す 傟聎的な姿勢、共感的な理解に加えお、自らも盞手に カりンセリングのゎヌルは、盞談に来るクラむアントが

「誠実であるこず」も倧事です。これは、盞手の話を聞い

決めたす。聎く偎カりンセラヌが䞀方的に終わりを

お自分自身が感じたわだかたりや、自分の䞭で生たれた気

決めるのではなく、クラむアントが「心ゆくたで話がで

持ちを適切な蚀葉で冷静に盞手に䌝えるこずです。本圓の

きた」「自分なりに考えがたずたった」ず自身で終わりを

意味での共感は、ただ盞手の意芋を受け止めお同調するの

決められるこずが理想的です。挠然ずした䞍安やモダモ

ではなく、誠実であるこずから始たりたす。盞手の幎霢は

ダが、話すこずによっお明らかになったり、新たな気づき

関係ありたせん。たた、盞手の蚀葉や語りを真に「聎く」

を埗たりするこずが倧切なのです。子どもでも倧人でも、

ためには、聎き手自身も、思わず感情的になっおしたう話

自分が䜕に困っおいるのかを明確に述べられる人は健康で

題、苊手ずしおいる話し手のタむプや態床など、自分がも

す。自分の䞭で䜕が問題になっおいお、䜕が自分に必芁か

぀独特のくせや特城、奜みを知っおおくずよいでしょう。

ばくぜん

をわかっおおり、自分の䞭で敎理が぀いおいるからです。

08

Salesian Bulletin Japan

No.21

October 2018


自分ず他者は同じではない

うだけでも十分です。子どもたちは、そういう傟聎的な姿 勢ずのかかわりから「こういう蚀葉にすれば、盞手には䌝

特に思春期の子どもたちは、自分でこうしたい、自分は

わるんだ」ずいう蚀葉の孊習をしおいきたす。それに、普

こうありたいずいう自我が芜生えたす。そこにあたりにも

段から蚀葉のやりずりを行っおいる子どもほど、語圙や衚

倧人の刀断を加えおいくず、子どもたちの「自分づくり」

珟が豊かです。蚀語の豊かさは経隓倀によっお巊右される

の邪魔になっおしたいたす。特に、䞀般に「おりこうさ

ずころが倧きいので、蚀葉を亀わす堎を持っおいる子ども

ん」タむプの子どもにずっお、倧人の断定的な意芋は倧倉

は、そうでない子どもに比べお、蚀語発達が豊かになるの

匷く圱響し、自分自身の意芋を飲み蟌たせおしたう結果ず

は圓然のこずなのです。

なりたす。倧人の顔色をうかがい、自分を殺しおしたうこ

たた、子どもず倧人では時間の流れの感じ方が違うこず

ずもありたす。自分はどう感じどう考えるのかを確認し、

も忘れおはいけたせん。その時その時が、子どもにずっお

自分を䜜り䞊げおいく倧切な時期に、倧人が答えを提瀺し

は倧切で倧きなものです。忙しさから子どもを急かしおし

すぎるず、子どもたちの成長は劚げられおしたうのです。

たいがちですが、子どもの感芚に合わせた姿勢で接したし

聎き手偎倧人の問題は、人が䞀人ひずり個性をもっ

ょう。

ご

い

せ

た存圚であるこずを忘れ、すべお自分ず同じであるかのよ ずら

うに捉えおしたうこずです。自分ず盞手は違うずいうこず か じょう

か ん しょう

尊重から信頌ぞ

を自芚しおいないず、過剰に干枉したり、聎き手のほうが 話し手になっおしたうこずがありたす。自分ず他者は䌌お

私の䜓隓から、子どもが自分のこずを芪に話したくな

いるだけで、同じではないこずを忘れおはいけたせん。

る、䌝えたくなるのは、 「芪は絶察に私の蚀うこずを吊定 しない」ず知っおいたからだず思うのです。芪が自分を信

子どもの時間の流れ方に合わせお

頌しおくれおいる、人栌を尊重しおくれおいるず感じる䜓 隓や、芪に意芋を匕き出された感芚がありたす。意芋を尊

小さな子どもは、たずたりのない話し方や本質的ではな

重されたこずによっお、信頌関係ができおいたのだず思い

い話から時間をかけお自分自身を語り始めるこずが倚く、

たす。話すこずによっお自分の䞭のこずを敎理し、自分ず

聎くのは倧倉です。それでも、その子なりに圢のない感情

いうものを理解しおいくこずができたした。

や䜓隓を蚀葉にしおいくのを埅぀こずはずおも倧切です。

子どもは芪に答えを求めおいくずいうよりは、自分ずい

その子どもが自分の気持ちを敎理できるための投げかけ、

うものを知るために芪に話しに行くのかもしれたせん。

䟋えば「あなたの蚀っおいるこずはこういうこず」ず蚀

野尻湖 サレゞオ山荘にお

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連茉むンタビュヌ

ドン・ボスコの 教え子たち 今、様々な分野で掻躍しおいる サレゞアンな同窓生を玹介したす。

たかやた たかし 1964幎ベトナム・ビ゚ンホア省珟

● 取材・文線集郚

ドンナむ省  生たれ。1979幎、16 歳の時、共産䞻矩政暩䞋のベトナム からボヌトで脱出、2幎埌にむンドシ ナ難民ずしお日本に定䜏。サレゞオ高 専グラフィックデザむン科を卒業埌、 印刷業・写真補版䌚瀟に長幎勀め、 珟圚はフリヌランスの通蚳者ずしお譊 芖庁通蚳センタヌで働く。カトリック 教䌚に集う滞日ベトナム人の若者に

We are

DB

“ 兄貎 ” ずしお関わっおいる。

通蚳者

高山 貎さん

カオ・ディン・クむ CAO ĐÌNH QUÝ

's Students サレゞオ歎サレゞオ工業高等専門孊校旧育英工業高等専門孊校OB

共産䞻矩政暩の抑圧を逃れボヌトピヌプルずしお日本に

はむンドシナ難民の定䜏蚱可を閣議決定。勉匷する機䌚を求め

来た少幎は、枩かな支揎者たちに支えられながら幟倚の

東京に出お、仲間ずアパヌトで生掻を始めたずころ、品川に囜の

困難を乗り越え、今は若者のために働いおいる。悩みや 困難を抱える滞日ベトナム人の若者に耳を傟け寄り添う 高山貎カオ・ディン・クむさんに話を䌺った。

難民支揎斜蚭である囜際救揎センタヌが開所し2006幎に閉所、 珟圚は新宿の RHQ 支揎センタヌに移行 、そこに入所しお日本語 かす や こう いち

などを勉匷したした。センタヌには粕谷甲䞀神父様が顧問ずしお おられ、ミサがあり、勉匷に぀いおの盞談にも乗っおくれたした。 私は䜏み蟌みで日本語孊校の奚孊金が出る新聞配達をするこずに なりたした。その埌、高円寺教䌚の皆さん

日本に来られた経緯は

の支揎を受け、サレゞオ䌚の孊校である育 英高専珟サレゞオ高専に通い始めたした。 かん らく

1975幎4月30日にサむゎンが陥 萜 し、

ヘンドリックス神父様の面接を受け、1幎

ベトナムは北の共産䞻矩政暩によっお統

間聎講生ずしお通った埌、グラフィックデ

䞀され、南の軍や行政関係者、たた宗教

ザむン科に入りたした。私のほかに7、8人

は激しく匟圧されたした。

のベトナム難民の若者が孊んでいたした。

家族は私たちの将来を考え、1979幎10

助けおくださる方たちずの出䌚いがあり、

月末、16歳の私ず兄・匟・姉倫婊は、70

こんなに恵たれおいいのかな、ず思うこず

人ほどの仲間ずボヌトで囜を出たした。 海に出お4日目に日本に向かうノルりェヌ

暪浜枯に䞊陞した時、助けおくれたノルりェヌ船䞊で䞊陞手続きを するために撮った写真巊から本人、匟、兄

もありたした。難民の若者で党然恵たれな い子もいたのです。

船に救助されたした。圓時、日本は難民

孊校での思い出は

の定䜏を受け入れおいなかったので、私 たちのグルヌプは党員、䞀時的な滞圚の 予定で長厎県にある聖母の階士のシスタ

䞊朚豊勝神父様ず䌏朚幹育神父様の倫理

ヌけがれなき聖母の階士聖フランシス

の授業がすごく奜きでした。友達もたくさ

コ修道女䌚の修道院に受け入れおいた

んできお、文化祭も楜しかった。卓球郚に

だきたした。

入りたした。野尻湖のキャンプはずおも楜

長厎で2幎近く滞圚する間に、日本で暮

しかった。倜になっおホヌムシックになり、

らす決心をしたした1981幎、日本政府

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育英高専圚孊䞭、モダンダンスの発衚䌚で䞭倮埌列が本人

泣いたのを芚えおいたす。


瀟䌚に出おからは

珟圚の通蚳の仕事に぀いお教えおください

ずっぱん

凞版印刷のファミリヌ䌚瀟に就職しお2幎近く勀め、その埌、

譊芖庁に通蚳センタヌずいう郚眲があり、私はフリヌランスの

同期の友人のお父さんが経営する写真補版䌚瀟に移り、25幎ほ

通蚳ずしお登録しおいたす。今3幎目です。ベトナムの若者が日

ど勀めたした。今は通蚳の仕事をしおいたす。

本に入っおくるず、悲しいこずですが、犯

ここのずころ、私たちの通うカトリック

眪も発生しおいたす。私は被疑者になっお

川口教䌚で、ベトナム人の若者ず関わっお

逮捕されたベトナム人のため、譊察から䟝

いたす。長く日本で暮らしおきた先茩ずし

頌が来るず出かけお行きたす。

お、今苊劎しおいる圌らのために、こうし

譊察の取り調べは、圌らも぀らく感じお

たほうがいいよずフォロヌしたり、悩みを

いたす。心の動揺に気づいお安心させおあ

受けずめたり、病気になれば䞀緒に病院に

げるこずも私の圹目ではないかず。実際に、

行くなどしおいたす。ここ4、5幎で倚くの

取り調べが進んでいくず、心现いのでしょう、

留孊生や技胜実習生が入っおきお、教䌚で

衚情が倉わっおいきたす。髪の毛が抜けお

家族ず。巊から息子、劻、嚘、本人。

したったり、顔がげっそりしたり。

↓

圌らに出䌚い、きっず圌らはいろんな

人ず人の関わりを倧事にしおほしい。 仲間であっおも、自分の知らない人であっおも。 若い人たちぞのメッセヌゞを

心配を抱えおいるはず、ず思ったのです。 そこで私に䞎えられおいる䜿呜のようなも のを感じたした。

人ず人の関わりを倧事にしおほしいで

毎週日曜日に集たっおはお祈りし、わいわ

す。仲間であっおも、自分の知らない人

いおしゃべりしお、䜕か悩みや心配を抱え

であっおも。無関心ではちょっず困りたす。

おいる子がいれば話を聎く。ボランティア

本圓に簡単なこずなんだけれど。

ずいうよりもたず、人間ず人間の関わりです。

できれば、この日本ずいう囜にもっず

私は今幎55歳になるので圌らの父芪の幎

関心を持っおほしいず思いたす。私は戊

霢ですが、兄貎のような存圚になっお、お

争を経隓しおいたすが、毎幎、8月の広島、

互いに遠慮しないで話せるように心がけお

長厎、終戊蚘念日、あるいは東京裁刀や

いたす。どんどん圌らの䞭に入り、初察面

沖瞄に぀いおテレビ番組があれば芋おい

でも話しかけお、 「どこから来た」 「いた

たす。戊争を経隓しおいなくおも、こう

倧倉なこずはない」 「生掻はどう」など、

いうこずがあったず知り、戊争は絶察に

単玔なこずから話したす。

やっおはならないず知っおほしい。平和 を絶察に倧事にしおほしいです。

滞日ベトナム人の若者の悩みや問題は

カトリック川口教䌚でベトナム人の若者ず䞀緒に語り合う

人ず人ずの぀ながりを倧事にするこず によっお、自分も盞手も平和になりたすね。

文化の違いなど、倚様で耇雑です。技胜実習生は仕事で、契玄

本圓に小さなこずですが、それが集たっお倧きな力になりたす。

ず違う内容だったり、厳しい圧力があったり、蚀葉の問題で意思

それを倧事にしお、皆䞀緒に平和な生掻を送れるように願っおい

疎通できずお互い誀解する時もありたす。暎力を受けるこずも。

たす。

話を聞き、アドバむスをしおいたす。川口教䌚のベトナム人のシ スタヌは、病気になった若者、法埋䞊の問題を抱えおいる若者、 䌚瀟でひどい扱いを受けおいる若者などの声を拟い䞊げ、匁護士 や医者などの専門家に぀なげ、私はそれをお手䌝いしおいたす。 卒業しおから育英に恩返しが党くできおいたせんが、今、ヘン

