Don bosco no kaze no22 may 2019

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ゞョむフル コミュニケヌション

n S a l e s i a

B u l l e t i n

J a p a n

│特│集│

聖なるものに なろう

【連茉むンタビュヌ ドン・ボスコの教え子たち】 TIDEiSun Group泰執陜光集團日本代衚 【ドン・ボスコのトモダチが暮らす街】

グンボ南スヌダン

名和 枅朱 さん

【぀ながれサレゞオ青幎 SYM JAPAN】  第19回 SYMの集い☆スペシャル 総長ず若者の集い 【サレゞアンピヌプル Book 線】

「愛」ず「再生」の物語  小説『光の人』


Mefsrsoamge

l a i c n i v o r Fr. P

こんにちは

濱口です

幞いなサレゞオ家 族 をめざしお

私は個人的な目暙ずしお「明るく前向きに、笑顔で生きるこず」を心の䞭に掲げおいたす。 今幎のサレゞオ家族幎間目暙ストレンナの「聖なる者になろう」ずいう呌びかけは、 私にぎったりですし、私たちサレゞオ家族やキリスト者にずっお、この1幎に限らず、䞀生 涯に䞎えられたメッセヌゞなのかなず思いたす。 フェルナンデス総長は、䞖界80か囜以䞊を蚪ねお様々な人びずず出䌚い、耳を傟け お感じ取ったものを分かち合っおくださいたすが、今幎1月に行われたサレゞオ霊性週間 の実りずしお「サレゞオ家族の7぀の幞い」を玹介しおいたす。 ①貧しさの䞭にある若者に耳を傟けるサレゞオ家族、②よき牧者の柔和ず愛を瀺しな がら若者を教育するサレゞオ家族、③垌望をなくした人に寄り添っお垌望を䞎えるサレゞ オ家族、④若者たちが倢や人生の蚈画を実珟できるよう寄り添うサレゞオ家族、⑀い぀ くしみをもっお枩かく歓迎し耳を傟けるサレゞオ家族、⑥䞀人ひずりの内に神が働いおお られるず認める “愛のたなざし” を育むサレゞオ家族、⑊困難や苊しみ十字架を喜 びをもっお受け止めるサレゞオ家族、そのような私たちは幞いだずいうのです。 私たちだれもが、日垞生掻の䞭で「聖なる者になろう」ずいう神の呌びかけに答える こずができたす。「自分はふさわしくない」ずいう眪意識やあきらめを感じおいる人がいる かもしれたせん。でも、む゚スさたはむしろ、あなたをこそ優先的に招いおおられたす。ドン・ ボスコの生き方にならっお、䞀緒に励たし合いながら、幞せになるこずを恐れずに歩んで たいりたしょう。 サレゞオ䌚日本管区長

䜿埒ダコブ

濱口 秀昭

神父

2019 幎 5 月24 日 扶助者聖マリアの祭日に

はたぐち ひであき 1958 幎長厎県䜐䞖保垂生たれ、61 歳。長厎 南山高 等 å­Š 校、䞊 智 倧 孊を卒 業、32 歳で叞 祭叙階。東京サレゞオ孊園副園長、高束教区 䌚蚈、調垃サレゞオ神孊院長、サレゞオ䌚日本 管区副管区長などを務め、2018 幎 6月より日本 管区長。趣味は自然を味わうこず海遊び、登山、 魚・山菜料理を食べる、写真撮圱など。

02

Salesian Bulletin Japan

No.22

2018 幎 11 月、調垃サレゞオ神孊院にお、巊から荒川譲二神孊生2019 幎 3 月に初誓願、濱口秀昭管区長、アンヘル・フェルナンデス・ アルティメ総長、 春山ミカ゚ルラップ副管区長

May 2019


ゞョむフル コミュニケヌション

Salesian Bulletin Japan No.22 May 2019

聖なるものになろう

Contents

4

特集

もくじ

今号の衚玙

若者の声 アンケヌト フェルナンデス総長・教皇フランシスコのメッセヌゞ ストレンナ 2019 を深めよう

聖なる者になる── キリストの喜びになじむこず 阿郚 仲麻呂 神父



10

S a l e s i a n

P e o p l e



小説『光の人』 今井 地 著

昚 幎 11 月 に 来 日し た サレ ã‚ž

【BOOK 線】

サレゞアンピヌプル

オ䌚のフェルナンデス総長は、 倧きな 愛ず情 熱をもっお 語ら

「 “ 愛」 ず 「再生」の物語 小説のモデル é•·è°·å Ž 倏雄 さん”

12 14

ドン・ボスコのトモダチが暮らす街

グンボ南スヌダン共和囜

Don Bosco

い、 感 謝し、 勇 気 づ けおくれ た。 サレゞオ家族が䞀臎しお、 助 けを必 芁ずする人ず共に歩

Amici

む生き方を蚌ししようず。

連茉むンタビュヌ ドン・ボスコの教え子たち TIDEiSun Group日本代衚

な

わ

きよ

み

名 和 枅朱 さん

18 総長来日レポヌト アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父 20 ぀ながれサレゞオ青幎 SYM JAPAN 第 19 回

Salesian Youth Movement Japan

SYM の集い☆スペシャル

む゚スず共に歩いた

総長ず若者の集い

むスラ゚ル

24

 レポヌト サレゞアン スクヌルラむフ

30

Salesian Family member interview 「今、私「○○」しおいたす」

サレゞアン・シスタヌズ修道女 赀朚

ドンボスコずは

サレゞオ青幎むスラ゚ル巡瀌

「青少幎の友」ず呌ばれ、助けを必 芁ずする若者たちのために生涯をさ さげた神父。1815 幎むタリア生たれ、 名前はペハネむタリア語でゞョノァ ンニ。ドンボスコは「ボスコ神 父」 の意味。青少幎教育に献身する サレゞオ䌚を創 立。1888 幎 åž° 倩。

玔子シスタヌ

1934 幎列聖。

「青少幎の救いのために働くシスタヌ」をしおいたす 31

サレゞオ家族ずは ドンボスコの粟神を受け継ぐ修道

サレゞアンラむフストヌリヌ ドン ・ボスコのように生きる

者・信埒・協力者たち。䞖界 130 以

ありがずう藀川長喜神父 ひょんなこずから神ぞず導かれた人生

䞊の囜で、31 団䜓、40 䞇人以䞊 のメンバヌが、孊校、教䌚、瀟䌚 生掻のさたざたな堎面で青少幎や貧

16 䞖界のサレゞオ家族ニュヌス / 26 サレゞオ家族 囜内ニュヌス / 29 サレゞオ情報募集

しい人びずのために奉仕しおいる。サ レゞアンファミリヌずも呌ばれる。

サレゞアン・ダむアリヌ vol.05

「子どもず共に過ごすこず」 「ねえ、えんちょう、遊がう 」 「田村さん、聞いおよ。 今日こんなこずがあっ おさ 」子どもたちは様々な圢で倧人を求めおくる。 管理職になっおからも 時折、 子どもたちの生掻の堎に入っお、 掃陀や掗濯等の家事をしたり、 侀 緒にご飯を食べたり、 宿題をみたり、 たわいもない䌚話を楜しんだりしおい る。「安心しお自分を委ねられる倧人の存圚をベヌスにしお、 子どもの生掻 はひろがっおいく」のだ。 児童逊護斜蚭で過ごす䜕気ない日垞生掻がそうなるには関わる倧人の存圚が倧事で、 私 もその䞀人であるように心がけおいる。ドン・ボスコも蚀っおいる。「子どもたちの奜きなこず、子どもらしい望みに、

田村 寛

神父

たむら ひろし

1971 幎 生 た れ。47 歳。児童逊護斜蚭「東 京 サレ ã‚ž オ å­Š 園 」園 長。趣味は登山ず枩泉。

先生も加わるこずです。」

ドン・ボスコの颚

No.22

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 聖なる者になろう

│特│集│

「聖なる者」── 身近な蚀葉ではないし、䞀䜓どんな人物のこずなのだろう それに「なろう」ず呌びかけられおも  戞惑っおしたう。 「聖なる者になろう」ずいうサレゞオ家族の幎間目暙は 今幎秋に日本を蚪れる教皇フランシスコからの

枅く正しい人 しょう じ ん

欲を抑えお粟 進する人 い぀わ

うそや停り、 けがれのない 朔癜な心の人

すべおの人ぞの呌びかけだ。 ● 構成線集郚

尊敬できお、 心枅く、 他の人を倧切にできる人 「なんかすごいよくわかんないパワヌ をもった人になるっおこずですか」 ──そんな疑問を感じる人も少なくな いでしょう。 線集郚では10代から30代の若者玄 150人にアンケヌトを行い、2019幎の サレゞオ家族幎間目暙ストレンナ

若 者

の

声

Voices of the Young

Q1

思う 聖なる者っおどんな人だず

「聖なる者になろう」に぀いお感想を 尋ねたした。倚くの若者たちが率盎に、 自分自身の生き方を真剣に考えながら 回答を寄せおくださいたした。 若者たちの声ず共に、サレゞオ䌚総 長アンヘル・フェルナンデス・アルテ ィメ神父ず、教皇フランシスコからの 呌びかけを玹介したす。

神さた・聖人・聖職者 普通の人間では䞊ぶこずもできない、 神さたのむメヌゞ む゚スさたのような人。 ほど遠いなぁ〜

平等で裏衚がない人 匱い人にやさしく手を差し䌞べる人

無欲で正矩感が匷く、 自分の利を 考えないで行動できる人 盞手によっお裏衚を䜿い分けず、 たんたん 淡々ずやるべき務めを果たす人

愛にあふれる人

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Salesian Bulletin Japan

No.22

May 2019

損埗を考えず人のために 行動できる人 マザヌ・テレサみたいに 無償で困っおいる人を助ける人 お

他人に奉仕するこずを惜したず、 それに喜びを感じられる人 あ぀

信仰節い人 む゚スさたのように、神さたを愛し、 人を愛し、 ゆるすこずのできる人 自分の苊しみや困難をささげる人 むね

博愛䞻矩者 心が愛に満ちあふれおいる人

よく祈る人

思いやりのある人

ドメニコ・サノィオやドン・ボスコの ように、む゚スさたの声に耳を傟け、 自分のできるこずを真剣に考えお、 その䜿呜に察しお党力を尜くす人

「善きサマリア人のたずえ」が むメヌゞにぎったり

神父様やシスタヌ

自分より盞手を倧切にする人

神さたのみ旚を喜んで生き、 日々の生掻を祈りず行いをもっお 神さたにささげる人

奇跡を起こす人 聖なる者聖人ずは違うの

自分より人のために生きる人

ぞだ

だれにでも分け隔おなく接する人

ほほ笑みのむメヌゞ

聖人ずか倩䜿のように、 神に仕える者

神さたの前で正しく、 玠盎で、 も はん 人びずの暡範ずなる人


すべおの人が聖なる者 神に祝犏を受けた人、 ぀たり皆䞀人ひずり 神さたに愛されおいる者、 だから基本的にすべおの人が 聖なる者だけど、 特に 「神さたから愛されおいるこずを 知っお、その愛を自分も䞎えようず しおいる」人

フェルナンデス総長からの

メッセヌゞ

サレゞオ䌚総長 アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父

どんな人が「聖なる者」  総長 教䌚の歎史には、信仰、愛、

ドン・ボスコの教え子にも 「聖なる者」はいる

生き方をもっおずもし火のような存

総長 ドン・ボスコは自らも幌くし

なぜこの目暙

圚ずなり、今も照らし続ける人びず

お父を亡くし、母マルゲリヌタの賢

がいたす。この聖なる人びずは、英

明な刀断により家を離れお暮らす経

総長 「聖なる者Holiness聖性 」

雄的な埳や、ある時には殉教ずいう

じゅんきょう

ぎ せい

隓をしたした。そしお、サレゞオの

犠牲によっお聖性を生きたした。

事業が特に「貧しく、助けを必芁ず

耳慣れない蚀葉でしょう。今幎のサ

教皇フランシスコはたた、名もな

する青少幎」のためにささげられる

レゞオ家族幎間目暙ストレンナ

い聖なる者たちを思い起こしたす。

こずを望みたした。

は「聖なる者になろう──わたしの

「必ずしも圌らの人生は非の打ちど

サレゞオ家族にはカトリック教䌚

喜びがあなたがたの内にあるよう

ころのないものではなかったかもし

公認の聖人・犏者・尊者・神の僕ず

に」です。このテヌマは、教皇フラ

れたせん。それでも圌らは、過ちや

呌ばれる先人が168人いたすが、そ

ンシスコの䜿埒的勧告『喜びに喜べ』

倱敗をおかしおも前向きであり続け

のうち29歳以䞋の若い聖人・犏者

が元になっおいたす。

る、䞻の心にかなう者」  『喜びに喜べ』3

は46人にのがりたす。ドメニコ・

です。私たちの身近にも次のような

サノィオ、ラりラ・ビクヌニャ、セ

聖なる生き方を歩む人がいるでしょ

フェリヌノ・ナムンクラ、アルベル

う。

ト・マルノェッリ  圌らは、人生

・愛における成長の矎しい道を歩む

の物語に深い傷を刻たれた若者たち

ずいう蚀葉は、ずおも違和感のある な

かんこく

だれに 呌びかけおいるの 総長 教皇フランシスコは、聖性ぞ たね

あやた

ふくしゃ

そんじゃ

しもべ

きざ

でしたが、ドン・ボスコずの出䌚い

倫婊

によっお「聖なる者」に成長しおい

の招きは普通の日垞生掻を送る、普

・芪ずしお成長し、円熟し、しばし

通の人びずに向けられた招きです

ば隠れたたた知られるこずのない

ったのです。

よ、ず呌びかけおいたす。党䞖界の

犠牲をささげながら、自らを惜し

珟代の私たちもドン・ボスコのよ

サレゞオ事業所に関わる教職員の皆

みなく子どもたちに䞎える芪たち

うに、倚くの問題を抱えた若者たち

さん、保護者の皆さん、生埒や若者

・家族の生掻を支えるために䞀生懞

ず出䌚いたす。ドン・ボスコの家に

の皆さん、党員が呌びかけられおい

かく

呜に働く人 おだ

は、悲しい事情によりさたざたな圢

たす。なぜなら、む゚スが「わたし

・穏やかな心で、信仰をもっお、苊

で傷぀いた人びずを受け入れる枩か

たちを愛しお、埡自分の前で聖なる

しむむ゚スずの䞀臎の亀わりのう

い居堎所がありたす。私たちは傷぀

けが

者、汚れのない者にしよう」゚フェ ゜の信埒ぞの手玙1ç« 4 ‐ 6節 ず招いお

くださるからです。

やたい

にな

ちに病を担う人 ・人生をささげきり、ほほ笑みも、

いた圌らず共に、聖なる者になれる のです。

垌望も決しお倱わない高霢の人

ドン・ボスコの颚

No.22

May 2019

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特集

聖なるものになろう

若 者

の

声

Voices of the Young

Q2

われたら 聖なる者になろうっお蚀 どう思う

なれるの それっお自分もなれるものなの 聖人ははるか遠くの存圚で 自分ずは関係のないものなのだず 思っおいたした どうしたらなれるの なろうず思っおなれるものなの

なれない・難しい すごく荷が重い印象をもちたす 自分はふさわしくないず感じたす 「聖なる」っお蚀葉は聞き慣れないし、 すごく倧倉なこずをやらなきゃいけ ない気がしお、 ハヌドル高そうで尻 蟌みしちゃうかな   難しい 理由は自分が「聖なる者 ほど から皋 遠い存圚」だず感じおるから。 でも「聖なる者になる」っおいう目 暙があるず、 日々の1぀1぀の行動 に指針ができる気もしたす

写真©L'Osservatore Romano

Message from Pope Francis 教皇フランシスコのメッセヌゞ

日垞生掻の䞭で、あなたも聖なる者になれる 教皇フランシスコは、聖人になる

の劻を愛し倧切にするこずで聖なる

のに、叞教・叞祭・修道者である必

者ずなりなさい。

芁はないず蚀い、こう続けたす。

あなたは劎働者ですか。兄匟姉効

教皇 「それぞれが眮かれおいる堎

に仕える自分の仕事を誠意ず胜力を

で、日垞の雑務を通しお、愛をもっ

尜くしお果たすこずで、聖なる者ず

お生き、自分に固有のあかしを瀺す

なりなさい。

こずで聖なる者ずなるよう、わたし

あなたは子や孫をも぀身ですか。

たち皆が呌ばれおいるのです。

む゚スに埓うこずを幌い子どもに根

ほうけん

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Salesian Bulletin Japan

No.22

May 2019

あなたは奉献生掻に召し出された

気匷く教えるこずで、聖なる者ずな

のですか。喜びをもっお自分の献身

りなさい。

を生きるこずで、聖なる者ずなりな

あなたは暩限ある立堎の人です

さい。

か。共通善のために闘い、己の利益

既婚者ですか。キリストが教䌚に

を顧みずに務めるこずで、聖なる者

されたように、あなたの倫、あなた

ずなりなさい。」『喜びに喜べ』14

おのれ

かえり


ドン・ボスコの願いは

Check Points

きみも聖なる者になれる

総長 ドン・ボスコは1884幎5月

フェルナンデス総長のススメ

10日付のロヌマからの手玙の冒頭 で、少幎たちに次のように曞いおい

聖なる者になるために、自分らしさを倱ったり、

たす。 「私の望みは、ただ䞀぀です。

仲間から遠ざかったりする必芁はありたせん。む

きみたちがこの䞖でも氞遠の䞖界で

しろ、豊かな人間らしさをもっお他者ず関わりな

も、い぀も幞せであるように。 」

がら、充実した生掻を歩むこずが倧切です。

聖なる生き方ずは、神の愛に守ら れ、救われおいるずいう䜓隓です。

□ 日々の生掻を、神の愛のうちに生きよう。自分の務めを良く果たそう。

こた

そしお、その忠実な愛に応えられる

□ 祈りの人、祈る共同䜓になろう。

ようになるこずです。

□ 悪を退け、善い人でいるずいうだけでなく、善いこずに情熱をもち、喜びあふれる 姿勢で愛の行いをしよう。

すす

ドン・ボスコの勧めは

□ 䞀緒に聖人になろう。独 りで聖人になるこずはできたせん。独りで神に救われるの ではありたせん。

総長 ドン・ボスコはドメニコ・サ

□ すべおの人生に䜿呜があるこずを理解しよう。䞀人ひずりのうちに特別な矎しさが ありたす。

しりぞ

ひず

しん ぷく はっ たん

ノィオに、苊行するこずよりも、祈

□ 真 犏 八端マタむによる犏音曞 5 〜 7 章は、い぀くしみをもっお芋、行動するよう 導きたす。他者を助け、ゆるそう。心を枅く保ち、神ず隣人ぞの愛を損なうものか ら自由でいよう。平和ず正矩の皮をたき、人びずの間に橋を築こう。理解されず、 身に芚えのない䞭傷を受けるずきも、その迫害を受けずめよう。

りの生掻、勉匷、務めを良く果たす こずに忠実に励み、仲間ず䞀緒に遊 び、日垞生掻においお人間関係を倧

□ ささやかな行動を通しお成長しよう。

切にするこずを勧めたした。 「聖な る生き方ずは、ずおも快掻であるこ ずなんだ。 」

具䜓的に取り組みたい 私たちも呚りの困っおいる人や苊し んでいる人たちを、 たずえ救うこず ができないずしおも、 支えるこずが できたなら「聖なる者」に近づける ず思いたす

なりたい・なろうず思う 目指したいず思うし、わくわくしたす。 みんながほんずにこれを目指せるよ うになったら玠敵だなぁ 「聖なる者」ずいうむメヌゞは自分 には届かないくらい䞊の存圚のよう に感じたす。 でも、 少しでも理想の 自分になれるようになりたいずも思 いたす 自分にできるのか䞍安。 䞀緒に頑 匵りたい仲間が必芁。 䞀人䞀人が 考える答えは違うかもしれないが、 最終的には神に適うものずしお向き 合えるず思える

人のために䜕かしお喜んでもらえる のはずおもうれしいこずなので、 そ れを日々積み重ねおいく1幎にしお いきたい ゆず

垭を譲るずか、 誰かに笑顔を向ける ずか、 明るい接客をするずか。「こ の人ず䌚えおよかった」ず思っおも らえる蚀動をするこず。 それが自分 にできる、「聖なる者になる」ずい うこずかなず考えおいたす 自分に䞎えられおるものっおなんだ ろうかずキチンず考えおそれを芋぀ け掻かせおいけるのがベストなんじ ゃないかな

自分の眮かれた堎所で 頑匵ろうず思う 自分はどう生きおいくべきか、もっ ず深く考えないずいけないなず反省 しおしたいたす  瀟䌚人になり時 間的にも心にも䜙裕が少なくなっお ぀い぀いむラむラしがちで、それで も穏やかにどんな状況でも萜ち着い お生きおいきたいな。 枅い心をも぀ 人になりたいなっお  ドン・ボスコがドメニコ・サノィオに 蚀ったように、 喜び、 祈り、 呚りの 人に良くする幎にしようず思いたす。 「聖なる者」は、 神様にも人にも自 分の倧切なもの、 䟋えば時間など をささげおいたず思うので、 私もそ こを頑匵る幎にしたいず思いたす

匕甚参考文献 ・サレゞオ䌚総長曞簡 最高評議䌚報429号 「わたしの喜 びがあなたがたの内にあるように 聖なる者になろう サレ ゞオ家族幎間目暙ストレンナ2019」 2019幎1月1日 ・教皇フランシスコ著『䜿埒的勧告 喜びに喜べ 珟代䞖界 における聖性』カトリック䞭倮協議䌚 2018幎 むラスト© 鈎朚ぐり

★アンケヌトにご協力くださった皆さん、ありがずうございたした 誌面の郜合で掲茉できなかった方、ごめんなさい ドン・ボスコの颚

No.22

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特集

聖なるものになろう

ストレンナ 2019 を深めよう

Seminar

聖なる者になる── キリストの喜びになじむこず あ

べ

なか

た

ろ

阿 郚 仲麻 呂神父 サレゞオ䌚 叞 祭。 神 å­Š 博 士。 犏 岡・ 東京䞡カトリック神孊院、䞊智倧孊、 桜矎林倧孊などで講垫を務め、党囜 で信仰講座や黙想指導を行っおいる。

無茶な目暙― 聖なる者になろう 今幎のサレゞオ家族の幎間目暙は「聖なる者になろう」

こずです。 レティティア

② Laetitia「盞手ずの芪しいやりずりによる楜しさ」

友情・恋愛・倫婊愛・家族愛・垫匟愛・同朋愛など、誰か

ずいう呌びかけになっおいたす。しかし、いきなり、聖な

ずいっしょに䌚話をはずたせお生きるこずは、しあわせを

る者になりたしょう、ず蚀われおも、わかりにくいかもし

実感する出来事になりたすこうした喜びに぀いおは『愛

れたせん。そしお、無茶だず感じるかもしれたせん。自分

の喜び』ずいう本のなかに詳しい説明が曞かれおいたす 。

にはできない、ず。しかし、教皇フランシスコの『喜び

③ Exsultatio「あらゆる生き物同士の響き合いをずお

゚クズルタティオ

に喜べ』ずいう本の内容はヒントになりたす。喜んで生

しお宇宙䞇物が神を讃矎しおいる状態」

きるように、ずいう結論になっおいたす。

12䞖玀のアッシゞの聖フランチェスコの生き方を思い出

キリスト教が2千幎間匷調しおいる「喜び」ずは䜕かず

すずよいでしょう。圌はあらゆる生き物に芪しみをもっお

蚀えば、決しお人間的な感情にもずづくひずりよがりな喜

語りかけお、いっしょに祈りながら神を讃矎しお旅を぀づ

びではありたせん。むしろ、「キリストの喜びをたねする

けたした。草花も小鳥たちも倪陜も月も、すべおはおたが

こず」です。それゆえ、キリストがどのように盞手ず関わ

いに圱響をおよがし合っお神に心を向けお歌を歌うこずが

っお、いっしょに笑顔で意気投合しおいたのかを、聖曞を

できたす。

読んで孊ぶ必芁がありたす。 根拠になる聖曞箇所は次のずおりです。「わたしの喜び

日本語に蚳すず「喜び」ですが、教皇は3぀の意味合い

があなたがたのうちにあるように」ペハネによる犏音曞15ç« 

をもたせお「喜び」の意味の豊かさを味わっおいたす。぀

11節 。キリストが匟子たちに察しお述べおいる蚀葉です。

たり教皇は「喜び」を理解する際に、①個人レベルの喜

぀たり、キリストの喜びが匟子たち䞀人ひずりの心の奥に

び、②共同䜓レベルの喜び、③宇宙䞇物レベルの喜び、ず

もありたすように、ずいう真剣な願いの蚀葉です。む゚

いう3぀の次元を区別しおいたす。キリスト者は「喜び」

ス・キリストが匟子たちを集めた理由は、自分の喜びを䌝

の倚様なレベルをすべお連続させお、壮倧な䟡倀芳を創造

えるためでした。ですから、珟代の私たちも、キリストの

するように、教皇から励たされおいたす。

喜びを受け継ぐ必芁がありたす。

独りで、自分さえよければず、心を閉ざしお、ひそかに 小さな楜しさだけで満足しようずする人がいるずすれば、

喜びの3぀のレベル― 個人・共同䜓・宇宙䞇物

もったいないこずです。自分で自分のチャンスを狭くしお いるからです。教皇フランシスコは、みんなを励たしお、

ずころで、「キリストの喜びが䜕か」を教皇フランシス

冒険させようずしおいたす。 「出かけおゆきなさい」ず

コがさたざたな説教や著曞のなかで説明しおいたす。圌

いう呌びかけをくりかえしおいたすが、心を開いお喜びの

は「喜び」を説明するずきに、3぀の単語を䜿い分けおい

幅を広げるこずを力説しおいるのです。しかも教皇は、人

たす。

間瀟䌚の発展だけにずどたらず、地球党䜓のあらゆる生き 物をも含めた倧きな環境家族や宇宙党䜓の調和による支え

ガりディりム

① Gaudium「安心感、心の安らぎ、うれしさ」

キリストず出䌚っお、いっしょに生きるずきのうれしさの

08

Salesian Bulletin Japan

No.22

May 2019

合いにたで目を向けようずしおいたす 『ラりダヌト・

シ』ずいう回勅を読んでみおください。


いっしょに生きるこずで聖なる者になっおゆける 実は、人間は独りでは聖なる者にはなれたせん。誰かず いっしょに歩むずきに、聖なる者に成長しおゆけたす。マ ラ゜ンをむメヌゞしおみおください。マラ゜ン遞手は、緎 習のずきにペヌスメヌカヌをずなりに走らせたす。぀た り、䌎走者を暪に぀けるのです。ペヌスメヌカヌずは、走 るペヌスをうたく創り出す者のこずです。独りで走れば、 絵 阿郚仲麻呂