サレゞオ工業高等専門孊校

ドリックス神父様がここにいらっしゃったら、 「ありがずうござ

東京郜町田垂小山ヶ䞘4-6-8 www.salesio-sp.ac.jp

いたす、私今こういうこずをやっおいたす」ず蚀いたいです。

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サレゞオ家族が関わりをも぀ 䞖界そしお日本の颚景を玹介したす。

長野県

野尻湖サレゞオ山荘 長野県䞊氎内郡信濃町 みょう こう ず がくし

信越高原の山あい、劙 高戞隠連山囜立公園の暙高654m に䜍眮する野尻湖畔に、3぀の サレゞオ山荘野尻湖教䌚、育英孊院山荘、サレゞオ孊院山荘がたたずむ。第二次䞖 界倧戊䞭は、倖囜人宣教垫たちが集められおこの地に疎開し、食糧難に苊しんだ。毎幎 にぎ

倏、倧勢のサレゞオ青少幎が孊校や教䌚の合宿で蚪れお賑 わうが、特に「野尻湖少幎聖 曞孊校」は2018幎で46回目を迎えた䌝統あるキャンプ。日本党囜から集たった小䞭高 生の仲間ず䞀緒に、倧自然の䞭で思いっきり遊び、信仰を分かち合う。日本のサレゞオ 䌚員の倚くが、野尻湖少幎聖曞孊校の出身者だ。

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メむン写真野尻湖サレゞオ山荘前の桟橋に座り、倧 自然の䞭で朝の黙想のひず時。写真の正面に劙高山 2,454mがそびえる。2013幎撮圱。 右写真2018幎8月、野尻湖少幎聖曞孊校に参加し た小䞭高生は飯瞄山1,917mの登山に挑戊。長く けわしい山道を仲間どうし励たし合っお、぀いにたど り着いた頂䞊で。

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叞教に任呜されお  私は倧きな驚きをもっお、教皇フランシスコからのさいた た教区叞教の任呜を受けずめたした。私ずサレゞオ䌚を信頌 しおくださる教皇様に感謝いたしたす。  そしお、教皇フランシスコが教皇に遞ばれお最初のあいさ ぀の際にされたように、私も皆さん䞀人ひずりに、私のため よ

に祈っおくださるようお願いしたす。どうか私が、善き牧者 である「矊のにおいをもった」叞教であるこずができたすよ うに  。私からは皆さんに祝犏を莈りたす。

サレゞオ家族の皆さんに心から感謝  1964幎、8歳の時に、私は家族ず共に日本からアルれンチ ンぞ移䜏し、33幎をそこで過ごしたした。41歳になった1997幎、 浊島倪郎になったような気持ちで日本ぞ垰っおきたした。日 本に垰囜した時には、日本語はたたならず、知り合いもほず 2018 幎 9 月 24 日、 明の星孊園ゞュビリヌホヌル埌玉県さいたた垂 で行われたカトリックさいたた教区叞教叙階匏にお。

Message

ず出䌚っお友人ずなり、ずくにサレゞオ家族の皆さんず深い 絆ができたこずは、神のみ摂理であるず思いたす。そしおこ のたび、さいたた教区の叞教に任呜されたしたが、気持ちず しおはサレゞオ䌚・サレゞオ家族から、さいたた教区に掟遣 されるずいう思いです。

from

Bp.

んどいたせんでした。それから22幎の間に、たくさんの方々

Mario

マリオ山野内倫昭叞教から サレゞオ家族の皆さんぞ

サレゞオ家族の皆さんには、これたで私を支えおくださり、 感謝の気持ちでいっぱいです。どうか、これからも支え続け おくださるようお願いしたす。

キリストのうちにあっお、    䞀぀のからだ、䞀぀の心ずなりたすように 教皇フランシスコは、2018幎6月2日、サレゞオ䌚日本管区 長のマリオ山野内倫昭神父を、カトリックさいたた教区の叞 教に任呜したこずを発衚。9月24日、明の星孊園ゞュビリヌ ホヌル埌玉県さいたた垂で叞教叙階匏が行われ、山野内 垫はカトリックさいたた教区叞教ずしお着座した。 これたでアルれンチンそしお日本のサレゞオ䌚ずサレゞ オ家族に関わる人びずのために働いおきたが、これか らはさいたた教区埌玉・栃朚・矀銬・茚城の4県 に䜏む人びずず日本の教䌚のために働く。山野内 叞教にサレゞオ家族ぞのメッセヌゞを䌺った。

・・・・

2018 幎 7 月、 教皇フランシスコずバチカンで謁芋。

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さいたた教区を蚪れおください

ドン・ボスコの倢の実珟に向けお

サレゞオ䌚は東京より北に拠点がなく、さいたた教区にも

サレゞオ䌚日本管区の副管区長ずしお3幎間半、共に歩ん

ありたせん。でも、ドン・ボスコの友人や同窓生はきっず倚

でくださった濱口秀昭神父様が、新しい管区長ずしおフェル

くいるでしょう。教区内の4぀の県、埌玉・矀銬・栃朚・

ナンデス総長から任呜されたした。濱口神父様はサレゞオ家

城には、2016幎のデヌタカトリック教䌚珟勢によるず、

族の担圓者でもありたしたので、サレゞオ家族の皆さんのこ

人口およそ1,400䞇人のうち日本人のカトリック信者数は玄2

ずをよくご存じだず思いたす。ドン・ボスコの倢が珟代の日

侇1千人人口の0.15 にすぎたせん。でも、犏音の䟡倀

本でも豊かに実珟できたすように、日本のドン・ボスコの代

を生きおいる人がどれほどいるか尋ねられるなら、その割合

衚であり、サレゞオ家族の絆の䞭心である濱口管区長ず共に 歩んでくださるよう、皆様にお願いいたしたす。 カトリックさいたた教区叞教 前サレゞオ䌚日本管区長 マリオ 山野内 倫昭 叞教

たりお やたのうち みちあき 1955 幎 12月8日、倧分県䜐䌯垂生たれ、62 歳。 8 歳の時、家族ずアルれンチンぞ移䜏。1975 幎ア ルれンチンのマヌヌチョでサレゞオ䌚修緎院に入り、 1984 幎 29 歳で叞祭叙階。アルれンチンの哲孊院 で哲孊・瀟䌚孊などを教え、叞牧担圓・院長・アルれ ンチンずパラグアむ6 管区の修緎長を経お、1997 幎 41 歳垰囜、日本のサレゞオ䌚員ずしお働く決意 をする。 日本では、育英高専珟サレゞオ高専 ・杉䞊支 郚院長、調垃サレゞオ神孊院長、副管区長・サレ ゞオ家族担圓・逊成担圓、2014 幎 12月より日本管 区長を務め、サレゞオ家族のアニメヌタヌずしお各グ ルヌプずの絆を深めおきた。 2018 幎 6月2日教皇フランシスコから叞教に任呜 され、2018 幎 9月24日叞教叙階、カトリックさいた た教区叞教ずしお着座。趣味はギタヌ挔奏。

四日垂サレゞオ志願員の志願生たちず。 2016 幎 9 月、カトリック浜束教䌚を蚪問しお。

はずっず倧きくなるでしょう。  たた、このデヌタに含たれない倚数の倖囜人信埒が圚䜏し おいるず掚蚈され、カトリック共同䜓の7割以䞊が日本で働 く移䜏者ず考えられたす。囜際結婚の子どもたちも倚く、難 民ずしお日本の圚留資栌を申請し、埅っおいる人びずもいたす。 たた最近では倖囜人技胜実習生が増えおいたす。仲介業者を 通しお、3∌5幎の契玄で日本に来た若者たちで、ベトナム人 が最も倚くを占めたす。  ぜひ、さいたた教区のこずをもっず知っお、巡瀌のような 圢でいらしおください。

マリオ山野内倫昭さいたた叞教の王章

キリストのうちにあっお、 䞀぀のからだ、

キリストのうちに、皆さんず共に歩む  叞教叙階の準備の黙想ずしお、8月䞋旬に18人のサレゞオ

䞀぀の心ずなりたすように

第䞉奉献文 神の埡蚀葉神は愛です

䌚員たちず共に、聖地むスラ゚ルでの巡瀌黙想䌚に行きたした。 ナザレ、ガリラダ、゚ルサレムなど、む゚スさたがお生たれ

船み蚀葉を宣べ䌝える教䌚

になっお生掻し、神の囜の到来を宣蚀しお、いのちを私たち 人類のためにささげ、埩掻された堎所を巡り、黙想したした。 そしお、サレゞオ家族の皆さんの顔を䞀人ひずり思い出しな がら、皆さんず共に、皆さんのために祈りたした。  私が掟遣されるさいたた教区も、む゚スさたの生涯の神秘

蓮の花人々を結ぶ平和ず愛のシンボル

星私たちず共に歩む聖母マリア

日光の男䜓山ず䞭犅寺湖地球は私たち皆の共通の家

ず䞀臎しお歩むこずのできる“聖地”ずいえるでしょう。皆さ んず共にそのように歩んでいけるよう、叞教叙階のモットヌ ずしお「キリストのうちにあっお、䞀぀のからだ、䞀぀の心ず なりたすように」 ミサの第䞉奉献文よりずいう蚀葉を遞びたした。

叞教っお 「叞教」はむ゚スの十二䜿埒の継承者。 教皇から任された地域教 区の牧者で、教䌚掻動の責任者。神父叞祭は叞教に協力しお、 各地の教䌚小教区で宣教掻動や信埒の䞖話をする。

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Salesian Family in the World

侖 界 の サレゞオ家 族 ニュヌ ス

ドむツ

パプアニュヌギニア

聖マリアの誕生を祝う祈りの

ドン・ボスコ・ボランティア 51人の若者を各囜に掟遣

サレゞオ孊生 党囜の集い開催

ã‚ž オ 家 族 のメンバ ヌ が 進 行 圹

News Source:

ANS

News Source:

集 い の 埌、 若 者 た ち は、 サレ

BoscoLink

進させるためにどのような掻動

授 業での 補 助、䜙 暇 の 掻 動 の

を行っおいるかを互いに分かち

䌁画などを担圓する。スポヌツ

合った。

や ゲ ヌム、 矎 術 や 音 楜、 å·¥ 䜜

ゲヌム、祈り、仲 間どうしの

や教育的な掻動、パヌティヌや

絆を深める時間など、Wantok

遠足を䌁画するこずも、掻動の

Boscoのプログラムを通しお、

䞀環ずなる。 ンティアの若者たち

「私たちは『ドン・ボスコ・ボラ ンティア』を孊び の 奉 仕ずずら えおいたす。皆が、自分の才胜、

2018 幎 9 月、18 æ­³ から 28 歳のドむツの若者 51 人が、 「ド ン・ボスコ・ボランティア」ずしお 侖 界 äž­ の サレゞオ䌚 の 事 業 所 に掟遣され、奉仕を開始する。 こ の 1 幎、 「Aktionszentrum Benediktbeuern ベ ネ ディ クトボ゚ ルン掻 動センタヌ」ず ボン宣 教 事 務 局 で 研 修を積 み 準備しおきたボランティアたち は、アルバニア、ベナン、ボリ ビア、ガヌナ、むンド、コロン ビア、コ゜ボ、モルドバ、モン テネグロ、ルワンダ、ザンビア、 トヌゎに掟遣される。 若いドむツ人ボランティアた ち は äž» に、 子ども た ち の 宿 題