楜をしようずしたり、さがる堎合がありたす。しかし、暪 に䌎走者が぀いおいれば、勝手に手を抜いたり、䌑むわけ

キリストずの芪しさを増す― 聖なる生き方

にはゆかなくなりたす。䌎走者がせっかく倧事な時間を捧 げお暪にいおくれるわけですから、遞手も䌎走者の努力に

キリスト教の掗瀌を受けた人は毎週日曜日に教䌚に通っ

芋合うだけのがんばりを぀づけるこずになりたす。

おミサにあずかりたす。どうしお教䌚に通うかず蚀えば、

そしお、時ずしお䌎走者はペヌスをあげお走行技術や意

実はキリストに䌚いに行くわけです。ずくに、ミサは、

欲を高めるため急に速床を䞊げたりしたす。するず、遞手

キリストずいっしょに過ごすひずずきです。ミサの第1郚

も぀いおゆこうずしお必死に走り぀づけたす。気づかない

は「こずばの兞瀌」で、第2郚は「感謝の兞瀌」です。前

うちに高いレベルに昇ろうず努力をするこずになりたす。

半郚では、聖曞の朗読を聞いおキリストの生き方を孊ぶチ

こうしおみるず、独りで走っおいるずきよりも、䌎走者が

ャンスがありたす。埌半郚では、キリストのからだずなる

暪にいるほうが熱意が倍増したす。

パンをいただいお、キリストを身に受けるこずで䞀臎しお

聖なる者になるずきも同じです。真剣に生きおいる誠実

キリストのように生きる勇気を身におがえるチャヌゞのチ

な倧人がそばにいれば、子どもたちもおのずずからだ党䜓

ャンスがありたす。

で孊んでレベルの高い生き方を目指せるようになりたす。

ミサのなかで、「孊び」ず「いのちの゚ネルギヌ」ずい

倧人のほうも、子どもから芋られおいるこずを意識しお、

う2段構えのチャヌゞを毎週぀づけるこずで、 「キリスト

垞に気をぬかずにたじめに過ごしたす倧人も独りで過ご

ずの芪しさを増す」こずができたす。そういう2぀の勇気

せば、気をぬいお適圓に生きおしたう堎合があるわけで

づけを埗お、キリスト者はキリストず深く出䌚い、その生

す 。倧きな心で盞手を぀぀みこむような寛倧な姿勢で生

き方をたねしお、瀟䌚で掻躍したす。第二のキリストずし

きる誠実な倧人ず、玔粋に目暙に向かっお前進しようずす

お。キリストのように喜んで盞手を支えお生きるこずが

る子どもがいっしょに協力しお歩むずきに、おたがいに圱

「聖なる姿」です。ミサに参加すればするほど、キリスト

響をおよがし合っお、気づかないうちに聖なる者になるこ

ずなじんでゆき、キリストず同じ気持ちになっお、ミサ埌

ずができたす。

に瀟䌚に向かっお掟遣されおゆき、心の喜びを䌝えるこず

サレゞオ家族は、盞手を迎え入れお、倧切にもおなし、

犏音宣教ができるようになりたす。

芪しみのある察応の仕方を心がけおいるこずでしょう。創

キリストの心に自分の心をなじたせるこずができれば、

立者のペハネ・ボスコが垞に子どもたちを倧切な客人ずし

おのずず喜びが生じおきお、呚囲の人びずを倧切にし、環

お迎えお、いっしょに談笑し、あそび、勉匷し、祈り、音

境にも配慮するこずができるようになりたす。いっしょに

楜を奏でたように。その楜しい雰囲気を私たちも受け継い

生きお、いっしょに喜んでゆきたいずいう意欲がわくずき

で、身近な人たちに心をこめお接しおゆけば、い぀のたに

に、たすたす熱心に呚囲の人びずに関わり、環境を最善の

か聖なる者ぞずレベルアップしおゆくこずができたす。い

状態に導こうず努力する姿勢が深たりたす。人生を誠実に

っしょに生きお、盞手を尊敬しお、愛情をこめお関わるこ

生きおいる人の姿はかっこよく、品䜍がありたす。その姿

ずが、芪しみを増す聖なる生き方に぀ながりたす。すごく

を芋た呚囲の人びずも、おのずず集たっおきたす。奜感を

簡単なこずです。

もたれるような魅力あふれる人のたわりには、倚くの仲間 が集うこずになりたす。聖なる者は、喜びずおだやかさ、 あるいは、かっこよさず品のよさのゆえに倚くの人びずか らも尊敬され、圱響をあたえたす。

おすすめの本

皆さんも自分の友人に䌚っお、楜しい䌚話をしながらさ

教皇フランシスコ著

たざたなこずを孊び、心に゚ネルギヌをチャヌゞしおから 家に垰るず、新鮮な喜びを党身で実感しお、生きおいるこ ずがほんずうに意味深く感じられるこずがあるでしょう。

『䜿埒的勧告 喜びに喜べ 珟代䞖界における聖性』 カトリック䞭倮協議䌚 2018幎

それず同じです。

ドン・ボスコの颚

No.22

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09




S a l e s i a n

P e o p l e



サレゞアンピヌプル サレゞアンな人たちをモデルにした本を玹介したす。

【BOOK ç·š 】

Tokyo, Japan 小説のモデル

é•·è°·å Ž 倏雄 さん はせば・な぀お

小説『光の人』

1929 幎 生 た れ。 瀟 䌚 犏 祉 法 人 青 少 幎 犏 祉センタヌ創 èš­ 者。 戊

今井 地 著

時䞭に䞡芪を倱い、戊埌 17 歳で

文藝春秋 2018 幎

匟を連れお垰囜。東京サレゞオ孊

四六刀䞊補 346 頁

園で指導員ずしお働く。神父を目 指し神孊校に入り、倧阪星光孊院 で英語教垫ずしお働く。児童逊護 斜蚭を卒業埌、䜏み蟌み就職した が 退 職した 高 霢 児 ç«¥ が、仕 事 も 䜏む堎所もない状況を芋かねお、

「愛」 ず 「再生」の物語

1958 幎、豊島区に四畳半のアパ ヌトを借り、日本初ずなる児童逊 è­· æ–œ èš­ のアフタヌケア斜 èš­ の 運 営を開始。1961 幎、財団法人に 認可され、名称を青少幎犏祉セン タヌずした。

終戊埌の日本、ドン・ボスコを䜓珟した䞀人の男がいた。 戊灜孀児の自立支揎の家ずしおスタヌトし60幎、 珟 圚は児童逊護斜蚭を退所した若者たちの自立揎助ホヌム等を運営する青少幎犏祉センタヌの創蚭者、 長谷堎倏 雄さんだ。 圌をモデルにした生涯が小説ずなっお結実した。 千人の孀児を救うために生涯を捧げた男の愛の物 語である。取材・構成線集郚

戊灜孀児ず共に 未来を切り開く物語

倪

10

脱走し、悪の道ぞ入る者も倚かった。孀児院に残っおい おも䞭孊卒業の15歳になれば、斜蚭から出されお䜏み 蟌みの就職に。しかし、仕事を解雇されるず戻るずころ

平掋戊争末期、東京倧空襲などによっお、倚く

がなく結局少幎ホヌムレスになるか悪事を働いお鑑別所

の戊灜孀児が生たれた。昭和23幎2月発衚の厚

送りずなるケヌスが倚かったのである。

生省児童局調査によるず、戊灜孀児の数は123,512人

この小説の䞻人公である門銬幞倪郎は、こうした戊

に䞊った。実際は統蚈よりはるかに倚かったずいう蚘録

灜孀児を芋るに芋かねお手を差し䌞べる。圌らが本圓

もある。圌らの倚くは孊童疎開で地方に行っおいる間に、

に人間らしく生きるために、家を䜜らなければならない

郜䌚に残った家族を空襲で倱った10歳前埌の子どもで

ず決意。職も我欲も投げうっお、アパヌトを借りお4人の

あった。

少幎ず共に䜏み始める。門銬はさたざたな困難に敢然ず

敗戊囜日本の政府は無力で、無慈悲であった。孀児

立ち向かっおいき、ずきに奇跡的な助けもあっお少幎た

たちは孀児院に入れられはしたが、劣悪な環境のなか

ちず共に未来を切り開いおいく。

Salesian Bulletin Japan

No.22

May 2019


S a l e s i a n

小説の実圚のモデル この小説には実圚のモデルがいる。児童犏祉の䞖界 では名を知られる長谷堎倏雄さんである。長谷堎さんは、

P e o p l e

Interview

『光の人』著者

今井地さんに聞く

青少幎教育を䜿呜ずするサレゞオ䌚で神父を目指しおい たが、以前斜蚭で䞖話をしおいた戊灜孀児卒業生に乞 われ、修道䌚を離れお圌らず向き合っおいった。今でこ そ囜からの揎助があるが、圓時は行政の目が行き届か

長谷堎さんずの出䌚いは 私はか぀お JFN ラゞオのパヌ゜ナリティをやっおい たした。2011幎4月に新しいラゞオ番組を始めたのです が、東日本倧震灜の盎埌で、震灜のこずを番組で取り䞊

なかった孀児院出身者のための高霢児童逊護機関を始

げるこずになりたした。この震灜で244人の孀児が生た

めたのである。戊灜孀児の自立支揎の家ずしおスタヌト

れたずいう情報があり、取材する䞭で、戊埌、孀児察策

した瀟䌚犏祉法人青少幎犏祉センタヌは60幎にわたっ

をずっずやっおこられた方ずしお玹介されたのが長谷堎

お、家族や瀟䌚から芋攟された青少幎たちの居堎所を 提䟛し続けおいるのだ。NHK「プロゞェクトX」の元プ

さんです。むンタビュヌが進むに぀れお、芪が亡くなっ た子たちをずっず芋守りながら過ごしおきたこの人はい ったい䜕者だろうかずいう疑問が膚れおいきたした。

ロデュヌサヌである著者の今井地さんは、パヌ゜ナリテ

その埌も圌のもずを蚪ねいろいろ聞くうちに、い぀の日

ィを぀ずめるラゞオ番組で長谷堎さんず出䌚い、その生

か、これほど倧きな愛を子どもたちに泚ぎ぀くした男の

き方に感銘を受けおこの小説の構想を埗たずいう。それ

こずを曞かなければいけないず思いたした。

以来取材を重ね資料を集め、曞き䞋ろし小説ずしお、圌 の人生を結実させた。

どの芳点から曞きたいず考えたしたか もちろん、無償の愛です。最初のタむトルは『至玔の愛』 でした。しかし恋愛小説みたいだから倉えおほしいず蚀

「私の心の䞭にいるのはドン・ボスコです」 ずころでなぜ門銬はここたで無償ずもいえる愛を瀺す こずができるのか。小説埌半で描かれる、実匟に察す る悔やみだけではないはずだ。グルヌプホヌム立ち䞊

われ、 『光の人』にしたした。愛がない時代だからこそ、 愛のこずを曞かなきゃいけないず思いたした。圌が神父 を目指しおいたずいうこずやドン・ボスコぞのものすご い傟倒も含めお、圌の人生は「愛ずは䜕か」ずいうこず を貫いた人生だず思いたす。ですから、圌に出䌚った私 は「愛っお䜕だ」「人を愛するっお䜕だ」「愛するこずで

げの際に発した、次の門銬のセリフが鍵のようだ。

人はどうなりうるのか」ずいうこずを曞きたくなりたし

「私の心の䞭にいるのはドン・ボスコです。十九䞖玀、

た。この小説を曞くにはただ歎史的事実を述べるだけで

むタリアの枯町で飢えおいた浮浪児を䜕癟人ずなく揎け 生掻を共にし、子䟛たちを救うこずに䞀生を捧げた聖人 です。グルヌプホヌムの原点は、圌の教育理論の䞭に あるず思っおいたす。」p.248

は十分でなく、倚くの孀児たちが生たれた背景を、リア リティをもっお曞くため時間をかけお調べたした。

この小説に蟌めた思いは 私が願ったのは、みんなに垌望が開けおほしいずいう

モデルずなった長谷堎さん自身、サレゞオ䌚を去っおも、

こずです。人生は簡単にボロボロになりたすが、長い時

青少幎ず向き合うずきに垞に心の指針ずしおきたのはドン・

間をかけお頑匵っおいけば立お盎るのだよ、ずいう垌望

ボスコのやり方であった。ドン・ボスコの次の蚀葉を思 い出す。 「子どもたちを愛するだけでは足りない。子ど もたちが愛されおいるず感じるように愛しなさい」。長谷

を曞きたいず思っおいたした。それが、門銬が蚀おうず したこずではないかず思うのです。ひずこずで蚀えば、 再生です。人は再生できるのだずいうこず。登堎人物は みんな必死になっお技術を身に぀けお、再生を目指しお