胜力、興味にしたがっおさたざ たなプロゞェクトに参加したす」 ずドむツ・サレゞオ䌚のボランテ ィア 奉 仕 のコヌディネヌタヌ、 シュテファン・シュトヌル神父は 語る。 昚 今、 若 者 は 特 定 の 分 野で、期間を限定しお奉仕する こずを望む。「ドン・ボスコのボ ランティアに奉仕の機䌚を提䟛 し、同 時に教 䌚に぀いお盎 接、 具 䜓 的に孊 び、自 分 の 抱 い お いる確信をこの 1 幎の間に振り 返る機䌚を若者に䞎えたいず、 私たちは願っおいたす。」 さらに別の 35 人が、この秋、 ドむツ 各 地 の サレゞ オ 䌚 支 郚 でボランティア奉仕を始める。

Wantok Boscoに参加したパプアニュヌギニ

アの孊生リヌダヌたち

ギ ニア の サレゞ オ 䌚 の å­Š æ ¡ の 生埒たちが、Wantok Bosco を祝うため、党囜から初めお䞀 堂 に 䌚した。WANTOKずは 珟地で話されるピゞン語の蚀葉 で、英 語 の ONE TALKから来 おいる。同じ蚀 葉を話す 「仲 間」ずいう意味 集いを䌁画したのはサレゞオ 䌚 の 青 少 幎 叞 牧 郚 門。この 泊 たりがけのむベントに、ドン・ボ スコ・ア ラむミリ䞭 等 å­Š 校湟 岞 州、 ケレマ  、ドン・ボ スコ・ 技 術 èš“ ç·Ž 校ガ ブトゥ 、ドン・ ボスコ技術専門孊校ボロコ 、 カリタス技術専門䞭等孊校ポ ヌトモレスビヌから 200 人の が集たった。

SYM サレゞオ青幎運動30呚幎 News Source:

ANS

スコ生誕 200 呚幎に正 匏 に 発 足。 少しず ぀ド ン・ボスコに連なる若者

奉仕する生き方の識別」に぀い お、それぞれの䜓隓を分かち合 った。若者たちは、ゲスト・スピ ヌカヌが提瀺したポむントに぀ いお話し合い、サレゞオの若い アニメヌタヌやリヌダヌずしお、 より生き方を深め、より積極的 に掻動するよう挑戊しおいきた いず衚明した。たた、サレゞオ の若者が集う掻動をもっず行い たいずいう望みを共有した。 今回のむベントは、パプアニ ュヌギニアず゜ロモン諞島のサ レゞオの若者が、管区レベルで より倚くの機䌚に集うよう道筋 を瀺すものずなった。

ANS

の 倚くが 犯 眪 組 織 など

牧郚門の顧問ファビオ・

れ、人 身 売 è²· の 被 害に 遭っおいるずいう。

の 蚘 念 の 幎 に あ たり、

サレゞ オ 䌚 は、セネ

若 者だけでなく倧 人た

ガル 東 郚タンバクンダ

ちにも 次 のように呌 び

の 最 貧 地 区 で サレゞ

S Y M S a l e s i a n Y o u t h

かけおいる。「私たちは倧 いに

Movementサレゞ オ 青 幎 運

同 䌎 する必 芁 が ありたす。 若

動は 1988 幎、ドン・ボスコ垰

者が旅をするこずができるよう

倩 100 å‘š 幎 の 時にサレゞオ家

に。 若 者にずっお必 芁 な の は、

族 の 若 者 の 運 動ずしお 公 認 さ

若者ず共に旅を歩み、圌らがむ

れお 以 来、 成 長 を 続 け、 今 幎

サ ハラ以 南 のアフリカから、

゚スを知り、愛し、より近 づく

2018 幎で 30 呚幎を迎えた。

よりよい境遇を求めおペヌロッ

こずを助けるこずができる倧人

日 本 で も 2015 幎、ドン・ボ

パ ぞ の 移 䜏を目 指 す 人 びずが

たちず出䌚うこずなのです。」

埌を絶たない。そうした人びず

October 2018

ちがテヌマ「若者に仕える若者

に巻き蟌たれお搟 取さ

アッタ ヌ ル 神 父 は、こ

No.21

ハむラむトは、ナヌスフォヌラ ムだった。ゲスト・スピヌカヌた

News Source:

サレゞオ䌚 青 少 幎 叞

Salesian Bulletin Japan

分かち合った。

移民人身売買防止のための 小さな蟲業プロゞェクト

぀぀ある。

16

は、話し合いだけでなく、グル

セネガル

た ち の 亀 わりが æ·± たり

30 呚幎を迎えたSYM。若者たちず共に歩む旅は続く。

ドン・ボスコの å­Š æ ¡ の 生 埒たち ヌプ 掻 動 の さたざたな 䜓 鹓 を

2018 幎 9 月、パ プアニュヌ

若者のリヌダヌやアニメヌタヌ

ロヌマ総本郚

若者の奉仕者やアニメヌタヌた ちは、ドン・ボスコの 䜿 呜を前

の手䌝い、午埌の時間の䞖話、

各囜に掟遣されるドむツのドン・ボスコ・ボラ

を務めるワヌクショップに参加。

オ 家 族 や サレゞ オ の セネガル・タンバクンダの子どもたち

NGOなどず協力しなが ら小 さな 蟲 業 プ ロゞェ クトを 展 開し、 朜 圚 的 な移民に教育や蟲業・職業蚓緎 を 行 い な がら、 若 者 た ち の セ ネガ ル で の 自 立 を 促し、 人 身 売買の防止に努めおいる。


SFW もた ちに幌 児 教 育ず蚓 ç·Ž プ ロ

パプアニュヌギニア

グラムを実斜する孊習センタヌ

幌児のための

幌 繚 園 を 3 か 所 建 èš­ できた

孊習センタヌ

した。 合 蚈 180 人 の 園 児 ず9 サレゞオ䌚 ゞョセフ・タン神父

D B Kドン・ボスコ基 金は、 特に 助けが必 芁な青 少 幎の 保 è­· 育 成を支 揎する、 サレゞオの基 金です。

家庭から来おいるため、孊習セ å­Š 習 教 材 の す べ おを 提 䟛しな ければなりたせん。 私 た ち は 日 本 の DBKドン・ ボ スコ 基 金 から 5,000USド

DBKりェブサむト http://salesians.jp/about/dbk

した。この金額は、2018 幎床

私たち のアラむミリ教 区は、

きたす。 私たちは教 育こそが、

の先生の絊䞎に充おるこずがで パプアニュヌギニアの銖郜ポヌ

DBKドン・ボスコ基金では、ボリビア、モンゎル、南スヌダン、 東ティモヌル、日本囜内など、 䞖界各囜のサレゞオ関係グルヌプに よる青少幎の保護育成プロゞェクト等を支揎しおいたす。 ご寄付くださる方は、 䞋蚘の振蟌口座たでたたは本誌ずじ蟌みの 払蟌甚玙におお振り蟌みください。 郵䟿振替口座番号00190-5-292253 加入者名ドン・ボスコ基金 ※通信欄の寄付意向にチェックを入れお、寄付金額をご明蚘ください。寄付者氏名の 非公衚をご垌望の方は、払蟌甚玙に「匿名垌望」 ☑チェックマヌクをご蚘入ください。

トモレスビ ヌから玄 400km 離 れた海岞沿いにありたす。この 地域は道路も通じおおらず、電 気も来おいたせん。孀立しおい るた め、 村 の 人 びずは 経 枈 的 発展や医療、教育など倚くの面 で 恩 恵 を 埗られず、識 字 率 は 非垞に䜎い状況です。 この宣教地を担圓しおいるサ レゞオ䌚は、地域を発展させる

ペルヌ

2013 幎に来日した際、DBKド

アマゟン地区の 青少幎センタヌ

ン・ボスコ基金からペルヌのア マゟン 地 区 の 教 䌚 の ためにた くさんの寄付を頂きたした。そ

ために、子どもたちの教育に取 り組 ん で い た す。 神 の 恵 みず 倚くの人びずの努力により、教

24,000USドルの支揎をいただ き、おかげさたで、カテドラル したした。たた様々な青少幎・教 䌚掻動のために印刷機、スピヌ

倚文化共生センタヌ東京 倚文化共生センタヌ東京 代衚理事 枊朚兞子

す。平日も倧勢の貧しい人や青 少幎が助けを求めお教䌚に来た す。この教区のガ゚タヌノ・ガル ブセラ叞教サレゞオ䌚のもず で、私日系ペルヌ人の倧城ル むス神父は働いおいたす。 私は 5 幎ごずに日本の栃朚に いる芪 戚を蚪 問しおいたすが、

貧しい 子どもたちの 心に届き、 心の救いになったず、たた、 ドン・ ボスコの䜿呜にかなったず信じ おいたす。 äž» が い ぀も日 本 の 皆 さんに 豊かな祝犏を䞎えおくださるよ うに、日々の祈りをささげたす。 たた、このミッションを継 続 的 に支揎しおくださるこずを埅ち 望んでいたす。

ずなっおおりたす。 「たぶんかフ リヌスクヌ ル 」で å­Š ぶ 生 埒 は、

がペルヌの銖郜リマで行われる

荒川、杉䞊䞡校で 40 人を超え、

å…š 囜 倧 䌚に参 加できるように。

る必芁がありたす。公衆電話が

埌 玉 県、 千 葉 県 から通 å­Š する 「たぶんかフリヌスクヌル杉䞊校」で孊習す る生埒たちサレゞオ䌚研修斜蚭 杉䞊サむ テックにお

ただない団地に電話を蚭眮する こず、教区神孊生の逊成の経枈 的問題など、様々な課題が残っ おいたす。 これからも匕き続き、日本の 恩人の皆様からのご支揎ずお祈 りをよろしくお願いいたしたす。 感謝のうちに。

珟 圚、東 京 では 公 立 小 äž­ 高 ぀子どもたちが 1 侇 3 千人を超

取り組むべきこずは、ただた

小さな宣教センタヌを立ち䞊げ

り感謝申し䞊げたす。

え、 圌らの 教 育 は 切 実 な 課 題

くさんありたす。たず青幎たち

たた、アマゟン川沿いに新しい

安 心しお å­Š 習 に 励 ん で おりた す。頂きたしたご寄付に、心よ

に 圚 籍 する倖 囜 に ル ヌツを も

衣類を敎えるこずもできたした。

もたちは教䌚孊校にやっおきた

の皆さんの優しい心が、倚くの

い た 環 境 の äž­ で 子どもた ち は

日本

ガンを賌入でき、教区神孊生の

箄 2,500 人がミサに蚪れ、子ど

育 は 垞に心 の 問 題 です。 日 本

区 å…š 域 です べ お の 小 さな 子ど

カヌ、コンピュヌタヌ、電子オル

プカルパ教䌚には、毎日曜日に

地 域 の 倉 化ず発 展 の æ ¹ å¹¹ であ るず確信しおいたす。そしお教

の 幎 から 今 幎 2018 幎 た で 箄

の青少幎センタヌの屋根が完成

ペルヌのアマゟン地区にある

ルのうれしい支揎を受け取りた

孊習センタヌの叞祭、先生、子どもたち

機関誌「DBKだより」バックナンバヌも ご芧いただけたす。

青少幎センタヌの庭は地元の人が集い、く぀ ろげる堎

す。子どもたちは非垞に貧しい ンタヌは、子どもたちず先生に

サレゞオ 䌚の創 立者ドン・ボスコの粟 神を受け継ぎ、貧 困・家 庭 問 題・灜 害 等により、特に 助けを必 芁ずする青 少 幎を保 è­· 育 成 する囜 内 倖のプロゞェクトを支 揎しおいたす。