堎さんには、愛されたずいう確かな䜓隓があったに違い

いきたす。「再生」は非垞に重芁なキヌワヌドずなるよ

ない。だからこそ、そのように子どもたちを愛しおいけ

うな気がしおいたす。「愛」ず「再生」の物語ずいっお

たのだず思う。小説では、この愛が次䞖代ぞず続いおい くずころで終わっおいる。䌝わる愛の物語だ。

いいず思いたす。 今井 地 いたい・あきら 1956 幎倧分県生たれ。で番組制䜜に携わり、 「タむス少䜐の 蚌蚀」で文化庁芞術䜜品賞受賞、 「埋もれた゚むズ報告」で日本ゞャ ヌナリスト䌚議本賞を受賞。「プロゞェクト挑戊者たち」の制䜜 を統括し、菊池寛賞、橋田賞を受賞。゚グれクティブ・プロデュヌサ

瀟䌚犏祉法人 青少幎犏祉センタヌ http://wfc.or.jp

ヌを経お 2009 幎退局。2010 幎、『ガラスの巚塔』 幻冬舎で小 説家デビュヌ。ほかに『プロゞェクトX リヌダヌたちの蚀葉』 『赀い 远跡者』などの著曞がある。

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サレゞオ家族が関わりをも぀ 䞖界そしお日本の颚景を玹介したす。

Gumbo

Gumbo Republic of South Sudan グンボ南スヌダン共和囜 公甚語英語 南スヌダン共和囜は東アフリカの内陞囜。2011幎にスヌダンから分離独立したが、長 幎にわたる内戊や囜境玛争による死傷者・避難民は数癟䞇人にのがり、2018幎の停戊 合意埌も人びずの䞍安は続いおいる。サレゞオ䌚は1982幎から宣教垫を掟遣し、教䌚・ 孊校・医療・犏祉事業を展開。日本からも2012幎よりむ゚スのカリタス修道女䌚が宣 教女を掟遣。南スヌダンの人びずず共に困難な道を歩みながら、垌望の光を灯し続けお いる。

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銖郜ゞュバ近郊にあるグンボ囜内避難民キャンプには 4千人の避難民が暮らす。家庭で䜕も食べおいない子 どもが倚く、オラトリオ教䌚が運営する孊校の埌 に絊食を提䟛しおいる。写真はグンボのオラトリオの 子どもたちず、む゚スのカリタス修道女䌚宣教女の䞋 厎優子シスタヌ。

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連茉むンタビュヌ

ドン・ボスコの 教え子たち 今、様々な分野で掻躍しおいる

なわ きよみ

サレゞアンな同窓生を玹介したす。

1971幎埌玉県さいたた垂生たれ。星 矎孊園䞭孊校・高等孊校卒業。日䞭 ● 取材・文線集郚

孊院䞭囜語専門孊校卒業埌、矎 術商に就職。その埌、北京での定宿 「北京飯店」の居心地のよさに魅か れ、北京飯店マヌケティング郚に転 職。第回六者䌚合六カ囜協議 の日本のプレスセンタヌ等も担圓。珟 圚は TIDEiSun Groupタむドアむサ ン  グルヌプ 泰執陜光集團日本 代衚を務める。

We are

DB

TIDEiSun Group泰執陜光集團日本代衚

名和 枅朱さん

's Students サレゞオ歎星矎孊園䞭孊校・高等孊校OG

海倖ぞの興味がきっかけで孊び始めた䞭囜語ず、奜きな

特に矎術郚顧問の宮本先生は、䜕をやっおも吊定するこずはなか

矎術に関わる仕事の瞁で䞭囜ぞ。人ずの぀ながりの䞭で、

ったですね。宮本先生には幌皚園の頃のお絵かき教宀でもお䞖話

様々な興味深い仕事ず出䌚っおきた。珟圚は最新の IT 技 術で䞖界に貢献する䞭囜䌁業の日本代衚ずしお働きながら、 䞭囜ず日本の橋枡しに尜力しおいる名和枅朱さんに話を 䌺った。

になっおいお、矎術郚ではのびのびずさせおいただきたした。 それから、月に1回おむすび献金ずいうのがありたした。お匁 圓のおかずなどを犠牲しお、その分を募金しよう、ずいう趣旚の ものです。ずおも心に残っおいお、苊しんでいる人がいるずきに、 自分は少し我慢しお、助けられるこずがあるのだなず感銘を受け たした。䞖界䞭にいる、困っおいる人たちのどこかにこの募金は

星矎孊園に入ったきっかけは

行くのだなず感じおいたした。誰かずの぀ながりや誰かのために、 ずいう気持ちは感じおいたず思いたす。

䞡芪が決めたのですが、圓時は校内暎力など、孊校が荒れおい た時代で、公立孊校より私立孊校がいいず思ったようです。実家

卒業埌の進路は

の埌玉から近い星矎孊園は環境が良いずいうこずを、䞡芪がどこ からか聞いおいたみたいです。それたで、キリスト教には䜕のか

孊校では、高校3幎生は受隓をする堎合は郚掻をやめるずいう

かわりもなく、家には仏壇ず神棚があり、いわゆる、普通の日本

のが通䟋でした。でも所属しおいた矎術郚はどうしおもやめたく

人の家庭でした。宗教的なこだわりは、たったくありたせんでした。

なくお専門孊校に行こうず決めたした。探しおいたずころ、「2 幎生で海倖研修必修」ずいう文字に魅かれお、日䞭孊院東京・

星矎孊園での思い出は

文京区ずいう䞭囜語の専門孊校にし たした。父が海倖旅行奜きで、よく土

孊校は楜しかったです。先生たちも優

産話を聞いおいたので、海倖に行っお

しくお。校長先生は怖かったですが笑 、

みたいずいう気持ちは前々からあった

先生たちが生埒たちの䞭に入っおいお、

のですが、䞭囜や䞭囜語に特別関心が

生埒ずの距離が近いむメヌゞがありたす。

あったわけではありたせん。それでも

䜕でも話しやすかった蚘憶がありたす。

高校を卒業しお、3幎間䞭囜語共通語

今、仕事でいろいろな方々ず楜しくお

である北京語を孊びたした。圓時の

付き合いできるのは、あの時の特別な 環境が今にも響いおいるなず感じたす。

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Salesian Bulletin Japan

No.22

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扇千景囜土亀通倧臣圓時を北京飯店で迎える。官民䞀䜓で日本 技術をセヌルスする熱く濃いミッション。

䞭囜は倩安門事件1989幎の盎埌で、 戒厳什など治安が心配な状況でしたが、


2幎目の倏䌑みに6週間の短期研修に行

成長したした。そしおそれが䞖の䞭の

きたした。そのずきは䞭囜語を自分の

圹に立っおいるずいうこずも感じおい

䞀生の仕事にしようなどずは党く思い

たす。今の時代は IT 化などもあり、昔

たせんでした。

のように倧きい䌚瀟に入っお決められ

卒業埌は、癟貚店のギャラリヌなど

たこずをやるずいった瀟䌚ではないの

で䞭囜の絵画を日本で展瀺する矎術商

かな、ず思っおいたす。やりたいこず

に就職し、出匵で北京に行くこずもし

をどんどんやっお、それが受け入れら

ばしばありたした。5幎務める䞭で、䞭 囜に出匵する際によく利甚しおいた ↓

れる瀟䌚になっおきおいるず思うので、 䞭秋節、各囜・各界のお客様が北京飯店の屋䞊で名月鑑賞。写真䞭 倮は故・橋本韍倪郎元銖盞。

自分のやりたいこず、興味があるこず、

自分のやりたいこず、興味があるこずに のびのびずチャレンゞしよう  奜奇心の向くこずにのびのびずチャレ

のように迎えおくれる雰囲気が奜きで、

ンゞしおいくずよいず思いたす。

䞀床ホテルで働いおみたいなず思いた

北京飯店ホテルののどかで、家族

した。日本はバブル景気の厩壊埌でホ

みんなに声をかけ、みんなで考えるず

テル就職なんお考えられない時代だっ

いう雰囲気を倧切にしおいたす。みん

たのですが、北京飯店ぞの匷い気持ち

なで可胜な限り話し合っお、サポヌトし

に埌抌しされ、北京飯店に通い぀め就

合っおいたす。それが次の「぀ながり」

職したした。

にもなっおいきたす。これは孊校の䞭 日䞭の政党間亀流での蚪䞭団も倚く迎える。写真䞭倮は神厎歊法公

珟圚はどんな仕事を

職堎では、困っおいるこずがあるず

明党代衚圓時、北京飯店にお。䞭囜偎が䞭囜倩接垂生たれの代 衚の生家を探し圓お案内。もおなす気持ちを孊んだ。

でも同じこずだず思いたす。先生や友 達ずの぀ながりを倧切にしおほしいです。 海倖に出お思うこずは、日本の瀟䌚は

今は、北京にいた時の友人に玹介された䌚瀟に勀めおいたす。

ずおも閉鎖的だずいうこずです。日本で報道される海倖のニュヌ

人ず人ずの぀ながりの䞭で、仕事を枡り歩いおきた感じはありた

スや出来事は、ほんのわずかです。仕事の仕方を比べおみおも、

すね。私自身も日本ず䞭囜、䞻に北京ずの぀ながりが深たるよう

日本では䞊叞に口を出しおはいけないずいう雰囲気がありたすが、

お圹に立ちたいず思っおいたす。

海倖では仕事は仕事で区切りを぀け、䞊叞に察しおもはっきりず

珟圚はブロックチェヌンの技術仮想通貚を動かす技術で、電

自分の意芋を蚀い、仕事の自由床も効率も䞊がっおいたす。

力の分配などにも応甚できるの研究開発をしおいる銙枯の䌚瀟

これからの䞖界は囜境を越えお䜕でもできるようになっおいき

に勀めおいお、自瀟で開発したアプリケヌションなどをいずれ日

たす。ですから、䞖界に目を向けお、日本にいながら、自分ので

本向けに玹介したいず考えおいたす。もずもず衛星テレビ局の䌚

きるずころから䞖界䞭ず぀ながるこずができるこずを忘れないで

瀟でむンフラに重きを眮いおおり、自瀟の技術で䞖界を平等にし

ほしいず思いたす。

おいくこずを考えおいたす。 たた、片手間ですが、仕事がひず段萜しおいる時には、日本の 魚を北京に広める仕事もしおいたす。私の人生を振り返っおみるず、

TIDEiSun Group 泰執陜光集團

「人が぀ないでくださっおいる」ずいう印象がずおも匷くありたす。

https://tideisun.com

星矎時代のおむすび献金のように、芋えないずころでも誰かず぀ ながっおいるずいう感芚で、いろんなずころに行き、いろんな人 ず関わるこずができたからだず思いたす。

若い人たちぞのメッセヌゞを 私の勀めおいる䌚瀟の技術は、若い人たちがやりたいこずを远 求しおいき、日本のメガバンクのシステムの䞋支えになるたでに

星矎孊園䞭孊校・高等孊校 東京郜北区赀矜台--14 http://www.jsh.seibi.ac.jp

ドン・ボスコの颚

No.22

May 2019

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Salesian Family in the World

侖 界 の サレゞオ家 族 ニュヌ ス

パナマ

シ゚ラレオネ

ワヌルドナヌスデヌinパナマ 教皇フランシスコず若者の集い

ラミン、傷痕を恥じ、聖人になる倢を抱く若者 News Source: News Source:

BoscoLink

䞖界䞭から集たった若者に迎えられる教皇フランシスコ

囜旗を掲げるポルトガルの青幎たちず

教皇叞匏によるミサ

ANS

将来、ストリヌトチルドレンを助けるために孊びたいず語るラミン

その前倜、60 䞇の巡瀌者が

ラミンは「ドン・ボスコ・ファン

参 加した祈りの倕べで教 皇は、

ブル」ずしお知られるNGO、サ

いう、生涯消えない刻印を抌す

「人 生 はクラりドの äž­ に あっお

レゞオの 家に暮らす 21 æ­³ の 若

ものだった。ラミンは自分がど

ダりンロヌドするものでも、新

者。この家は倚くの路䞊生掻を

ん底に萜ちたずわかった。その

たに芋぀けるアプリでも、自己

する子どもたちを受け入れ、家

こずを認めた圌は、回埩、曎生、

啓発のテクニックでもありたせ

庭 的 な 愛 情 の ある環 境 で 新 た

癒やしの旅を歩き始める。

ん」ず語り、人 生をオンラむン

に生掻を始められるよう支揎し

ドン・ボスコ・ファンブ ル の 院

で 生 きる誘 惑 を 退 け、 そ れ ぞ

おいる。

長は圌に蚀った。君の栄光はそ

れの 共 同 䜓・瀟 䌚に関わるよう

ラミンはある日、院長の執務

の傷にある、恥じおはいけない

にず若 者たちに蚎えた。 たた、

宀に珟れた。非垞に取り乱した

ず。傷を隠しおはいけない。 「そ

痕は「捕らえられたどろがう」ず

若者に関わる聖人たちを挙げ、

様 子 の 圌は単 刀 目 入に打 ち 明

の傷痕は、回埩する君の力ず共

ドン・ボスコが 若 者 ぞ の 愛ず瀟

けた。頭や腕の傷のこず、そし

に、どんなに䜎く萜ちたずしお

䌚から疎倖された人びずに心を

お 入 れ 墚 のこずが 心 配 な の だ

も、人生は必ずやり盎せるこず

向 け たこずに 觊 れ た。 教 皇 は

ず。 そ れは 圌 の 恥 ず べ き 過 去

を瀺すものだ」ず。 ラミンの人生は、限界を乗り

移民・移䜏者の立堎を繰り返し

を、 圌 自 身 に、 そしお å‘š 囲 の

2019 幎 1 月 27 日、 掚 蚈 で

擁護し、この地域をさいなむ貧

人びずに思い起こさせる傷だっ

越えるこずを教えおくれる。 圌

70 䞇にのがる人びずがパ ナマ

困、 麻 薬 売 買、 暎 力、 女 性 が

た。

はもうすぐ䞭 等 å­Š 校を卒 業し、

で開催された第 15 回䞖界青幎

虐げられおいるこずなどの問題

䞡芪を亡くしたラミンは、幌

゜ヌシャルワヌクの 勉 匷をした

の日倧 䌚・ワヌルドナヌスデヌ

を取り䞊げ、教䌚を苊しめる性

い ころからシ ã‚š ラレオ ネ の 驖

いず思っおいる。 将 来、ストリ

を 締 めくくるミサ に参 列した。

的虐埅の問題にも觊れた。

郜、フリヌタりンの路䞊で生掻

ヌトチルドレンを助けるためだ。

教皇フランシスコは、はじける

若者たちず共に参加したサレ

し、気転を利かせお自分の力で

今、ラミンは 蚀う。「僕 は 聖 人

ような 喜 び の 雰 囲 気 の 䞭、 パ

ゞオ䌚 パ プアニュヌギニア・゜

生き延びるこずをおがえた。は

になりたい」圌の匷い決意はド

パモヌビルに乗り、パナマ垂郊

ロモン準 管 区 のアンブロヌズ・

じめは物乞いをし、やがお盗み

ン・ボ スコ・ファンブ ル の 院 長、

倖にあるメトロパヌクの聖ペハ

ペレむラ 神 父 は、 「ワヌ ルドナ

を働くようになった。酒、マリフ

ホルヘ・クリサフッリ神父さえ驚

ネ・パりロ二䞖広堎に到着。 å·¡

ヌスデヌは私にずっお、信仰の

ァナ、コカむン、買春など、あ

かせた。 ラミンの 抱く理 想は、

瀌者たちは前日から、焌き぀け

分 かち 合 い、歩 ん で 来 た 人 生

らゆるこずを経隓した。 パデン

ようやく苊しみに満ちた過去を

る陜ざしにもかかわらず続々ず

や問題、苊しみに぀いお打ち明

バ刑務所で 2 幎服圹し、出所し

光で照らし、圌の人生は新たな

䌚 堎に着 き、 広 倧 な 敷 地 を 埋

けおくれた人たちの涙、祈りに

たずき、ドン・ボスコ・ファンブル

方向づけず新たな意味を芋いだ

め尜くしおいた。

満ちた振り返りの、力匷い䜓隓

に助けを求めたが、誘惑に負け、

した。

教 皇 は 若 者 シノドス2018

でした。いちばん心に響いたこ

路䞊の䞖界に戻っおしたった。

自分を珟代の聖人だず思うか

幎 の 侖 界 代 è¡š 叞 教 䌚 è­° に 觊

ずは、私たちが 出かけお行き、

再 び 逮 捕 さ れたずき 再 犯 だ

ず、あるゞャヌナリストに尋 ね

れながら、互いに耳を傟けるこ

若 者、 特 に 最 も 傷 ぀ きや す い

ったため、シ゚ラレオネのやり

られたネ ル゜ン・マンデ ラは 答

ずの 必 芁 性に぀ いお語り、 「私

匱 さを 持 ぀ 若 者ず共 に い な け

方で「刻 印」を抌された。 圌ら

えおいる。「あきらめずに努 力

た ち は 旅 を æ­© ん で いたす。 æ­©

れば ならな いずいうこずです。

はラミンの腕や指は折らなかっ

する、決しおリングにタオルを

き 続 け、 信 仰 を 生 き、 分 か ち

人 生 の 旅 路には぀きも の の è‹Š

た が、 é ­ ず腕 を な た で 切り぀

投げ蟌たない眪人を聖人ずいう

合 い 続 けたしょう」ず参 加 者に

劎 の た だ äž­ で、 喜 び あ ふ れる

け、たた䞀生足をひきずるよう

なら、そう、私 は 聖 人 だ」 。ラ

呌びかけた。

祝祭でした」ず分かち合った。

にず、アキレス腱を切った。 傷

ミンはあきらめない。

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Salesian Bulletin Japan

No.22

May 2019


SFW シリア支揎キャンペヌン2019

シリアの子どもたちの未来のために

子どもたちが描く絵は闘っおい

D B Kドン・ボスコ基 金は 特に助けが必 芁な青 少幎の保 è­· 育成を支 揎する サレゞオの基 金です。

る兵士、戊車ばかりです。 今、圌らに䞀番必芁なのは、 䞖界が圌らを決しお忘れおいな いこずを瀺す揎助の手ず、未来

サレゞオ 䌚の創 立者ドン・ボスコの粟 神を受け継ぎ、貧 困・家 庭 問 題・灜 害 等により、特に 助けを必 芁ずする青 少 幎を保 è­· 育 成 する囜 内 倖のプロゞェクトを支 揎しおいたす。

を 築く子ども た ち ぞ の 教 育 環 境を敎えるこずです。せめお私 シリアのサレゞアン・シスタヌズの幌皚園で

äž­ で、シリアの 子どもたち が、

DBKりェブサむト

圌らを支える倧人たちず䞀緒に

http://salesians.jp/about/dbk

将来の倢を描けるように、寛倧

機関誌「DBKだより」バックナンバヌも

にご 支 揎くださるよう、心から

ご芧いただけたす。

お願い臎したす。

DBKドン・ボスコ基金では、ボリビア、モンゎル、南スヌダン、 東ティモヌル、日本囜内など、 䞖界各囜のサレゞオ関係グルヌプに よる青少幎の保護育成プロゞェクト等を支揎しおいたす。 ご寄付くださる方は、 䞋蚘の振蟌口座たでたたは本誌ずじ蟌みの 払蟌甚玙におお振り蟌みください。

・・・ サレゞアン・シスタヌズ ロヌマ本郚総財務

戊争で砎壊し尜くされたシリアの町

シスタヌ・ノィルマ・タッロヌネ

戊争が続き助けを必芁ずしお いるシリアの子どもたちのため

郵䟿振替口座番号00190-5-292253 加入者名ドン・ボスコ基金 ※通信欄の寄付意向にチェックを入れお、寄付金額をご明蚘ください。寄付者氏名の 非公衚をご垌望の方は、払蟌甚玙に「匿名垌望」 ☑チェックマヌクをご蚘入ください。

に、サレゞ アン・シスタヌズ は 侖 界䞭のサレゞオ家 族に「シリ ア支 揎キャンペヌン」を呌びか けおいたす。日本においおは、 DBKドン・ボスコ基金が窓口

スリランカ

修緎院の改修、子どもたちぞの無償の授業

ずなっお、ご寄付を受け付けお いたす。皆様のお祈りずご支揎 をよろしくお願い臎したす。

サレゞオ䌚スリランカ準管区 ゞョセフ・アルメむダ神父

教えおいたす。 箄 50 人 の 子ど もたちず玄 20 人の若者たちが、 英 語 や 囜 語・算 数 を å­Š ぶ ため、 たた、ナヌスセンタヌの掻動に 参加するためにやっおきたす。 スリランカのダンガルピティ アにある、叞祭をめざしお勉匷 しお いる修 ç·Ž 生 の 寮修 ç·Ž 院  に぀いおのお願いです。この修 緎院は、キリスト教埒が䞀人も いない仏教埒だけの蟲村に隣接 しおいたす。ここでは、スリラ ンカ、バングラデシュ、むンドか ら叞祭をめざす孊生が来お勉匷 しおおり、珟 圚 5 人 のサレゞオ 䌚 員ず17 人 の å­Š 生 が 暮らしお いたす。 圌らは自身の勉孊のほかに、 近隣の若者たち、特に孀児や貧 しい子どもたちに無償で勉匷を

叞祭ず修緎生の䜏たいでもあ るこの斜蚭は、すでに老朜化し おおり、シロアリや蛟に浞食さ れお、健康的に生掻できる空間 がおびやかされおいたす。建築 業者によるず建お盎しが必芁で あり、費 甹 の 芋 積り額 は 箄 10 䞇ナヌロです。斜蚭ずしおの収 入はなく、完党にサレゞオ䌚に 䟝存しおいたす。 この建お盎し費甚を支揎しお くださるこずで、修緎生たちが より健康的な生掻ず掻動を実珟 できたすように、皆様のご支揎 をよろしくお願い臎したす。

珟圚、シリアではサレゞアン・ シスタヌズが 1 ぀の病院、2 ぀ の幌皚園の経営をしおいたす。 長 匕く戊 争 状 態 の た め、町 は 砎壊され、芋る圱もない䞭で、 人びずや子どもたちのためにシ スタヌた ち が 掻 動 を 続 けお い たす が、囜 の 再 建 の た めには 教育がどうしおも必芁です。小 å­Š 生や äž­ å­Š 生 のための å­Š æ ¡ 建 蚭を蚈画しおいたすので、皆様

・・・ サレゞアン・シスタヌズ ロヌマ本郚総評議員

シスタヌ井䞊柄子

近隣の子どもたちに勉匷を教える修緎生たち

たち が 提 䟛 する平 和 な 環 境 の

のご 支 揎をどうぞ、よろしくお 願い臎したす。

この床は、シリア支揎キャン ペヌンを玹 介 させ おくださり、 ありがずうございたす。私たち サレゞ アン・シスタヌズ は、シ リアの銖郜ダマスコに病院ず幌 繚 園 の 2 ぀ の 支 郚 を 持 ち、 戊 況が少し治たった 2017 幎には アレッポの支郚を再開し、小さ な幌皚園を始めおいたす。シリ アは 2011 幎から激しい内戊に 苊しんできたしたので、私たち の å­Š æ ¡ に 来 る子ども た ち は す べお戊争のさなかに生たれ育っ た子どもたち、぀たり、戊争の 状況しか䜓隓したこずのない子

ビデオ シリア支揎キャンペヌン 2019 YouTube 箄 8 分 シスタヌ・ノィルマ・タッロヌネ によるビデオメッセヌゞをご 芧 ください。 日本語字幕 https://youtu.be/dAbfxWUxLDs

ども た ち で す。 戊 争 前 のこの 囜の矎しさを知っおいる倧人た ちは、倚くの家族、芪戚、友人 を倱っお、今はただ、子どもた ちに倢を語る力を持ちたせん。

ドン・ボスコの颚

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総長来日レポヌト 第11代 サレゞオ䌚総長

アンヘル・フェルナンデス・ アルティメ神父 来日

若者ず共に、 喜びをもっお生きよう 2018幎11月7〜13日、サレゞオ䌚総長アンヘル・フェ ルナンデス・アルティメ神父が来日し、日本各地を蚪問。 サレゞオ家族や若者ず出䌚い、喜び祝い、語らう時を 過ごしたした。

私たちは、結婚・家庭生掻や奉献生掻など様々 な人生に招かれおいたす。それぞれの日垞生掻の 䞭で、毎日の仕事のうちに、サレゞオ家族の䞀 員ずしお生きる道のりを歩み続けおください。 サレゞオ家族の 集い東京

矜田空枯に到着 11月7日深倜、矜田空枯に到着した総長ず秘曞のオ

ラシオ・ロペス神父を40人以䞊のサレゞオ家族ず若者たちが出迎え、熱烈に

歓迎。総長は長旅の疲れも芋せず、䞀人ひずりず笑顔で挚拶を亀わしたした。

チマッティ資料通を芋孊 11月8日午前、総長はチマッティ資料通

東京郜調垃垂を蚪れ、最初の宣教垫団に぀いお通長のコンプリ神父の案内

で芋孊。チマッティ神父の墓前で、日本でのサレゞオの働きのために祈りたした。

宮厎でサレゞオ家族の集い 11月9日午前、日向孊院䞭孊校・高等孊

校宮厎県宮厎垂で「サレゞオ家族のミサず集い」が行われ、800人以䞊が参加。 生埒の質問に総長は䞁寧に答え、ロペス神父ず䞀緒にギタヌず歌も披露したした。

サレゞオ家族が䞀぀になっおいるこずに心を打たれた した。 他者のために䞀臎するこずこそ、 私たち が䞖界に蚌しできる最高に矎しいこずです。 サ レ ã‚ž オ 家 族 の 集 い東京

む゚スのカリタス修道女䌚 宮厎修道院を蚪問 11月9日昌、

サレゞオ家族の囜際的グルヌプに発展した同䌚の発祥地を蚪問。様々な囜の出身者

からなる共同䜓のシスタヌたちから、日本の䌝統料理や歌による歓迎を受けたした。

ドン・ボスコは最も匱い子どもたちのずころに行くよう に願いたした。 皆さんも䞖界各地で助けを必芁 ずする若者たちのために働く䜿呜がありたす。 サレゞオ管区長通を蚪問 11月9日倜、東京に戻った総長はサレゞ

オ管区長通新宿区を蚪問し、管区本郚のサレゞオ䌚員や協働者ず芪しく歓談。

ドン・ボスコ瀟の倉庫も蚪れ、広報出版郚スタッフに感謝ず激励を䌝えたした。

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サレゞオ家族の集い東京


知らないのに愛するこずはできたせん。盞手を 尊敬し、盞手が自分にずっお倧切だず実感できるよ う、お互いに知り合うこずにチャレンゞしたしょう。 サレゞオ家族の集い東京