ガ゚タヌノ ・ガルブセラ叞教 サレゞオ䌚 倧城ルむス神父

人 の 先 生 が いたす。 先 生 たち は 皆、村 の 母 芪ず若 い 女 性 で

生埒も増えおいたす。 孊びの堎ず居堎所を必芁ずし おいる、倖囜にルヌツをも぀子 どもたちず保 è­· 者にずっお「た

平玠より、倖囜にルヌツをも

ぶんかフリヌスクヌル」は、倧

぀ 子どもた ち の å­Š びに深 いご

切 な 圹 割 を 担 い 続 け お おりた

理解をいただきたしお、厚く埡

す。

瀌申し䞊げたす。

子ども た ち が、 笑 顔 で 将 来

枩かく芋守っおいただいおい

ぞの倢を切り拓いおいけたすよ

る「たぶ んかフリヌスクヌル 杉

う、 匕 き 続 き お 力 æ·» えを お 願

䞊校」も 2 幎目を迎え、萜ち着

い申し䞊げたす。

ドン・ボスコの颚

No.21

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぀ながれ サレゞオ青幎 SYM JAPAN Salesian Youth Movement Japan

Saginuma Church

受け入れおもらえたず感じたこず  私はキリスト教の倧孊に入っお、教䌚ず出䌚いたした。でも䜕床か教䌚を蚪れおは、気が倉わっお行かなく なり、時間が経぀ずたた別の教䌚に足を運ぶこずを繰り返しおいたした。  あるずき、近隣のカトリック教䌚でミサにあずかりたした。この時も䞀床きり、その埌匕っ越したこずもあっお う  よ きょく せ぀

再び蚪れるこずはないず思っおいたのですが、玆䜙曲折あり3 幎埌にその教䌚の近くに戻っおきたした。3 幎ぶりにその教䌚を蚪れ、ミサにあずかるず、䞀人の信埒さんが私の隣に座っお、いろいろず教えおくれた した。じ぀はその方は、私が3 幎前にその教䌚を蚪れたずきにも、隣で案内をしおくれた方でした。 うなず

ミサ埌、自分ずキリスト教ずのかかわりや、これたでのこずをたくさん話したした。その方はやさしく頷き ながら聎いおくれたした。たた私が 3 幎前にも来たこずを話すず、 「この教䌚に来るように導きがあった のね」 ず飛び䞊がるように喜んでくれたした。その姿に、自分を受け入れおもらえたこずを感じお、私 もずおもうれしくなりたした。 ほう ずう

今思い出すず、あのずき傟聎しおくださった姿にむ゚スさたの愛を感じたす。攟蕩息子のたずえ のように、垰っおきたずきには共に喜んでくださるむ゚スさたの姿も思い浮かびたす。  そんな傟聎の姿ずむ゚スさたの愛に支えられおか、そのずきから教䌚に続けお通うように なりたした。そしお1 幎埌の埩掻祭で掗瀌を受け、今に至りたす。私も出䌚う人びずに 少しでも寄り添い、耳を傟け、受け入れるこずができるようにず、祈りながら日々を 歩んでいたす。 かじ はら たけ ひろ

鷺沌教䌚 梶原

歊玘さん28

奜きな聖句 「䞻は矊飌い、わたしには䜕も欠けるこずがない」

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Salesian Bulletin Japan

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Salesian Sisters Provincial House


、 むンスタ SYM の  できたした ▌参加申し蟌みはこちら

第19回SYMの集い★スペシャル

【10月28日(日) 締切】

∌総長ず若者の集い∌ 来る11 月、サレゞオ䌚第 11 代総長のフェルナンデス

お問い合わせ先

神父が初来日したす 総長ず盎接お話ができるかも?!

SYM JAPAN 事務局

い぀も若者のこずを考え、祈っおくださる総長をたくさん

symjapan@salesians.jp

の若者であたたかくお迎えしたしょう  日時2018 幎 11月10日 ( 土)16:30 集合 ※21:00終了予定

翌 1 1 日 ( 日 ) は東 京 ・ èµ€ 矜 の 星 矎 å­Š 園にお

䌚堎調垃サレゞオ神孊院カトリック調垃教䌚調垃駅より埒歩20 分

Salesian Family Dayが開催されたす

内容倕食、レク、総長ぞの質問タむム、総長のお話、分かち合い、祈り

サレゞオ青幎むスラ゚ル巡瀌の報告䌚もありたす

察象サレゞオ家族の高校生・青幎30歳たで

ので、ぜひご参加ください。

donboscoさん、salesiansさん、 他 816人が「いいね」したした symjapan むスラ゚ル巡瀌に行っおきたした∌ #こんな感じで掻動の様子をシェアしおるよ # 青幎スタッフが曎新しおたすっ #フォロヌしおね #ストヌリヌも芋おね

参加しおくださった調垃・碑文谷・䞋井草・鷺沌・倧和の教䌚ず DBVGの青幎、サレゞオ小孊校・サレゞオ孊院・サレゞオ高専・ 星矎孊園・野尻湖聖曞孊校・フォルティッシモの同窓生の皆さん ず、ご協力くださった神父様・シスタヌ方ありがずうございたした

gh School Salesian Primary, Junior Hi & Salesian Boy's Home

どんなに 忙しくおも   私がいちばんうれしかった䜓隓は、䞡芪や知り合いなど の身近な人に、どんなに忙しくおも、たるで忙しくないかの ひた

ように、どんなにやらなきゃいけないこずが山積みでも、その ずきだけはずっず暇だったかのようにふるたい、䜕気ない孊 校のこずや、自分の趣味のこず、奜きな音楜のこずなど を、興味をもちながらゆっくり聞いおもらったこずです。 みや じた

䞋井草教䌚 宮嶌

な  ほ

南垆さん20

奜きな聖句 「倩に富を積みなさい」

私、信者です あるずき、倧孊の講矩の䞭でカトリックに関する内容が話されたした。その圱響も あったのか、同じころに同期の䞀人が「カトリックに興味がある」 ず蚀いたした。そこで 「私、信者です」 ず信仰告癜をするず、ずおも驚かれたした。  たたある日、その同期に「む゚スはなぜ十字架に぀けられたの」 ず聞かれたした。教䌚の仲間ではなく、倧孊の同期ず神さたのこず、 む゚スさたのこずを分かち合えたこずが、ずおもうれしかったです。話を聞いおくれた 同期に、この機䌚を䞎えおくださった神さたに感謝しおいたす。  そしお、この分かち合いは小さな犏音宣教にもなるず感じたした。たたい぀か、 このような機䌚に恵たれるずいいなず思いたす。 ひめ の

聖曞孊校OB 姫野

おい いち

悌䞀さん19

奜きな聖人 「倧倩䜿ミカ゚ル」

ドン・ボスコの颚

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ル ヌト ポ ヌレ ク ス むフ ラ サ

ã‚ž

ア

ン

い しお ョむ ã‚ž 。 ゚ン たす 掻を 介し 生 æ ¡ ご玹 が孊 k から ん o 皆さ ebo 校の Fac å­Š や 族の HP オ家 校の ã‚ž 各 サレ を、 様子

レ

る

サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校 神奈川県暪浜垂

ドン・ボスコ・トリビアクむズ

ン・ボスコはい぀も聖母マリアを暡範ずし、青少幎の心に愛 情、知性、正しい良心を育おたした。静岡サレゞオでも5月の 間、聖母マリアにならい、よい行いをマリア様におささげする 「埳の花」を実行し、聖母祭を祝う心の準備をしたす。 聖母祭の圓日は、孊園の党校児童・生埒・教職員がマリアン ホヌルに集い、ドン・ボスコスクヌルバンドのファンファヌレ でセレモニヌが始たりたす。次にプラむマリヌ、ミドル、カレ ッゞの3ステヌゞの代衚者が発衚を行いたす。小孊校3幎生は 探究の時間を䞭心に考えおきた「What is your role?」を発 衚したした。すべおの人やものには圹割があり、その圹割を果 たすこずが自分や呚りの人を幞せにするのだず蚎えかけ、あな たの圹割は䜕ですかず問いかけたした。最埌は皆でカヌネヌ ションの花束ず埳の花、マリア様ぞの手玙を奉献し、皆の心が こもった玠晎らしい聖母祭になりたした。

倧阪星光孊院高等孊校 倧阪府倧阪垂

囜際物理・化孊五茪で3人がメダル獲埗 2018幎7月、ポルトガルで開かれた第49回囜際物理オリン

サレゞオ孊院䞭孊 1 幎生の宗教の授業で

ピックで、倧阪星光孊院高等孊校2幎の末広倚聞さんず3幎の

サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校では、授業力の向䞊を目的

氞浜壮真さんが銀メダルを獲埗したした。

に、幎間を通じお各教科で研究授業を行っおいたす。校長の鳥

たた、スロバキア、チェコ䞡囜で開かれた第50回囜際化孊

越政晎神父による「宗教科」の研究授業もありたす。鳥越校

オリンピックでは、3幎の犏本優斗さんが銅メダルを獲埗した

長は䞭孊1幎の宗教科でドン・ボスコの生涯をたどる授業を行

した。

っおいたすが、この日の研究授業では「ドン・ボスコ・トリビ

物理オリンピックは86か囜・地域から396人、囜際化孊オ

ア」ず題しお、生埒たちが Q&A を䜜成し、お互いに楜しくク

リンピックは76か囜・地域から300人が参加。䞡オリンピッ

むズに取り組みたした。

クには日本の高校生代衚蚈9人が参加し、党員がメダルを獲埗 したした。

静岡サレゞオ 静岡県静岡垂

小䞭高合同で聖母祭

目黒星矎孊園䞭孊高等孊校 東京郜䞖田谷区

フィリピンボランティア研修

静岡サレゞオの聖母祭の様子

静岡サレゞオでは、毎幎5月の「聖母月」に、小孊校・䞭孊

20

目黒星矎孊園高等孊校のフィリピンボランティア研修の様子

校・高等孊校の党児童・生埒・教職員が䞀緒に「聖母祭」を行

2018幎8月15日の5日間、目黒星矎孊園䞭孊高等孊校4

いたす。聖母祭は聖母マリアを讃え、お祝いするものです。ド

幎ず5幎の垌望者20人が、フィリピンボランティア研修に参加

Salesian Bulletin Japan

No.21

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したした。ここ数幎は12月に実斜しおおり、8月の実斜は久し

すが、䜕よりも孊ぶ楜しさを知っお、䜓隓しおもらおうずいう

ぶりです。マニラにある児童逊護斜蚭ラりラ・ビクヌニャセン

ものです。倧勢の小孊生ず保護者の方々が参加しおくださり、

タヌサレゞアン・シスタヌズに滞圚し、センタヌの子ども

圚校生も積極的に手䌝っお、日向孊院らしいアットホヌムな行

たちず過ごしたり、ドン・ボスコ・スクヌルサレゞアン・シ

事ずなりたした。

スタヌズの生埒ず亀流したり、攟課埌のオラトリオで地域の 子どもたちず䞀緒にレクリ゚ヌションを行ったりしたした。 今回は事前の準備に時間をかけ、参加した生埒は貧富の差な どフィリピンが抱える諞問題を数回に分けお孊び、珟地に臚み たした。参加者の感想をいく぀か玹介したす。

星矎孊園䞭孊校高等孊校 東京郜北区

シェアド・リヌダヌシップを孊ぶ

「自分ず違う境遇の䞭で生掻しおいる同幎代の子どもたちず どのように関わっおいけばよいかを孊べた。圌女たちず倧切な 思い出ができた。」 「ラりラの子たちの笑顔が、問題を抱えおいるず思えないく らい玔粋で驚きたした。ずっず笑顔でフレンドリヌで、今を頑 匵っお生きおいる感じがしたした。」 「英語が苊手なので、ドン・ボスコ・スクヌルの子たちずは あたり話せなかったけれど、ゞェスチャヌずか単語で蚀ったら 理解しおくれた。」 「実際に行っおみお、町䞭にゎミが萜ちおいた印象が倧きい ので、ゎミ拟いをしたいなず思いたした。」 「たくさんの子どもず觊れ合い、日本では経隓できないこず

星矎孊園䞭孊校高等孊校でのシェアド・リヌダヌシップのワヌクショップ

2018幎9月19日、星矎孊園䞭孊校高等孊校では、高校1幎

をたくさん経隓できた。」

の「囜際」の授業で「シェアド・リヌダヌシップ」に぀いお孊 ぶワヌクショップを行いたした。

日向孊院䞭孊校・高等孊校 宮厎県宮厎垂

星矎孊園の教育の柱の䞀぀である「シェアド・リヌダヌシッ

高校オヌプンキャンパスず サマヌスクヌルを開催

プ」ずは、䞀人ひずりが持ち味を掻かし、必芁な堎面でリヌダ ヌシップを発揮しおいくずいう考え方です。運動が埗意な人は 䜓育祭でクラスをたずめ、音楜が埗意な人は合唱コンクヌルで クラスを匕っ匵るなど、自分の個性を掻かしお掻躍できるよう サポヌトしたす。 この日のワヌクショップでは、誕生日の日付順に䞊んだり、 45人のグルヌプに分かれお30個皋床の玙コップをできるだ け高く積み䞊げたりなどの䜓隓を通しお、「各ミッションをク リアするために、だれがどのような圹割を果たしおいたか」に 気づきたす。積極的に指瀺を出しおいた人、指瀺をよく聞いお 玠早く動けるよう工倫した人、呚囲を敎理敎頓しお皆が動きや すいよう気を配った人、指瀺は出さず自分のわかる範囲で動い た人など、その良し悪しではなく、自分が向いおいるこず、皆 の圹に立おるこずなどを考え、気づく機䌚ずなりたす。

日向孊院での高校オヌプンキャンパスの様子

星矎孊園䞭孊校高等孊校では、孊校生掻の様々な堎面でだれ

2018幎8月4日、日向孊院高等孊校のオヌプンキャンパス

もがリヌダヌ的圹割を担う機䌚があり、リヌダヌをフォロヌす

が開催されたした。高校オヌプンキャンパスは、生埒䌚を䞭心

るこずも䜓隓しながら、グルヌプで協力し合う喜びを孊んでい

に、いろいろな郚掻動が加わっお、生埒が䞭心になっお運営し

たす。

おいたす。特に今回も生埒䌚による行事説明、制服玹介は倧奜 評でした。倏䌑み䞭の猛暑日にもかかわらず、倧勢の䞭孊生ず 保護者の方々が来校したした。 翌5日は、小孊生を察象にしたサマヌスクヌルが開催された ねら

した。倏䌑みの自由研究のヒントになればずいう狙いもありた

Sa ドン・ボスコの颚

No.21

nS lesia

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October 2018

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R life! 21

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サレゞアンピヌプル S a l e s i a n

P e o p l e

䞖界そしお日本のサレゞアンな人たちを玹介したす。

Tokyo, Japan

スモヌルクワむア Small Choir

む゚スのカリタス修道女䌚 日本管区 Suore della Carità di Gesù, Japanese Province

2017幎9月、カトリック町田教䌚でのチャリティコンサヌトで。

神の憐みを䌝えるために 祈りの歌を歌いたい 倩䜿のような柄み切った歌声にのせお、 祈るように深くしみわたるメッセヌゞを届け続けおいるむ゚スのカリタ ス修道女䌚の聖歌隊 「スモヌルクワむア」。 教䌚奉仕だけでなく、 刑務所などの慰問や、 被灜地でのコンサヌ トなど粟力的に掻躍しおいるシスタヌたちの取り組みを玹介したす。文・写真む゚スのカリタス修道女䌚

歌を倧切にする理由

ã‚€

CDをきっかけに、倖ぞ出かけるように

゚スのカリタス修道女䌚の創立者カノォリ神父は おん れい



「教䌚生掻の頂点であり源泉である兞瀌 」祭儀

そうごん

歌を担圓しおいたすが、「宣教のため、特に病気で教䌚

を荘厳 に行うため、たた教䌚音楜を通しおキリスト教を

に来られない方のために CD を䜜成しおは」ず、圓時の

効果的に䌝えるため、聖歌や噚楜の緎習に力を入れる

管区長の提案で、2002幎に CD『私をお䜿いください』

よう勧めおいたしたので、私たちは䌝統的に聖歌の緎習

を制䜜したした。その埌さらに3枚の CD を制䜜。これ

を倧事にしおきたした。党員で歌う時を“ビッククワむア” 、

らの CD は口コミで広がり、やがおスモヌルクワむアは

聖歌隊だけで歌う時を“スモヌルクワむア”ず呌んでい

教䌚関係の行事、医療刑務所、医療少幎院、そしおチ

たす。

ャリティコンサヌトなどに招かれるようになりたした。

兞瀌ミサや祈りなど教䌚が神にささげる瀌拝のこず

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スモヌルクワむアは、修道䌚内の兞瀌や行事の時に

Salesian Bulletin Japan

No.21

October 2018


S a l e s i a n

P e o p l e

東北被灜地の埩興を願うクリスマス・ミニコンサヌトツアヌの䞀コマ。2017幎12月、

スモヌルクワむアの公開緎習。2017幎6月、東京・杉䞊のむ゚スのカリタス修道女䌚

南䞉陞町のぞみ犏祉䜜業所で。

日本管区本郚で。

被灜地の方々ず共に

共に歌い祈る公開緎習

2011幎の東日本倧震灜の時には、ボランティアベ

「緎習に参加しおみたい」ずいう声を受け、共に神を

ヌスで掻動しおいた本䌚䌚員から、「東北に歌を届け

賛矎できるよう、2011幎から䞀般の方も参加できる公

なぐさ

に来おください。被灜された方々は慰めず力を必芁ずし

開緎習の日を、月に1床蚭けおいたす。参加者の感想です。

おいたす」ずの願いが届きたした。たず震灜2か月埌の

「スモヌルクワむアずの出䌚いは3幎前です。ご指導は、

2011幎5月に蚪問するこずができたした。珟圚は幎に1

『蚀葉を音にのせ、前方の祭壇に届くように、高音は

床ほどですが、昚幎12月に蚪れた時、参加した䌚員た

意識を集䞭させ、音を䞭心に集め息の量を調節しお』

぀づ

ちは次のように気持ちを綎っおいたす。

など明確で、毎回孊びの連続です。曲はほが初芋で、

「私は、曲に蟌められたメッセヌゞを手のひらにのせ

最初は戞 惑い、呚囲のシスタヌの声に助けられ歌っお

おいねい

ず たど

お䞁寧にふれるように、心を蟌めお歌うよう意識したした。

いたしたが、最近は歌える曲も増え楜しさも倍増しおい

初察面でも皆さんの様子から、『歌のメッセヌゞが届い

たす。最初は技術的なこずばかりに気を取られおいたし

おいる、私の心の想いが被灜者の方々の心ぞ真っすぐ

たが、歌声が祈りであるずいうこず、䞻の埡蚀葉を䌝え

に響いおいる』ず肌で感じたした。」

るために優しく枅らかに響かせるこずを孊び、䞊手に歌

「む゚ス様を運ぶこずが目的です。む゚ス様なら、傷

うより祈りを蟌めるこずが倧切なのだず感じるようになり

぀いたこの䞖界に、人々の心の䞭に来おくださり、必ず

たした。」

必芁な恵みず愛で満たしおくださるず信じお歌いたした。 」

「私のスモヌルクワむアずの出䌚いは2011幎に遡りた

「以前にも歌いに来たこずを芚えおくれおいお、 『たた

す。ニコラ・バレでの集いで初めお耳にした歌声は、

来おくれたね』ず、喜びを衚しおくださった方々の声を

䞀点の曇りもない柄み切った芋事なハヌモニヌ。聖歌が

通しお、勀務を調敎しながら参加し続けられたこずを感

倧奜きな私は䞀床で魅了されたした。初めお参加した公

謝し、 その苊劎を超えた宣教の喜び・歌の力を感じたした。 」

開緎習の日、1時間の緎習を終え井荻駅に向かう私は“倧

この蚪問の時にカリタス南䞉陞のベヌス長さんも次の

げさ”ず思われるでしょうが、完党に満たされた心ずた

メッセヌゞをくださいたした。

るで倩囜ぞの階段を䞊っおいるような軜い足取りでした。

「党くキリスト教に瞁もゆかりもない方たちの所で、倧 いや

さかのが

くも

聖歌は歌うたびに私の心の奥深くに、その時によっおい

切なこずを歌を通しお䌝え、被灜された人々の心を癒す

ろいろなこずを語り掛けおくれたす。」

こずができるのは、む゚スのカリタスの皆さんの賜物であり、

この2人のように公開緎習に参加し、教䌚の聖歌隊で

本質的な宣教だず感じおいたす。」

分かち合っおくださっおいるこずも私たちの力になっおい

この蚀葉のずおり、人々の間で歌を祈りずしお神に捧げ、

たす。

神が共にいおくださるこずを蚌しできるよう願っおいたす。 ◆スモヌルクワむア CDの入手方法 「む゚スのカリタス友の䌚」をずおしお宣教掻動ぞの寄付のご協力をしおくださる方に、スモヌルクワむアのCDを埡 瀌ずしお差し䞊げおいたす。『私をお䜿いください』、『心からの感謝を』、『かけがえのないいのち』、『祝犏の歌』の 4 枚のCDがあり、珟圚 5 枚目を制䜜䞭です。ご垌望の方は、䞋蚘りェブサむトたたは電話でお申し蟌みいただけたす。 http://www.m-caritas.jp/05todoke/small/cd_infomation.html#get_the_CDs TEL: 03-3396-2171 む゚スのカリタス修道女䌚管区本郚 CD䟝頌

ドン・ボスコの颚

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ゞオ サレ

家族

探蚪

Visit the Salesian Family

各地の ドン・ボスコの仲間を 玹介したす!

日

本の人びずを愛した チマッティ神父の遺埳をしのぶ

䞖界䞭から慕われる

䌚叞祭ずなった圌は、むタリア・トリノの名門

孊校、児童逊護斜蚭など、珟圚の日本の

チマッティ神父

ノァルサリチェ孊院の校長ずしお、教え子た

サレゞオ䌚事業の土台を築きたした。人びず

ちから倧倉芪したれたした。この孊院は圓時、

のために生涯祈り続けながら、1965幎86æ­³

今から92幎前の1926幎、日本に来おサレ

サレゞオ䌚叞祭をめざすすべおの修緎者を

で垰倩したした。

ゞオ家族の皮をたいたのが、ノィンチェンツォ・

逊成する神孊校で、長幎ここで教垫・校長

チマッティ神父を団長ずするサレゞオ䌚宣教

を務めたチマッティ神父は今でも「䞖界䞭の

垫団でした。

サレゞオ䌚宣教垫の父」 ずしお慕われおいたす。

●

●

列聖列犏調査の資料を収めた

「チマッティ資料通」

2歳の時にドン・ボスコず出䌚い、10代の 時に宣教垫の話を聞いたチマッティ少幎は、

●

苊境を乗り越えお日本に皮をたく

い぀か宣教垫になっお遠く貧しい囜に行きた いずいう倢を抱いおいたした。やがおサレゞオ ノィンチェンツォ・ チマッティ神父 Vincenzo Cimatti 1879 幎むタリア・ファ゚ンツァ生た れ。25 æ­³ でサレゞオ 䌚 叞 祭ずな る。1926 幎 46 歳の時、サレゞオ 䌚宣教垫ずしお初来日し、倚くの日 本人叞祭・修道者を育成。 音楜家 ずしおも900 曲以䞊䜜曲しおいる。 1965 幎 10月6日、86 歳で垰倩。

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生前から「日本のドン・ボスコ」ずしお慕 われたチマッティ神父の列聖運動聖人に

46歳の時、チマッティ神父はその茝かしい

列せられるようバチカンに求める運動は、

地䜍を捚お、貧しく困難の倚い囜、日本ぞ

垰倩した翌幎に始たりたした。その䞭心ずなっ

ず旅立ちたした。1926幎、日本に到着するず、

たアルフォン゜・クレバコヌレ神父は、日本ず

小孊校の教科曞で必死に日本語を勉匷し、

むタリアで資料を収集し、10幎の歳月を経

2幎埌には出版事業珟圚のドン・ボスコ瀟

お、1976幎に列聖列犏調査を教皇庁に申

をスタヌト。䞖界倧恐慌や第二次䞖界倧

請。1983幎、集めた貎重な資料を保存し、

戊の苊境にもくじけず、日本の未来を担う青

垫の遺埳をたたえるため「チマッティ資料通」

少幎を育おるため、教䌚、神孊校、職業

が建おられたした。列聖列犏調査の結果、

1


通長のガ゚タノ・コンプリ神父ずチマッティ資料通の 倖芳。 音楜家ずしおオペラやミサ曲のほか倚数の 童謡も䜜曲し、党囜の子どもたちに歌われた。 資 料通 2 階のむタリア補ステンドグラス。 母に高く持ち䞊 げられドン・ボスコを芋぀めおいる少幎は、2 歳のノィン チェンツォ。1882 幎にドン・ボスコがむタリア・ファ゚ン ツァを蚪れた際の出来事を衚しおいる。 4チマッティ 資料通、2 階展瀺宀の内芳。  「チマッティ神父が䜿っ おいた鞄。枅貧の人だった。 チマッティ神父来日 盎埌の挢字緎習ノヌト。 7調垃サレゞオ神孊院の地 䞋聖堂にあるチマッティ神父のご遺䜓を玍めた石棺。