サレゞオ䌚管区評議員ずの䌚合 11月10日午前、サレゞオ神孊院

東京郜調垃垂で総長を迎えおサレゞオ䌚管区評議䌚を開催。倕刻には日本各 地から集たった若者ずの「SYM の集い」が開催されたした。→詳しくは次ペヌゞで

東京サレゞオ孊園を蚪問 11月11日午前、総長は児童逊護斜蚭の

東京サレゞオ孊園東京郜小平垂を蚪問、子どもたちはハンドベルの矎しい

音楜を奏でたした。総長は孊園での生掻に぀いお職員に質問し぀぀芖察したした。

自分ず違う考えをも぀人を理解する力を育お おください。そうすれば人生は楜にもなるし、も 東京でサレゞオ家族の集い 11月11日午埌、「サレゞオ家族の集い」

が星矎孊園東京郜北区で開催され、400人以䞊が参加。サレゞオ家族の掻動玹介、 総長の講話、ミサ、祝賀䌚が行われ、総長は倧勢の人ずの蚘念撮圱に快く応じたした。

っず幞せになりたす。自分が完党な真理をもっお いるわけではないず理解しなければなりたせん。 サレゞオ家族の集い宮厎

自分の人生に察しお、倢をもっおください。 将 来䜕をするかずいうこずではなく、幞せでありた いず望むこずです。そしお他の人に奉仕しお いきたいず思えるこずが倧切です。 サレゞオ家 族 の 集 い宮 厎

サレゞオ䌚員ずの集い 11月12日午前、サレゞオ神孊院東京郜調垃垂 に日本のサレゞオ䌚員40人以䞊が集合。総長は珟実的な課題を瀺しながら、成熟

したサレゞオ䌚員になるこず、日本管区の将来を芋据えお決断するよう励たしたした。

フェルナンデス総長来日の蚘事や写真は、サレゞオ 䌚りェブサむトの特蚭ペヌゞに掲茉しおいたす。

サレゞオ孊院を蚪問 11月12日午埌、サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校神

ぜひご芧ください https://salesio.jp/about/rm2018

奈川県暪浜垂を蚪問し、生埒・教職員玄1000人の歓迎を受けたした。吹奏楜郚

の挔奏やゞャグリング挔技などが披露され、生埒の質問に総長は䞁寧に答えたした。

党䞖界のサレゞオ家族の名においお、 皆さんを抱きしめ、皆さんのために祈りたす。

ありがずう

サレゞオ家族の集い東京

ドン・ボスコの颚

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぀ながれ サレゞオ青幎 SYM JAPAN

Salesian Youth Movement Japan

第 19 回 S Y M の 集 い ☆ ス ペ シャル

フェルナンデス総長、 入堎

総長ず若者 の 集い Sa l e s i a n Yo u th M e e t s F r. F e r n a n d e z 2018幎11月10日 ( 土 )、カトリック調垃教䌚ず調垃 サレゞオ神孊院を䌚堎に、第19回 SYM の集いを開催 スペシャルず題しお、蚪日䞭のフェルナンデス総長を お招きしたした。貎重な機䌚を味わっおほしいず高校 生にも声をかけ、星矎孊園やサレゞオ孊院、サレゞオ 高専、遠くは静岡サレゞオ、城星孊園、倧阪星光孊院、 日向孊院からも駆け぀けおくれたした。130人を超え る青幎たちず総長の亀わりの様子をお届けしたす

倕食

 盛り䞊がり「Bienvenidoようこそ 総長が入 堎するず、䌚 堎は 䞀機に倧 総長 した。 した ト スタヌ す玉を割っお集いが 総長」倧きな拍手でお迎えし、く コニコ のすおきな笑顔に、緊匵しおいた皆もニ

☺

若者から総長ぞの質問タむム

倕食はもちろん総長を囲んで。青 幎ずたくさんお 話しおくださり、思い出の 時間になり たした。参加者のグルヌプ玹介もあり、 サレゞオ家族の぀ながりを実感する ひずずきに

ション レクリ゚ヌ

青幎が質問するたび、総長は質問した青幎をそばに呌んで、 ツヌショットを撮っおから、おいねいに答えおくれたした。 実際に行われた Q&A のうちの䞀぀を玹介したす。

Q 䞖界的に芋お、SYM はどういう運動ですか A サレゞオ家族がもっおいるすばらしいもの、それが SYM です。䞖界䞭の若者が SYM にいるこずで家にいるように感じ おいたす。すばらしいこずです。私たちには共通の䜕かがある ずいうこずですよね。それは、サレゞオのスタむルが奜きだ、 ずいうこずです。若者らしいやり方でサレゞオのスタむルを進め、 霊性も分かち合いたす。喜び、友情のすばらしさ、他人のす べおを受け入れる粟神、 こうしたこずすべおが SYM です。これが、 䞖界で起こっおいるこずです。 珟圚140の囜にサレゞオがありたす。どこぞ行っおも皆さん

nido o Bienve の「Himn ね お銎染み す で た り M Y あ S が 通に移 動。 螊るず迫力 で 育 数 䜓 人 は 倧 埌 倕 食の ンシング♪ も䞀緒にダ 歌で、総長

o」の Don Bosc

のような若者がいお、同じように感じるこずができたす。この倧 きな莈り物、すばらしいこずが続くよう望んでいたす。私たち の埌に続く人には、皆さんが今䜓隓しおいるこずを同じように 䜓隓する暩利がありたす。これは決しお圓たり前のこずではあ りたせん。ぜひ将来の若者のこずを考えたしょう。ありがずう。 ─ 抜粋 ─

続いお、自 å·± 玹 介をしお 皆のサむンを サむンをおね 集めたす。青 だり 幎たちは総

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長の前に列 を成しお


総長から若者ぞのメッセヌゞ

質問タむムに続いお、総長からお話をいただきたした。 自分の人生に぀いお深く考えさせられる、熱いメッセヌゞの䞀郚を ご玹介したす。

皆さんそれぞれにすばらしい䟡倀・意味がありたす。人生の䞭で成長しおいくようにお願 いしたす。寝るずきの倢ではなく、将来の倢をも぀ようにお願いしたす。どんな若者にも必ず理 想があるはずだからです。倢ずは、䜕が私を幞せにするのかずいうこず。人生の䞭でどうしたら 満たされるのかずいうこずです。 䞖界を回るずはっきりず分かりたす。それは若者が皆、他者に奉仕したい、自分の時間を誰かの ために捧げたいず感じおいるずいうこずです。ボランティア、信埒や宣教垫など、誰かに奉仕する プロフェッショナルになるのです。息子のために生涯を捧げる母芪になるこずもあるでしょう。 自分の人生が誰かのために捧げるものだず分かるずき、人は幞せになれたす。テレビはそんなこ ずを教えおくれたせん。政治家からも、スヌパヌでも聞けないでしょう。この深い真理は商業的で はないからです。倧きな倢をも぀ずいうこずは、人生を誰かのために捧げるずいうこず。䌚瀟のた めではありたせんよ、誰か具䜓的な人のためです。 もう䞀぀、皆さんの宗教が䜕であっおも、神なしに生きるこずだけはしないでください。これは 幞せのため、深い喜び、人生に意味を深く感じるためです。人生で䜕をしたいのか、私の人生 は䜕のために圹立぀のか、幞せになるために䜕をすればよいのか  これが本物の 質問です。ぜひ自分に質問しおみおください。 もちろん、皆さんがいろいろなこずを考えおいるこずは知っおいたす。 ただ、自分自身、自分の䟡倀・胜力を信じおください。自分を貧しいず

サレゞオ䌚総長

アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父

思うなら、それは違いたす。䞀人ひずり違うけれども、皆心が豊かなのです。 ある人は寡黙だが他者によく仕え、ある人は寄り添っお他者を心地よくする。 ある人は音楜の才をもち、ある人はすおきな声をもっおいる  倚 くの䟡倀がありたす。これが重芁なのです。

聖䜓瀌拝

皆さんにがんばっお前に進んでくださいず蚀うためには、 これで十分でしょう。皆さんを信じおいたす。─ 抜粋 ─

分 かち合 い

最 埌は祈りで 締めくくり 総 長が 説 教 ント「む゚ス の䞭で 私た さたが私たち ちに䞎えおく の心を抱きし ださった沈 黙 めおくださっ を味わうヒ おいるこず」 を思いながら 祈りたした。

た幅 タヌを含め 父 様やシス 神 、 人 い 合 。総 瀟䌚 っお分かち 高 æ ¡ 生から ルヌプにな グ 、 ず 人 、 今 感じお 広い 幎 代の れぞれの倢 感 想や、そ た い 聞 を 長 の話 した 語り合いた いるこずを

質問タむムのやり取りや、総長のメッセヌゞ、 聖䜓瀌拝䞭の説教は、SYM JAPAN の公 匏ホヌムペヌゞに党文掲茉しおいたす。 ぜひ読んでみおくださいね

ありがずう フェルナンデス総長さた みたしたが、総 長は最埌の䞀人たで、目を芋 蚘念撮圱 終了埌も、ツヌショットを撮りたいずたくさんの青幎が総長を囲  感謝 おコミュニケヌションをずり、笑顔で応えおくれたした。この実りの時に

https://sym-japan.themedia.jp/

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ナザレのサレゞオ䌚修道院にお、珟地のサレゞオ䌚員ずオラトリオの若者たちず亀流♪

぀ながれ サレゞオ青幎 SYM JAPAN

Salesian Youth Movement Japan

む゚スず共に歩いた

2018 幎 8 月、SYM JAPAN では 2015 幎のむタリア巡瀌以来、3 幎ぶりの海倖巡瀌ずなる「サレゞオ青幎むスラ゚ル巡瀌」を行いたした。む゚スずマリア ゆかりの地ず、珟地のサレゞオ䌚修道院を巡った 9 泊 11 日の旅の暡様ず参加者の声をお届けしたす。たくさんのお祈りずご支揎をありがずうございたした

今回のむスラ゚ル巡瀌をずおし お、 あらためお蚀える確かなこ ずは 「私はむ゚スさたを、 その 呜をもっお瀺しおくださった愛を 信じおいる」 ずいうこずに尜き たす。 たりこ 調垃教䌚

ヘロデの離宮・マサダ芁塞を芋孊。 考え抜かれた造りに圧倒されたした

サレゞオ䌚ラティスボン修道院に宿泊。 小聖堂で倕の祈りず分かち合いをしたした

むスラ゚ルを巡っおみお、む゚ス・ キリストは確かにいるず匷く感 じたした。 聖地で犏音を聞くず き、歌うずき、そしおミサのずき、 む゚スは目に芋えないけれど、 私たちず共にいるず感じたした。 ゚ルサレムの街を望む、䞻嘆き絊う教䌚。 巡瀌䞭は毎日ミサにあずかりたした

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䞻の祈りの教䌚。 日本語の䞻の祈りが食られおいお、皆驚き

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む゚スが十字架にかかった䞘ず、葬られ埩掻 された墓の䞊に建おられた聖墳墓教䌚

おヌちゃん 聖曞孊校 OB


埅望の死海遊泳 お肌が柔らかくなりすぎお、このあず靎ずれする人が倚発 ?!

ペルダン川は茶色くおぬるぬる 笑 川の向こうは隣囜のペルダン

 むスラ゚ル ベツレヘムの生誕教䌚。む゚スが生たれたずされおいる堎所に觊れお祈りをささげたした

タブハにあるペトロ銖䜍暩教䌚の裏で、ガリラダ湖に入氎

䞻な巡瀌地 ハむファカルメル山ステラマリス修道院、 ナザレ聖ガブリ゚ル教䌚受胎告知教䌚聖ペセフ教䌚、カナ最初の奇跡の教䌚、タボル山䞻の倉容教䌚、 至犏の山山䞊の説教教䌚、カファルナりムペト

ロの家む゚スが宣教した䌚堂跡、タブハパンず魚の奇跡の教䌚ペトロ銖䜍暩教䌚、ガリラダ湖、ペルダン川、゚リコザアカむの朚、ベトレヘム生誕教䌚、゚ンカレム聖母蚪問教䌚掗者聖ペハネ誕生教䌚、゚ルサレムオ

リヌブ山䞻の昇倩教䌚䞻の祈り教䌚䞻嘆き絊う教䌚ゲツセマネの園䞇囜民の教䌚鶏鳎教䌚眠れるマリア教䌚最埌の晩逐の郚屋ダビデ王の墓嘆きの壁聖墳墓教䌚聖アンナ教䌚ベテスダの池、 ゚マオなど

毎日ミサに 䞎り、 祈り、 分 か ち合い、 む゚スさたのこずを考 えお過ごすのは初めおで、 未信 埒の私にずっおはずおも新鮮で した。 みんなず䞀緒に祈るこず はワクワクするように感じたした。 ゆりの 雙葉孊園 OB

本堎・十字架の道行ノィアドロロヌサ。聖 墳墓教䌚内にある第12留のカルノァリオの䞘

サレゞオ䌚ベむトゞャマル修道院にお、 聖ステファノの墓を芋孊

2019幎倏の巡瀌は、奄矎倧島に決定 「SYM 倏合宿2019 in 奄矎」 定員15名・7月15日月申蟌〆切 詳现はこちらの QR コヌドにアクセス ▶ キッパをかぶっお嘆きの壁ぞ。 ナダダ教埒のおじさんずおしゃべり

にぎやかな旧垂街をお散歩。 搟りたおザクロゞュヌス、おいしい

https://forms.gle/UmgqeATg6GjJtXze8

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ル ヌト ポ ヌレ ク ス むフ ラ サ

ã‚ž

ア

ン

い しお ョむ ã‚ž 。 ゚ン たす 掻を 介し 生 æ ¡ ご玹 が孊 k から ん o 皆さ ebo 校の Fac å­Š や 族の HP オ家 校の ã‚ž 各 サレ を、 様子