2

3

4

5

6

チマッティ資料通 ● 資 料 通 の 芋 å­Š 時 間 9:00  12:00  13:00  17:00 案内者䞍圚の堎合があるため、電話におご 確認・お申し蟌みのうえ、ご来通ください。 ●お墓ぞの巡瀌 7:00 〜 18:00 調垃サレゞオ神 孊院 地䞋聖堂内 ●毎月のミサ 毎月6日10:30 〜 サレゞオ神孊院 の聖堂でミサをささげ、チマッティ神父の取り次ぎを祈っ おいたす。どなたでも参加できたす。 ●芋孊申し蟌みず連絡先 東京郜調垃垂富士芋町 3-21-12 サレゞオ神孊院内 チマッティ資料通通長 ガ゚タノ・コンプリ神父 TEL042-482-3117 E-maildb@v-cimatti.com http://www.v-cimatti.com

7

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チマッティ資料通 チマッティ神父は1991幎、聖ペハネ・パりロ そんじゃ

2䞖教皇により「尊者」ずされたした。 ● チマッティ神父の

遺埳をしのぶ展瀺物 チマッティ資料通は、調垃サレゞオ神孊

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サレゞオ䌚 調垃サレゞオ神孊院 東京郜調垃垂

『 蟲家の手匕曞 』、蟲業雑誌に寄皿した

シタン史関係の曞物など。

蚘事15幎分・463件などを執筆。機

・・・

関誌 「Bollettino Salesiano」に寄皿した

ほかにも、数千枚の写真や私物、説教

日本に関する200以䞊の蚘事、日本を玹介

やピアノ挔奏の録音があり、チマッティ神父

した著䜜『日の出の囜』、 『宮厎県の動物・

ら初期のサレゞオ䌚員が各地で2千回ほど

怍物の自然分類䞀芧』、宣教垫や戊死し

行ったコンサヌトのプログラム数癟枚ず新聞

た日本人䌚員の䌝蚘など。

蚘事も残されおいたす。列聖列犏調査のた

院に隣接する2階建おの建物で、1階には

【手玙】垫が毎月サレゞオ䌚の長䞊に宛お

事務宀ず音楜資料宀、2階には展瀺宀があ

お送っおいた報告や、個人・教え子などに

蚀なども芋るこずができたす。

り、次の貎重な資料が展瀺されおいたす。

宛おた手玙6,300通。

資料通では、これら膚倧な量の手玙・写

・・・ 【楜譜】チマッティ神父が䜜曲した950以䞊

【日誌】19261949幎に管区長ずしお曞き 蚘した日誌など。

め教皇庁に送られた公の曞類や蚌人の蚌

真・挔奏・楜譜などの資料をもずに、チマッ ティ神父に関する出版物やCDを制䜜し、オ

の楜譜。倧郚分は盎筆。オペラ「现川ガ

【暙本】垫が収集した怍物・昆虫・貝類・

ペラやコンサヌトの䌁画・䞊挔も行っおいたす。

ラシア」など40以䞊の歌劇、19のミサ曲、

鉱石の暙本や化石。倧郚分は教え子たち

詳しくは資料通のりェブサむ トをご芧ください。

無数の歌曲など。

が寄莈したもの。

チマッティ神父の列聖列犏運動は今も続

【著䜜党集】教育孊ず自然科孊・蟲孊の

【曞物】垫がサレゞオ神孊院図曞通のため

いおいたす。チマッティ神父の取り次ぎにより

博士号をも぀垫は、 『教育孊教科曞』、 『ド

に取り寄せたもの。1800幎代から、叀くは

神様からのお恵みをいただいた方は、資料

ン・ボスコの予防教育法』、 『蟲孊教科曞』、

1500幎代の神孊曞、聖曞、教䌚史・キリ

通のコンプリ神父ぞご連絡ください。

ドン・ボスコの颚

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Salesian Family in J a p a n サレゞオ家族

囜内ニュヌス

青少幎

䌚連合からのサポヌタヌ等、22人が参加

た。同窓䌚連合は、蚭立から3幎が経過し、

した。

具䜓的なプロゞェクトを進めおいくため

サレゞオ䌚青少幎叞牧

2017幎秋に各同窓䌚の若手同窓生から

野尻湖少幎聖曞孊校を開催

なる WT が発足。広報、アゞア倧䌚2020 幎日本開催、財務・法人化の3グルヌプ が連携し぀぀アむデアを出し合い、その 具䜓化を進めおいる状況に぀いお、WT メンバヌが報告した。

SYM Japan むスラ゚ル聖地巡瀌の参加者

今 回 は2015幎 ド ン・ ボ ス コ 生 誕

野尻湖少幎聖曞孊校の様子

200呚幎に SYM Japan が発足しお以

2018幎8月8〜17日、 今 幎 で46回 目

来2床目の海倖巡瀌。日本各地から、孊生、

ずなる「野尻湖少幎聖曞孊校」が野尻湖

同窓生、サレゞアン・スクヌルの教員、

サレゞオ山荘長野県䞊氎内郡で開催

教䌚の青幎など倚様な参加者が集たり、

された。

SYM Japan 担圓叞祭の浊田慎二郎神父

このキャンプは、小䞭高生の男子を察

や SYM 事務局の青幎たちにより1幎以䞊

今 䌚 合 に は、 侖 界 連 合 å¹¹ 郚のアンヘ

象に、サレゞオ䌚日本管区の青少幎叞牧

前から準備され、出発たでに4床の準備

ル・グディヌニャ副䌚長青幎郚代衚

委員䌚が䞻催しお毎幎野尻湖で行っおい

䌚が開催された。

ず ア ル ベ ル ト・ ピ ã‚š ダ デ 評 è­° 員 ア ã‚ž

るキャンプ。倚くのサレゞオ䌚員がか぀

参加者はむ゚スゆかりの地であるベツ

ア 青 幎 郚 代 è¡š  が 参 加。 同 窓䌚連合の

おこの聖曞孊校に参加し、叞祭・修道召

レヘム、ナザレ、ガリラダ湖、゚ルサレ

Animation Visit逊成・掻性化のた

呜を考え始めた。叞祭・修道召呜の芜生

ムのほか、キリスト教の歎史を理解する

めの蚪日で、2人は䞖界連合の成り立ち

えを目的ずするだけでなく、キリスト者

うえで重芁なカむサリア、マサダ、クム

や今埌の方向性、アゞア各囜の同窓䌚連

が少数である日本にあっお、信者の友達

ラン、ダッファなどを蚪問。毎日お告げ

合 の 珟 状、 同 窓 䌚 青 幎 郚 を 掻性化する

ず出䌚い、信仰を分かち合うこずを通しお、

の祈りを3回唱え、ミサを捧げ、分かち

必 芁 性 な ど に ぀ い お 詳 し く説明した。

キリストの匟子ずしお喜びず誇りをもっ

合いず黙想の時をもった。参加者は自ら

2020幎に日本で開催を予定しおいるア

お歩むこずができるようになるこずを目

の人生の歎史ず、む゚スの生涯を重ね合

ゞア倧䌚に向けお意芋亀換も行われた。

指しおいる。

わせながら、む゚スが行い䌝えたこずの

䌚議埌の懇芪䌚では各同窓䌚の代衚が

今幎は小孊生の郚・䞭高生の郚合わせ

意味を想像し、それぞれにずっおの聖曞

母校同窓䌚の珟状や取り組みを玹介。䞖

お日本各地から66人が参加。倧自然の䞭

のメッセヌゞを「よき知らせ」ずしおず

界連合幹郚らは、日本連合が倚様な文化・

で、祈り、聖曞孊習、レクリ゚ヌション

らえ盎す充実した旅ずなった。

宗教・䌝統をも぀アゞアのサレゞオ同窓

などを仲間ずずもに䜓隓し、充実したキ ャンプの日々を過ごした。

サレゞオ同窓䌚連合の䌚合参加者。 䞖界連合幹郚を囲んで。

䌚においお手本ずなっおほしいず期埅を 同窓生

述べた。 たた、䞖界連合幹郚らは日本滞圚䞭に、

SYM Japan サレゞオ青幎

サレゞオ同窓䌚日本連合

チマッティ資料通、カトリック碑文谷教䌚、

むスラ゚ル聖地巡瀌を開催

䞖界連合幹郚が蚪日、䌚合を開催

サレゞオ工業高等専門孊校、町田サレゞ オ幌皚園、サレゞオ孊院などサレゞオ関

2018幎8月9〜19日 の11日 間、SYM

2018幎7月28日、サレゞオ同窓䌚日

Salesian Youth Movement サ レ ã‚ž

本連合サレゞオ高専、サレゞオ小孊校

オ青幎運動Japan の聖地巡瀌が行われ、

䞭孊校、サレゞオ孊院、倧阪星光孊院、

サレゞオ関係の青幎、サレゞオ䌚叞祭、

日向孊院は、䌚長レベルおよびワヌキ

サレゞアン・シスタヌズ、む゚スのカリ

ングチヌムWTの䌚合を新暪浜プリ

タス修道女䌚のシスタヌ、サレゞオ同窓

ンスホテル神奈川県暪浜垂で開催し

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Salesian Bulletin Japan

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係斜蚭も芖察蚪問した。


教育・犏祉

校の党教員を察象にした教員研修䌚を同

る職員の情熱が静かに、しかし熱く感じ

校で開催した。

られる研修ずなった。

サレゞオ家族教職員逊成講座

研修テヌマは「資質ず胜力の Intake 

2018幎床も盛況のうちに開講䞭

察話によるむンタラクション」で、午

修道䌚・信埒の䌚

前はアクティブラヌニングの研究で第䞀 人者の溝䞊慎䞀氏京郜倧孊高等教育研

サレゞアン・シスタヌズ

究開発掚進センタヌ教授による「意味

瀟䌚広報研修䌚を開催

ある察話関わりによるむンタラクシ ョン」の講挔を聞き、午埌は幌小䞭高の 各ステヌゞに分かれお分科䌚・党䜓䌚を 行った。今幎のストレンナをふたえ、 「察 話の基本は傟聎にあるこず」を確認し぀぀、 教職員䞀同が子どもたちずの日頃のかか サレゞオ家族教職員逊成講座で孊ぶ参加者

わり合いをふりかえった。 「䞻䜓的・察話 的で深い孊び」のよりサレゞオらしい実

サレゞオ家族の孊校・事業所に務める

践を目指しお、今埌も研修を重ねる予定

教職員を察象に「サレゞオ家族教職員逊

である。

サレゞアン・シスタヌズの瀟䌚広報研修䌚の様子

2018幎5月27日、サレゞアン・シス

成講座」が2018幎床も2か月に1回のペ ヌスで、サレゞオ䌚の研修斜蚭サむテッ

星矎ホヌム

タヌズは扶助者聖マリア修道院東京郜

ク東京郜杉䞊区で開催されおいる。

職員研修䌚を開催

北区で「瀟䌚広報研修䌚」を開催。聖

参加者の教職員は若手からベテランたで

パりロ女子修道䌚の小尟シスタヌを講垫

普段所属する職堎の垣根を越えお、ドン・

に招き、 「珟代メディアによる宣教」に぀

ボスコの人間性、青少幎ずのかかわり方、

いお孊んだ。各地から玄40人のシスタヌ

アシステンツァ共にいるこずなどの

が参加し、サレゞアン・シスタヌズが察

゚ピ゜ヌドを孊んだり、事業・校皮ごず

象ずしおいる珟代の青少幎の生掻には欠

にグルヌプを䜜っお、日頃の実践や課題

かせないものずなっおいる SNS やむンタ

に぀いお分かち合いを行ったりする良い

ヌネットに぀いお孊び、分かち合いを行

機䌚ずなっおいる。

星矎ホヌム職員研修䌚の参加者

った。

静岡サレゞオ

児童逊護斜蚭 星矎ホヌム東京郜北区

サレゞオ䌚

倏季教員研修䌚を開催

は、2018幎9月12〜13日 の2日 間、 å±±

新管区長に濱口秀昭神父が就任

䞭湖サレゞアン・シスタヌズ霊性センタ ヌ山梚県南郜留郡で、職員研修を開 催した。これは数幎前から星矎ホヌムで 行っおいる階局別研修の䞀環で、今回は リヌダヌ局を察象ずするもの。 園長の熊本幞子シスタヌの指導のもず、 サレゞオ䌚の浊田慎二郎神父を講垫に招 き、「ドン・ボスコはどのようなモチベヌ 静岡サレゞオ倏季教員研修䌚の様子

ションで子どもたちを䞖話しおいたのか」 「ドン・ボスコの愛ずはどういうものか」

管区長亀代にあたり、山野内叞教前管区長、右ず 新管区長の濱口神父巊はロヌマのサレゞオ䌚総本 郚を蚪問。フェルナンデス総長を囲んで。

静岡サレゞオ静岡県静岡垂では、

などに぀いお珟堎に照らし合わせながら

2018幎8月29日、新孊期を迎えるにあ

分かち合い、職員の意識統䞀を目指した。

2018幎6月28日、サレゞオ䌚総長ア

たり、幌皚園・小孊校・䞭孊校・高等孊

和やかな雰囲気の䞭、子どもたちに向け

ンヘル・フェルナンデス・アルティメ神

ドン・ボスコの颚

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Salesian Family in J a p a n サレゞオ家族

囜内ニュヌス

父は、サレゞオ䌚日本管区の第14代管区

参加した。

長ずしお、䜿埒ダコブ濱口秀昭神父を任

この䟛逊䌚は、2011幎の東日本倧震

りのひず時を楜しんだ。山野内倫昭垫が

呜した。任期は、2024幎たでの6幎間ず

灜で発生した倧接波の犠牲者を匔 うずず

叞教に任呜され、新管区長に濱口秀昭神

なる。

もに、早期埩興を被灜地から祈念するた

父が就任しお間もない時で、喜びの雰囲

濱口神父は、1958幎長厎県䜐䞖保垂

め、宗教の垣根を越えお亀流、平和ず安寧、

気に包たれた集いずなった。

生たれ。1988幎にサレゞオ䌚で終生誓

鎮魂の祈りを捧げようず、2012幎から

願を立お、1990幎に叞祭叙階。長く東

毎幎開催。山野内倫昭叞教は䟛逊賛同者

サレゞアニ・コオペラトヌリ

京サレゞオ孊園で勀めた埌、2005幎か

䌚代衚の倩台宗犏島薬垫寺筒井叡觀䜏職

フィリピンの孊生の来日をサポヌト

らは圓時溝郚脩叞教が教区長を務めおい

ず2014幎から䟛逊䌚を通じお知り合い、

たカトリ ッ ク 高 束 教 区 に掟遣された。

䟛逊賛同者䌚のカトリック代衚ずしお協

2010幎からは調垃サレゞオ神孊院で逊

力しおいる。

成の任務にあたり、神孊院長、日本管区

䟛逊䌚は午前10時から午埌12時たで、

の副管区長ずいった芁職を歎任しおきた。

江名枯犏島県いわき垂の特蚭䌚堎で

2018幎4月からは副管区長に加え、日

執り行われ、今回東京 ADMA からも6人

本管区の青少幎叞牧委員長や目黒支郚院

が初めお参列した。䟛逊賛同者䌚事務局

長を務めおいたが、6月に山野内倫昭前

の现郚に枡る行き届いた事前の準備ず、

管区長がカトリックさいたた教区叞教に

圓日の滞りのない匏次第の運びの䞀぀ひ

任呜されたこずに䌎い、濱口垫が管区長

ず぀に、今なお消えぬ犠牲ずなられた倚

にある Don Bosco Technical Institute

に就任した。

くの方々ぞの哀悌の深さを同じくする絆

ドン・ボスコ工科孊校のコヌラスグル

翌7月、管区長亀代にあたり、山野内

の深さが衚れおいた。参列者は各宗教者

ヌ プ「 ボ ス コ ラ ヌ レBoscorale」 の

倫昭叞教ず新管区長の濱口秀昭神父はロ

代衚の祈りに心を合わせ、犠牲ずなられ

30人䜙りのメンバヌが、東京囜際合唱コ

ヌマのサレゞオ䌚総本郚を蚪問し、総長

た倚くの魂を远悌し、被灜地の埩興を真

ンクヌルに出堎するため来日。調垃サレ

アンヘル・フェルナンデス・アルティメ

摯に願った。

ゞオ神孊院東京郜調垃垂での玄1週

䌚の近況報告や出し物が行われ、亀わ ずむら

ボスコラヌレずサレゞア二・コオペラトヌリのメンバヌ

2018幎7月、フィリピン・マカティ垂

間の滞圚䞭の食事などを、サレゞアニ・

神父ず䌚談した。

東日本倧震灜

サレゞオ6教䌚の集い

コオペラトヌリ調垃支郚のメンバヌがサ

カトリック調垃教䌚で開催

ポヌトした。ボスコラヌレのメンバヌは

物故者慰霊掋䞊䟛逊䌚

調垃教䌚でのミサで矎しいハヌモニヌ を、ミサ埌もホヌルでのミニコンサヌト で倩䜿の声を響かせた。たた、同行した Donnie Duchin Duya 神父はコオペラ トヌリのメンバヌず分かち合いの時をも ぀など、よい亀流の機䌚ずなった。

サレゞオ6教䌚の集いの参加者。調垃教䌚にお。

東日本倧震灜物故者慰霊掋䞊䟛逊䌚に参列したサレゞ オ家族メンバヌず筒井䜏職

2018幎7月22日、「第48回サレゞオ6 教䌚の集い」がカトリック調垃教䌚東 京郜調垃垂で開催され、サレゞオ䌚が

2018幎7月13日、犏島県いわき垂で「第

叞牧を担圓する銖郜圏の6教䌚足立・

7回東日本倧震灜物故者慰霊掋䞊䟛逊䌚

鷺沌・䞋井草・調垃・碑文谷・䞉河島

埩興ぞの祈り」が開かれ、サレゞオ

から酷暑の䞭にもかかわらず、玄200人

家族から山野内倫昭叞教さいたた教区、

が参加した。

サレゞオ䌚 、む゚スのカリタス修道女䌚、

聖堂で「教䌚の祈り」を捧げた埌、隣

ADMA 扶助者聖マリアの䌚のメンバヌが

接するチマッティホヌルで懇芪䌚各教

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Salesian Bulletin Japan

No.21

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プレれント 付き

Salesian Bulletin Japan

No.21

October 2018

お埅ちしおいたす

2018 幎 10 月1日発行 幎 2 回 4 月・10 月発行 線集人 関谷 矩暹 発 行人 濱口 秀昭 発行所 カトリック・サレゞオ修道䌚

サレゞオ情報の投皿を

本誌ぞのご意芋やご感想、たたサレゞオ家族の孊校・斜蚭・掻動グルヌプ・教 䌚・修道院での出来事の写真ずコメントを、氏名・䜏所・電話番号・職業・幎霢・

「ドン・ボスコの颚」線集事務局 〒160 -0011 東京郜新宿区若葉 1-22-12

ご垌望のプレれント 䞋蚘 A 〜 B を明蚘し、お送りください。

電話03-3353-8355 Fax03-3353-7190 Eメヌルdbw@salesians.jp

線集・デザむン制䜜 ドン・ボスコ瀟 印刷所 日之出印刷株匏䌚瀟

ご蚘入いただいた個人情報は賞品発送以倖の目的で䜿甚いたしたせん。圓遞者の発衚は発送をもっ おかえさせおいただきたす。

応 募 ç·  切 2019幎2月28日 【Eメヌル】dbw@salesians.jp

本誌掲茉の蚘事、写真、むラストの無断転茉を犁じたす。

【F A X】03-3353-7190「ドン・ボスコの颚」線集事務局宛

© カトリック・サレゞオ修道䌚 2018

「ドン・ボスコの颚」に぀いお ─ 「ドン・ボスコの颚」はサレゞオ䌚創立者ドン・ボスコが 1877 幎 に創刊した”Bollettino Salesiano”の日本版。サレゞオに関 わる人びずの生き方や掻動を玹介し、サレゞオ家族の絆を深め るサレゞオ䌚広報誌です。

【ハ ガ キ】〒160-0011 東京郜新宿区若葉1-22-12 サレゞオ䌚日本管区本郚 ドン・ボスコの颚 線集事務局

A

本誌をご垌望の方ぞ ご寄付のお願い 本誌をご垌望の方は、䞊蚘奥付の「ドン・ボスコの颚」線集事務 局たでお申蟌みください。 本誌は無料配垃ですが、趣旚にご賛 同くださる皆様のご支揎をお願いしたす。 䞋蚘の振蟌口座たで たたは本誌綎じ蟌みの払蟌甚玙におご寄付いただいた方に は次号より1 郚莈呈いたしたす。

「ようこそ日本ぞ」クリアファむル アクリルキヌホルダヌ

写真はむメヌゞです。

郵䟿振替口座番号 00100-7-412947 加入者名 「ドン・ボスコの颚」線集事務局

ドン・ボスコの埌継者であるフェルナンデス総長が、 2018 幎 11月に来日するにあたり制䜜された蚘念 チャリティヌグッズを特別にプレれント この恵みの 時を共に喜び祝おう。 ファむル A4サむズキヌホルダヌ 56×34mm、厚さ3mm

B ドン・ボスコの颚 Facebookペヌゞ

『み蚀葉ずずもに 生きる、 孊ぶ、 喜ぶ』

む゚ズス䌚叞祭である著者が、ミッションスクヌル の教員・校長を務める䞭で、聖曞の物語、先達の 生きた蚌し、自らの生い立ちや経隓を振り返りなが ら生埒たちに語りかけた思いの数々。未来ぞ螏み 出す䞀歩を埌抌ししおくれる。

http://www.facebook.com/dbnokaze

ドン・ボスコの仲間たちず぀ながろう をクリック

Twitterフォロヌしおね

李 聖䞀 著杉岡陜氎 曞 四六刀䞊補 205 頁 ドン・ボスコ瀟

ドン・ボスコくん @DonBoscoSha

サレゞオ䌚フェルナンデス総長 来日蚘念グッズセット

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次号No.22は 2019幎4月発行予定です。

぀くっちゃいたした♥

「ドン・ボスコの颚」バックナンバヌは、サレゞオ䌚ホヌムペヌ ã‚ž http://salesians.jpトップペヌゞの「ラむブラリヌ」→ 「ドン・ボスコの颚」でご芧いただけたす。

LINEスタンプ「ドン・ボスコくん」、 ぀いにリリヌス ダンディなのにお茶目でハヌトフルなドン・ボスコくん。 たたに登 堎する愛犬グリヌゞョ。日垞䌚話にほっこり笑顔を咲かせチャオ

スタンプショップぞGO「ボスコ」で怜玢

ç·š 集 埌 蚘

https://line.me/S/sticker/4593837

盞手が自分に関心があるかどうかは、その聎き方でわかる ものです。特に子どもたちは敏感にそれを芋分けたす。聎 き方次第で、愛されおいるず感じたり、そうでないず感じ たりしたす。あたりに話すこず、䌝えるこずに重きを眮き すぎおいないかどうか、自分の「聎き方」に぀いお芋盎す 特集になりたした。アシステンツァの基本は「聎く」こず なのですね。

S

フェむスブックずむンスタグラム、はじめたした。 む゚スの銙りをお届けしたす。

#ドン ボ スコ 瀟

ドン・ボスコの颚

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Salesian Family member interview ファミリヌメンバヌむンタビュヌ

今、私「○○」しおいたす サレゞオ䌚神孊生

å € 厚䜜

さん

Ryosaku Tsutsumi

パプアニュヌギニアで

「宣 教 䜓 隓」を

しおいたす 食生掻や日焌けで、どんどんパプア人になっおいく!?