レ

る

日向孊院䞭孊校・高等孊校 宮厎県宮厎垂

クリスマスの集い

郚のパフォヌマンスをはじめ、赀矜で掻動する子どもたちのダ ンススクヌルや合唱団による発衚や、プロのアヌティストによ るラむブペむントパフォヌマンスや挔奏など盛りだくさんのプ ログラムで、地域の皆さんに楜しんでいただくこずができたし た。たた、むベントの収益金の䞭から、児童逊護斜蚭 星矎ホ ヌムに寄付金が莈られたした。地域の皆さんず星矎ホヌムの子 どもたちのために、少しでも圹立぀こずができるこの催しを今 埌も続けおいきたいず思っおいたす。

サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校 神奈川県暪浜垂

受隓生応揎䌁画

日向孊院の「クリスマスの集い」の様子

日向孊院䞭孊校・高等孊校では、2018幎12月21日、クリ スマスの集いず終業匏が行われたした。クリスマスの集いで は、合唱郚がオラトリオ「灰色の小矊」を歌い、攟送郚が聖曞 を朗読。続いお、䞭孊1幎党員によるキャンドルサヌビスが行 われたした。今回のクリスマス献金は、サレゞオ䌚総長フェル

サレゞオ孊院のカトリック研究䌚による「受隓生応揎䌁画」でホッずする受隓生たち

ナンデス神父の来校を蚘念しお、総長が必芁ず思われるずころ

サレゞオ孊院䞭孊校・高等孊校のカトリック研究䌚は、2019

に䜿っおいただこうず呌びかけお集められ、DBK ドン・ボス

幎1月10日、受隓を目前に控えお頑匵っおいる高校3幎の先茩

コ基金を通しお総長に莈られたす。

に応揎する気持ちを䌝えようず、「受隓生応揎䌁画」を実斜し

匕き続き行われた終業匏では、運動郚や文化郚からたくさん

たした。カトリック研究䌚のメンバヌは、倜たでサビオ通自習

の生埒が党校生埒の前で衚地されたした。垰り際には、日向孊

宀で勉匷しおいる先茩たちに枩かい飲み物ずおや぀を提䟛し、

院のクリスマス名物、チョコレヌトが配られたした。

受隓生たちはずおも喜んでホッずするひず時を味わいたした。

星矎孊園䞭孊校高等孊校 東京郜北区

赀矜×星矎クリスマスフェスティバル

目黒星矎孊園小孊校 東京郜目黒区

オリゞナルムヌビヌ 『道暙』ドン  ボスコの歌

星矎孊園䞭孊校高等孊校の「クリスマス・フェスティバル」の様子

星矎孊園䞭孊校高等孊校は、2018幎12月23日、地元赀矜

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目黒星矎孊園小孊校のオリゞナルムヌビヌ「道暙」のひずコマ

の方々ずコラボしおのクリスマスフェスティバルを星矎孊園で

目黒星矎孊園小孊校では、毎幎1月のドン・ボスコのお祝い

開催。星矎孊園䞭高の聖歌隊によるクリスマス゜ングやダンス

に“喜び”をコンセプトに党校児童で「み蚀葉の祭儀」ず「ア

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カデミア」を行っおいたす。アカデミアは、呚りの人を喜ばせ るために、いただいた才胜を披露するずいう、教育的な意味で もサレゞオが倧切にしおいる䌝統です。今幎はドン・ボスコも 登堎!?しお子どもたちも倧喜び P.A.M.聖母マリアの 小さな䜿埒䌚の児童によるドン  ボスコクむズや、5幎生に よる英語劇「ドン  ボスコは君たちのもの」歌・ダンスも先 生や卒業生によるオリゞナル䜜品、党校生埒による「Salve Don Bosco Santo」の合唱・挔奏などを行いたした。 みちしるべ

今回の特別䌁画は「目黒星矎オリゞナルムヌビヌ『道暙』 ドン  ボスコの歌」の䞊映でした。3孊期が始たっおすぐ、

防灜教育チャレンゞプランで特別賞を受賞した目黒星矎孊園䞭孊高等孊校の生埒代衚

この歌を各クラス4小節ず぀に分け、子どもたちが話し合っお

幎2月23日に行われ、目黒星矎孊園䞭孊高等孊校の取り組み

歌ず振りを぀けお収録。党郚を1曲に぀なぎ合わせお、皆の笑

「生埒が掻躍する『わくわく防灜枛灜』」プランが特別賞を受賞

顔ず䞀臎協力の気持ちが詰たったオリゞナルムヌビヌが完成し

したした。「魔法の携垯トむレ」は生埒らが考案し、2016幎

たした。先生グルヌプも出挔し、子どもたちは倧興奮で鑑賞し

の熊本地震の際にも珟地に1侇7千個が届けられたした。

たした。

珟圚も行政や䌁業、地域等ず連携しお様々な掻動に取り組ん でいたす。

郜城聖ドミニコ孊園高等孊校 宮厎県郜城垂

韓囜の姉効校から蚪問団が来校

倧阪星光孊院高等孊校 倧阪府倧阪垂

第8回科孊の甲子園党囜倧䌚に出堎

郜城聖ドミニコ孊園高等孊校ず韓囜の䞖和女子高等孊校の亀流䌚 科孊の甲子園党囜倧䌚に出堎した倧阪星光孊院のチヌム

郜城聖ドミニコ孊園高等孊校では、2019幎2月25日、韓囜 ゜りルの姉効校である䞖和女子高等孊校から生埒30人ずキム・

「第8回科孊の甲子園」 囜立研究開発法人科孊技術振興機構

フンギ校長はじめ先生方5人が来校し、亀流䌚を行いたした。

䞻催に、倧阪星光孊院の高校2幎圓時6人によるチヌム

お互いに代衚生埒の挚拶ず歌やダンス、ハンドベル挔奏などを

が出堎し、2018幎10月21日に開催された倧阪府倧䌚で芋事

披露。グルヌプ亀流をはじめ、瀌法着付けや茶道・曞道などの

優勝。実技競技1䜍の高校に莈られる「倧阪工業倧孊サむ゚ン

日本文化も䜓隓しおいただきたした。通蚳には同窓生が協力し

ステクノロゞヌ賞」も䜵せお受賞し、2幎連続の総合優勝、実

おくださいたした。お互いの文化に察する興味関心が増し、生

技競技1䜍のダブル受賞ずいう快挙を達成したした。

埒同士の友情も深たっお、今埌さらに姉効校の亀流が深たるこ

この倧䌚では、筆蚘競技は理科・数孊・情報の知識の掻甚に

ずを願っおいたす。

぀いお問う問題で競い、実技競技はものづくりの胜力・コミュ ニケヌション胜力などにより課題を解決する力を競いたす。

目黒星矎孊園䞭孊高等孊校 東京郜䞖田谷区

2019幎3月15〜18に埌玉県で開催された党囜倧䌚に、同 チヌムは倧阪府代衚ずしお出堎。1日目は筆蚘競技、2日目は

灜害に備えた携垯トむレの 考案・普及掻動等の防灜掻動で衚地

実技競技地孊・化孊・ゞャむロ自転車レヌスに取り組みた

防灜教育などの普及や質の向䞊を目的に始たった「防灜教育

びの堎ずなりたした。

した。総合成瞟においお入賞するこずはかないたせんでした が、他校の遞手たちずの亀流の機䌚に恵たれ、倚くの刺激ず孊

チャレンゞプラン」 防灜教育チャレンゞプラン実行委員䌚・内 閣府等䞻催の2018幎床掻動報告䌚・第15回衚地匏が2019

Sa ドン・ボスコの颚

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Salesian Family in J a p a n サレゞオ家族

囜内ニュヌス

ちは2019幎床、毎幎恒䟋の倏の錬成䌚

ゞアン・シスタヌズのシスタヌを含め、

に VIDES KOREA を招埅しお行う予定。

蚈37人が参加した。サレゞオ䌚員は、協

VIDES JAPAN

たた、日韓合同でモンゎルなどぞの海倖

働者の思いや䜓隓に耳を傟け、協働者ず

ナヌスメンバヌが韓囜で亀流

ボランティアを開催するこずも怜蚎しお

共に「ドン・ボスコらしい教育」をどの

いる。

ように実践し、サレゞオの䜿呜を果たし

囜内では、昚幎床から静岡 VIDES や静

おいけるのかに぀いお、倢や課題を分か

岡サレゞオのサヌバント・リヌダヌ、そ

ち合った。

の卒業生ずの぀ながりも続いおいる。掻

サレゞオ䌚日本管区プロゞェクトチヌ

動資金を埗るための䜜品づくりも始めた。

ムの浊田慎二郎神父は、 「サレゞオ家族協

自ら䞀歩倖ぞ出るこずで出䌚いがあり、

働者の手匕き」 仮称に぀いお玹介し、

倧きな家族の䞭に受けずめられ、自分が

ドン・ボスコの教育法の基本的な甚語や

䞖界の䞭の倧切な䞀員であるずいう喜び

考え方に぀いお、日本での実践をふたえ

ず誇りを持぀こずができるずいうこずを、

぀぀話し合った。2日目は、北川倧介神

青少幎

韓囜゜りルで開催された VIDES KOREA のキャンプに 参加した韓囜ず日本の若者たち

VIDES のナヌスメンバヌは様々なチャレ

父が第28回サレゞオ䌚総䌚GC28に

VIDES JAPANサレゞアン・シスタ

ンゞを通しお発芋し、呚囲の人びずに蚌

関する総長曞簡を玹介。今回の集いは、

ヌズによっお創蚭された囜際的なボラン

明しおくれおいる。ナヌスの掻動、カン

「ドン・ボスコの教育法」をどのように実

ティア団䜓 VIDES の日本版では、玄3

ボゞアでのボランティア、星矎ホヌムや

践できるか知恵を出し合い、参加者が互

幎前からナヌスのグルヌプが掻動を開始、

貧困の子どもたちのための掻動に぀いお、

いの実践や思いに耳を傟け、知るこずが

シニアの揎助を受けながら埐々に掻動の

VIDES JAPAN の ã‚Š ェ

できるよい機䌚ずなった。これらの意芋は、

堎を広 げ お い る。2018幎11月23〜25

ブ サ ã‚€ トhttp://fma-

今埌の管区䌚議2019幎ず総䌚2020

日、 韓 囜 の ã‚œ ã‚Š ル で 開 催 さ れ た VIDES

videsjapan.com で 玹

幎トリノに掻かされる。

KOREA の青幎が集うキャンプに、日本

介しおいる。

から4人のナヌスメンバヌが2人のシスタ ヌず共に参加。2016幎の VIDES 囜際䌚

同窓生 教育・犏祉

扶助者聖母䌚同窓䌚

議に日本から参加した若者の䞀人が、韓

サレゞオ䌚員ず協働者ずの集い開催

りニオヌネ山䞭の぀どいを開催

協働者の思いや䜓隓に耳を傟ける参加者

富士の聖母にお「りニオヌネ山䞭の぀どい」の参加者

切にしたい䟡倀や、未来の VIDES のため

2018幎1月の初䌚合に続き2回目ずな

扶助者聖母䌚同窓䌚りニオヌネ日

にどのように貢献できるか等を分かち合

る日本党囜のサレゞオ䌚の事業所で働く

本管区連合は、2018幎10月27〜28日、

い、祈る3日間ずなった。たた、様々な

協働者ずサレゞオ䌚員の集いが、2019

山䞭湖サレゞアン・シスタヌズ霊性セン

レクリ゚ヌションや゜りル垂内の芳光埳

幎1月13〜14日の2日間、神奈川県䞉浊

タヌ山梚県南郜留郡で「りニオヌネ

寿宮・南倧門垂堎・明掞聖堂等をグル

垂の研修斜蚭で行われた。日本党囜のサ

山䞭の぀どい」を開催。サレゞアン・シ

ヌプごずに楜しみながら芪睊を深めた。

レゞオ䌚の孊校、幌皚園、保育園、児童

スタヌズの孊校・斜蚭の同窓生たちが、

韓囜の若者が䞻䜓的にこのキャンプを

逊護斜蚭、出版郚門の各事業所から、協

地域や孊幎を越えお芪睊を深めるずずも

進行し、枩かくもおなしおくれたこずに

働者の代衚ず、サレゞオ䌚の濱口秀昭管

に、自分自身を芋぀め、受けた教育のル

刺激を受け、VIDES JAPAN のナヌスた

区長をはじめずするサレゞオ䌚員、サレ

ヌツを探るよい機䌚ずなった。りニオヌ

囜の VIDES メンバヌにコンタクトをずり 実珟した。 このキャンプは、韓囜党土の支郚゜ りル・氎原・倧邱・昌原・釜山・光州・ 枈州から「アプロヌチャヌ」ず呌ばれ る倧孊生や若い瀟䌚人が集結しお開催。 参加者は VIDES メンバヌずなった理由や、 掻動を続けるモチベヌション等をグルヌ プで語り合い、囜の違いを越えお共感し 合うこずができた。生きおいくうえで倧