どこで働いおいたすか

ムササビだっお食べたす。 かなり暑いので校舎裏のビヌチ

こんにちは!! 南倪平掋にあるパプアニュヌギニアの銖郜

で海氎济をしお身䜓を冷やしたす。 生埒たちは私が同じも

ポヌトモレスビヌから車で玄 8 時間、そこからボヌトに乗り、

のを食べおいるずきや日焌けで肌が黒くなっおいくのを芋お

最埌はトラックでゞャングルの䞭を1 時間走った堎所に、 私

「どんどんパプア人になっおきたね」ず喜んでくれたす。

の掟遣先であるサレゞオ䌚のアラむミリ支郚がありたす。こ の支郚は、むンド、゚クアドル、ベトナム、パプアニュヌギニア、

倧倉なこず、 喜びは

日本からなる倚囜籍共同䜓で、PGSパプアニュヌギニア・゜

生埒たちずは栌闘の日々で、 喫煙やビヌトルナッツ噛 み

ロモン諞島準管区の䞭で最も倧きな共同䜓です。 党寮制の

タバコの䞀皮は毎日芋぀かりたす。 圌らず口論したり説埗

高等孊校、 小孊校、 幌皚園、2 ぀の教䌚もありたす。 私は

したりするのは倧倉ですが、 劥協はしたせん。 倧 麻 やカル

2018 幎 4 月から実地課皋生ずしお、たた 1 幎間の宣教䜓隓

ト宗教も時々問題になりたす。 そのようなものに䟝存しおい

のために掟遣されおいたす。

る生埒には根気匷く関わり、サポヌトしおいたす。 生埒たち

やんちゃだけど玠盎な生埒たちず䞀緒に

か

たい た

私 は サレゞ オ 䌚

は私のこずを兄のように慕っおくれたす。 芪しみを出すため

の ゞュニ ア 志 願 生

に話すずきはできるだけ圌らの母語のピゞン語を話したす。

だった高校生のずき

様々な話をしお生埒たちの芖野を広げるように努めおいた

に「宣教垫ずしお生

す。 圌らは悪いこずはしたすが、ずおも玠盎です。 叱られ

きたい」ず思うよう

た 30 分埌には生埒から謝眪の握手を求めおきたす。

になりたした。 小さ

党員が貧しいですが、 惜しみなく食べ物や持っおいるも

い 頃 の äž» ä»» 叞 祭、

のを分け合っおいたす。 ぀らい時もありたすが、日本で祈っ

志願院での講話、タむでのボランティア䜓隓や倧孊での勉

おくださっおいる方々を思い出すず力が出たす。 なにより、

匷など、たくさんの出䌚いや䜓隓を通しお、その望みは匷く

暗い顔をしおいるず生埒たちが私を攟っおおきたせん。 次々

なっおいきたした。

ず声をかけられ、 い぀の間にか笑顔になっおいたす。 自分 でも䞍思議なほどに、 心の底から充実感ず幞犏感を味わっ

どんな生掻

おいたす。これからも神様が送っおくださる堎所で、喜びを

私の仕事は、 高校での男子生埒のアシステンツァ共に

もっお働きたいず思いたす。

いるこずです。 生埒たちの朝 5 時半の起床から倜 10 時半 の就寝たで、 食事、自由時間、 䜜業、スポヌツなどの時間

å € 厚䜜

぀぀み りょうさく

を䞀緒に過ごし、 圌らの生掻に同䌎したす。 授業は䜓育ず

Ryosaku Tsutsumi

宗教を担圓しおいたす。

1994 幎 犏 岡 県 生 た れ。 光 䞘 教 䌚 出 身。 2010 幎 高 æ ¡ 1 幎 生 の 時に四日垂サレゞオ志 願 院に入り、2013 幎 調 垃サレゞオ神 å­Š 院に 進 孊。 2016 幎 3 月 初 誓 願 宣 立。 2018 幎 3 月䞊 智 倧 å­Š 総 合 人 間 科 å­Š 郚 教 育 å­Š 科を卒 業 し、4 月からパプアニュヌギニアで実地課皋䞭。 趣 味はラゞオを聎くこず、 舞 台 鑑 賞。 特 技は パプア人の神父様ず緎習した鶏の鳎きたね。

ゞャングルでの生掻には苊劎しおいたすが、 工倫しなが らここでの生掻を楜しむようにしおいたす。 䜜業やスポヌツ の合間にはココナッツを取っおみんなで飲み、食べたす。ず おも甘い パ パむダもバナナも食べ攟 題。 ワニやむモムシ、 孊校のスタッフず 民族衣装でお祝い

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Salesian Life Story サレゞアンラむフストヌリヌ ドン ・ボスコのように生きる

終戊埌の1947幎、小孊3幎生のずき父が病死。母1人で6人 を逊うのは厳しく、2番目の姉・敏子ず共に、サレゞアン・シスタ

ありがずう 石井靖人神父 子どもたちのために 生涯を捧げた人

みょうじょう

ヌズの児童逊護斜蚭である明 星 孊園倧分県別府垂に入園。 小孊6幎生からはサレゞオ䌚の児童逊護斜蚭ドン・ボスコ孊園倧 分県䞭接垂、珟・聖ペれフ寮に移りたした。 サレゞオ䌚員になった道のりに぀いおはこう述べおいたす。「召 呜に぀いおは、なんずなく最初は家族に蚀われたたただったず思い たす笑。でもドン・ボスコ孊園で䞭孊3幎の卒業匏の盎前に、 目䞊のずころに行っお『神父になりたいず思いたす』ず蚀いたした。 明星孊園やドン・ボスコ孊園など、小さい頃からの䜓隓ずしお子ど もが奜きで神父になりたいず。それならこのたたサレゞオ䌚だろうなず 思いたした」。 高校時代は、日向孊院宮厎県宮厎垂に隣接するサレゞ オ志願院小神孊校ぞ。科孊が奜きで、こっそり理科宀に朜

2016幎11月16日、サレゞオ䌚叞祭 䜿埒ペハネ石井靖人神父

り蟌んでは実隓をするいたずら少幎だったそうです。高校卒業埌、

が、東京郜足立区の病院でがんのため垰倩した。小さい頃か

サレゞオ神孊院東京郜調垃垂で1幎間の修緎期に。修緎

ら過ごした児童逊護斜蚭で出䌚ったシスタヌや神父たちの姿

長はタシナリ神父で、院長はチマッティ神父でした。1958幎に初

を芋お、この道を遞んだ石井垫の生涯は、たさに子どもたち

誓願、その埌の逊成期間を経お1967幎12月21日東京カテドラル

のためにすべおを捧げたものであった。

で叞祭に叙階されたした。 線サレゞオ䌚・線集郚

叞祭叙階埌は、日向孊院で理科教諭ずしお、たた小神孊校 のアシステンテずしお7幎間奉職。1975幎からは16幎間、ドン・ボ スコ孊園で園長や修道院長の務めを果たしながら、家庭的に恵 く

す

たれない青少幎のために奉職。その埌、倧分県のカトリック玖 珠 教䌚の䞻任叞祭ず幌皚園の園長、東京郜の䞉河島支郚の修 道院長ずドン・ボスコ保育園の園長を務めたした。2005幎から最 埌の務めになったカトリック足立教䌚の䞻任叞祭ず足立サレゞオ しゅ よう

幌皚園の園長ずしお奉職。2016幎5月、脳に腫 瘍が芋぀かり手 術を受け、入退院を繰り返しながらも治療を受け぀぀、仕事を党 うしたした。 ひょうひょう

飄 々ずした性栌は、仕事の面でも信仰生掻の面でも、物事に ずらわれない垫を特城づけるもので、他人の欠点や萜ち床を玠盎 に芋過ごし、䜕事もなかったかのようにやり過ごしながら、埌片付

“Misericordias Domini in aeternum cantado”

「䞻のい぀くしみを 氞遠にたたえたす」 詩線 89 ç·š 2 節

けをする姿は床量の広さを瀺すものでした。これは闘病生掻にお いおも同様で、芋舞いに来た人に苊しみや蟛さを述べるこずは䞀 切なく、かえっお安心させるのでした。 信心深く、特に聖䜓の力ず聖母の助けを信じおいたした。なに よりも子どもが奜きで、それぞれの任地で子どもたちのために働くこ いず

ずを厭いたせんでした。食らず自分から人前に出るタむプではありた 石井垫は1938幎昭和13幎京郜垂䌏芋区で生たれたした。

せんでしたが、やさしく心ある人柄で、倚くの人から、特に子ども

家族は䞡芪ず6人姉匟。末っ子の男子で、5人の姉にずおもかわ

たちから慕われおいたした。

いがられたずいいたす。戊争が始たった1941幎に、䞀家で父の 本籍地である広島県犏山垂に移り、父は営林眲に勀めおいたした。 終戊間際の犏山垂の倧空襲1945幎8月8日も䜓隓したした。 埌にサレゞアン・シスタヌになった䞊から2番目の姉石井敏 子シスタヌ 1925〜2007幎の圱響で、家族はみな戊争䞭で したが犏山垂のカトリック教䌚に通っお信埒ずなり、靖人少幎も終

↑

戊の幎に掗瀌を受けたした。

䜿埒ペハネ

石井 靖人 いしい やすず 1938幎6月1日京郜垂生たれ。1967幎12月21日叞祭叙階。サレゞオ䌚の孊校、児童逊護 斜蚭、幌皚園などで奉職。2005幎よりカトリック足立教䌚䞻任叞祭、足立サレゞオ幌皚園園長。 2016幎11月16日垰倩。修道生掻58幎。叞祭生掻49幎。享幎78歳。

ドン・ボスコの颚

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フェルナンデス

総長 来日

ビデオメッセヌゞ https://youtu.be/V1d41FOmrZA

「日本ぞの蚪問はずおも楜しみで、幞せな気持ちです。 䞀緒にこの時を準備したしょう。この機䌚に、ドン・ボ スコが私たちの父であるこずを意識し、祝うこずがで きるでしょう。私たち皆がサレゞオ家族であるこずを 喜び祝うこずができるでしょう。私たちの反省や分か ち合いもしたしょう。そしお、皆さんずたくさんの蚘 り優先すべき、青幎たちずも䞀緒に過ごしたいず思い たす。皆さんず日本で出䌚えるのが楜しみです。」 サレゞオ䌚総長 アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父

アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父 第11代 サレゞオ䌚総長

フェルナンデス総長来日䞭のサレゞオ家族のむベント䞻な予定

【宮厎】

【東京・調垃】

日向孊院蚘念通

2018 幎

11月 9 日

9:00∌11:30

調垃サレゞオ神孊院調垃教䌚 金

2018 幎

11月 10 日

星矎孊園短倧講堂・聖堂・小孊校倚目的ホヌル 土

16:30∌21:00

サレゞオ家族のミサ

SYM の集い☆スペシャル

歓迎匏兞

∌総長ず若者の集い∌

どなたでもご参加いただけたす。

【東京・赀矜】

倕食、レクリ゚ヌション、分かち合い、祈りなど 察象サレゞオ家族に関係する高校生∌30歳の青幎男女 ★事前申蟌が必芁です。詳现は本誌P.19をご芧ください。

2018 幎

11月 11日

15:00∌20:00

サレゞアン・ファミリヌデヌ アカデミア、ミサ、祝賀䌚 どなたでもご参加いただけたす。

日

October 2018

念写真を撮りたしょう。サレゞオ䌚の䜿呜の䞭心であ

No.21 2018幎 10月 幎回発行 Salesian Bulletin Japan

日本のサレゞオ家族の皆さんぞ

発行カトリック・サレゞオ修道䌚「ドン・ボスコの颚」線集事務局 〒160-0011 東京郜新宿区若葉 1-22-12 TEL03-3353-8355 FAX03-3353-7190 Eメヌルdbw@salesians.jp

青 少 幎ず 共 に、喜 びをもっお 生 き よ う 。

フェルナンデス総長から


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