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ネ本郚デレガヌタの小島順子シスタヌは、

行った。吉田博史䌚長倧阪星光孊院同

な菓子袋のプレれントを嬉しそうに受け

サレゞアン・シスタヌズの孊校創立時の

窓䌚名誉顧問は「2020幎のアゞア倧

取っおいた。

゚ピ゜ヌドを楜しい玙芝居圢匏で語り、

䌚は我々にずっお通過点。若手の意芋を

この行事は2011幎の東日本倧震灜埌

圓時のシスタヌがたの苊劎を共有した。

取り入れながら、各同窓䌚間の協力ず亀

から、サレゞアン・シスタヌズが被灜地

2日目は富士山2合目にある「富士の聖

わりをさらに深め、サレゞオずいう共通

の子どもたちのために毎幎続けおいるも

母像」を蚪問。祈りず聖歌をささげた埌、

の旗のもずに、連合の豊かな未来を切り

の。子どもたちの成長する姿に頌もしさ

呚囲の枅掃を行った。倩候にも恵たれ、

開くこずを続けおいきたい」ず語った。

を感じおいる。倧船枡教䌚には、倧船枡

湖畔散策では玅葉ず富士にかかる倕日を

䌚議埌は、垂内の飲食店に䌚堎を移し

垂や陞前高田垂呚蟺からも子どもたちが

芋お矎しさに感動し、創造䞻の業を思う

お懇芪䌚を開催。䞻の祈りで始たり、日

来おいるが、亀通が䞍䟿でふだん日曜日

ひず時を参加者は過ごした。

向孊院同窓䌚によるおもおなしに満ちた

に教䌚に通うこずが難しい子どももいる。

集いずなった。翌18日には、宮厎の豊か

クリスマス䌚は、カリタス倧船枡ベヌス

サレゞオ同窓䌚日本連合

な自然環境の䞭でゎルフや芳光を楜しん

のスタッフの送迎により皆で共に祝うこ

2018幎床圹員䌚を宮厎で開催

だ参加者もいた。

ずができた。

サレゞオ同窓䌚日本連合は、2019幎2 月、 ã‚Š ェ ブ サ ã‚€ トhttps://exdb.jp

サレゞオ家族

を公開した。掻動玹介や䞖界連合の情報、

サレゞオ霊性セミナヌを開催

支揎の呌びかけのほか、 今埌は同窓生の玹介コヌ ナヌも蚈画しおいる。

日向孊院で開催されたサレゞオ同窓䌚日本連合圹員䌚 の参加者

修道䌚・信埒の䌚

サレゞアン・シスタヌズ サレゞオ同窓䌚日本連合サレゞオ高

倧船枡教䌚で子どもクリスマス䌚

専、サレゞオ小孊校䞭孊校、サレゞオ孊院、

む゚スのカリタス修道女䌚管区本郚で開催された東京 地区の「サレゞオ霊性セミナヌ」の様子

倧阪星光孊院、日向孊院は、2018幎 11月17日、日本のサレゞオ家族の父チ

2019幎2月9日、東京地区の「サレゞ

マッティ神父が初代校長を務めた日向孊

オ霊性セミナヌ」がむ゚スのカリタス修

院宮厎県宮厎垂で2018幎床の圹員

道女䌚管区本郚東京郜杉䞊区で開催

䌚を開催。各同窓䌚の代衚者ず若手を䞭

され、小雪が舞う䞭、サレゞオ家族のメ

心ずするワヌキングチヌム、顧問を務め

ンバヌ玄120人が参加した。

る濱口秀昭管区長ず各校校長など、党囜 から31人が集たった。参加者は日向孊院

カトリック倧船枡教䌚で行われた「子どもクリスマス䌚」 の様子

春 å±± ミ カ ã‚š ル ラ ッ プ 神 父サレゞオ 䌚 日 本 管 区 副 管 区 長  の 叞 䌚 のもず、 2019幎のサレゞオ家族幎間目暙スト

の芋孊ツアヌを行い、圚校生や同窓生の 掻躍に觊れた。䌚議のはじめに、2018

2018幎12月9日、カトリック倧船枡

レンナに぀いおフェルナンデス総長の

幎11月にフェルナンデス総長が日本を蚪

教䌚岩手県倧船枡垂で、子どもクリ

ビデオメッセヌゞを芖聎した埌、䞉島心

問したこずを振り返り、日向孊院同窓䌚

スマス䌚が行われた。小さな子どもから

神父サレゞオ䌚が第1講話を行った。

の浊元孝照䌚長は宮厎で総長を迎えた喜

䞭孊生の玄20人ずベトナムの若者たち、

䞉島神父は「聖なる者になろう」に぀い

びに぀いお語った。

保護者、教䌚、 カリタス倧船枡ベヌスの方々

お、教皇フランシスコの䜿埒的勧告『喜

日本連合ではワヌキングチヌムを䞭心

など、合わせお40人ほどが参加。クリス

びに喜べ』やフェルナンデス総長のメッ

に、連合の様々なプロゞェクトの怜蚎・

マス゜ングを元気に歌い、クリスマスの

セヌゞに蚀及しながら解説。聖性ずは決

実斜を進めおいる。䌚議では、広報、財務・

話や「靎屋のマルチン」の物語を聞いた埌、

しお難しいものではなく身近なもので、 「喜

法人化、2020幎アゞア倧䌚に関する進

クリスマスにちなんだゲヌムで盛り䞊がり、

び」 「幞せ」であり、む゚ス・キリストず

捗に぀いお、各チヌムリヌダヌが報告を

最埌は手䜜りのクリスマスカヌドや倧き

結び぀くこずずいうポむントを匷調した。

ドン・ボスコの颚

No.22

May 2019

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Salesian Family in J a p a n サレゞオ家族

囜内ニュヌス

たた、サレゞオ家族の聖人168人のうち、

ミサ埌は、犏島第䞀原発に近い犏島県

ず語り、倧きな拍手を济びた。サレゞオ

若者が46人を占めおおり、サレゞオには

南盞銬垂で掻動する「カリタス南盞銬」

䌚日本管区に匕き続き叞祭・修道者の道

喜びずナヌモアにあふれ、若者たちず共

の責任者である幞田和生叞教が、被灜地

を歩む若者が䞎えられるよう、お祈りず

に歩む人が求められおいるず語った。

の珟状ず掻動に぀いお報告した。

ご支揎をお願い臎したす。

レゞオ䌚が「よろこびのひびき」ず題

サレゞオ䌚

サレゞアン・シスタヌズ

しお行った詳现は本誌 p.8〜9参照。

新しいサレゞオ䌚員が誕生

2019幎、来日90呚幎の幎

初誓願を宣立した荒川譲二神孊生

90幎前に初来日したサレゞアン・シスタヌズの6人の 宣教女

午埌の第2講話は阿郚仲麻呂神父サ

その埌、小グルヌプに分かれ、幎間目暙 に぀いお分かち合った。最埌に、田村宣 行神父調垃サレゞオ神孊院長がスト レンナをテヌマずするラップを披露し、 サレゞオらしい喜びの雰囲気のうちにセ ミナヌはお開きずなった。 サレゞオ霊性セミナヌは、倧分別府 教䌚 、長厎怍束教䌚でも開催された。

む゚スのカリタス修道女䌚

2019幎3月25日、調垃サレゞオ神孊

3・11祈りの集いで聖歌の奉仕

院東京郜調垃垂聖堂にお、サレゞオ

90幎前の1929幎10月22日、6人のサ

䌚日本管区長の濱口秀昭神父が叞匏する

レゞアン・シスタヌズ宣教女がむタリア

ミサの䞭で、マキシミリアノ・マリア・

のゞェノノァ枯を出枯し、同幎12月14

コルベ荒川譲二神孊生が初誓願を宣立し、

日、54日の航海を経お神戞に到着した。

サレゞオ䌚員ずしおの歩みをスタヌトし

2019幎12月14日は来日90幎目にあたる。

た。匏には、サレゞオ䌚員や家族、友人、

昚幎12月14日、サレゞアン・シスタ

恩人など、聖堂がいっぱいになる玄200

ヌズ日本管区の党共同䜓が、90幎間の各

人が参列し、共に祈りをささげた。

幎の蚘念写真を芋ながら蚘念の開始の祈

荒川神孊生は1991幎、犏岡県生たれ、

りを捧げ、今幎12月14日たでの1幎間を

カトリック浄氎通教䌚出身。サレゞオ神

「喜びず感謝」をテヌマに過ごしおいる。

孊院院長の田村宣行神父は荒川神孊生の

2019幎4月には、教皇庁立アりゞリり

2019幎3月11日、東京カテドラル聖

玹介を行い、 「バむオリンから萜語たで、

ム倧孊教授で歎史家のシスタヌ・ロパル

マリア倧聖堂東京郜文京区で「思い

じ぀に倚才な荒川さんは、この誓願にあ

コの研修䌚が行われた。たた、日本担圓

぀づける3.11 犠牲者・被灜者・避難

たっお出身地の犏岡から長厎たで、日本

の芖察蚪問総評議員のシスタヌ・フィリ

者のために祈る぀どい」カトリック東

26聖人の足あずをたどっお巡瀌したした。

スの公匏蚪問、10月には総長シスタヌ・

京倧叞教区䞻催が行われ、远悌・埩興

終生誓願のずきには、ぜひ26聖人が歩い

むノォンヌが来日し、 「サレゞオ家族の集

祈念ミサでむ゚スのカリタス修道女䌚の

たスタヌト地点の京郜から長厎たで歩い

い」が調垃で開催される予定。赀矜での「若

シスタヌたちが聖歌の奉仕を行った。

おください」ず激励。濱口管区長も「ドン・

者の集い」も蚈画されおいる。

午埌2時30分から祈りが始たり、被灜

ボスコのサレゞオ䌚員ずしおい぀も喜び

サレゞアン・シスタヌズ日本管区公匏

地の珟圚の映像を芋お思いをはせ、2時

をもっお、皆ず共に修道生掻を歩んでほ

ホ ヌ ム ペ ヌ ゞhttp://

46分の震灜発生時刻に合わせお聖堂の鐘

しい」ず励たした。

www.salesian-sisters.

の音ずずもに黙祷した埌、菊地功倧叞教

荒川神孊生は、サレゞオ䌚員や家族、

jpに「来日90呚幎蚘念

の䞻叞匏でミサがささげられた。「被灜地

参列者に感謝の気持ちを述べ、 「今日、私

サむト」 が開蚭されおいる。

に䞀日も早く春が来たすように、悲しみ

は神様の前で自らをささげ、䞡芪も䞀人

にある方々、苊しみにある方の心が少し

息子の私をささげおくれたした。これか

ず぀でも平和で満たされたすように」ず

らも皆様のために祈っおいきたす。私の

の祈りを蟌めた歌声が倧聖堂に響き枡った。

ためにもどうぞお祈りをお願いしたす」

東 京 カ テ ド ラ ル 倧 聖 堂 で 行 わ れ た「 思 い ぀ づ け る 3.11」の様子

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Salesian Bulletin Japan

No.22

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プレれント 付き

Salesian Bulletin Japan

No.22

サレゞオ情報の投皿を

May 2019

2019 幎 5月 24 日発行 幎 2 回 5月・10 月発行

お埅ちしおいたす

線集人 関谷 矩暹 発 行人 濱口 秀昭

本誌ぞのご意芋やご感想、たたサレゞオ家族の孊校・斜蚭・掻動グルヌプ・教

ご垌望のプレれント 䞋蚘 A 〜 B を明蚘し、お送りください。

䌚・修道院での出来事の写真ずコメントを、氏名・䜏所・電話番号・職業・幎霢・

発行所 カトリック・サレゞオ修道䌚

「ドン・ボスコの颚」線集事務局

〒160 -0011 東京郜新宿区若葉 1-22-12

電話03-3353-8355 Fax03-3353-7190 Eメヌルdbw@salesians.jp

線集・デザむン制䜜 ドン・ボスコ瀟 印刷所 日之出印刷株匏䌚瀟

ご蚘入いただいた個人情報は賞品発送以倖の目的で䜿甚いたしたせん。圓遞者の発衚は発送をもっ おかえさせおいただきたす。

応 募 ç·  切 2019幎10月31日 【Eメヌル】dbw@salesians.jp

本誌掲茉の蚘事、写真、むラストの無断転茉を犁じたす。

【F A X】03-3353-7190「ドン・ボスコの颚」線集事務局宛

© カトリック・サレゞオ修道䌚 2019

「ドン・ボスコの颚」に぀いお ─ 「ドン・ボスコの颚」はサレゞオ䌚創立者ドン・ボスコが 1877 幎 に創刊した”Bollettino Salesiano”の日本版。サレゞオに関 わる人びずの生き方や掻動を玹介し、サレゞオ家族の絆を深め るサレゞオ䌚広報誌です。

【ハ ガ キ】〒160-0011 東京郜新宿区若葉1-22-12 サレゞオ䌚日本管区本郚 ドン・ボスコの颚 線集事務局

A

本誌をご垌望の方ぞ ご寄付のお願い

『光の人』

ドン・ボスコの生き方を䜓珟し、戊灜孀児たちず共 に未来を切り開いお生きた男がいた。NHK「プロ ゞェクトX」の名プロデュヌサヌがどうしおも曞きたか った、実圚の人物をモデルにした「愛」ず「再生」 の物語。本誌p.10 〜 11で玹介

本誌をご垌望の方は、䞊蚘奥付の「ドン・ボスコの颚」線集事務 局たでお申蟌みください。 本誌は無料配垃ですが、趣旚にご賛 同くださる皆様のご支揎をお願いしたす。 䞋蚘の振蟌口座たで たたは本誌綎じ蟌みの払蟌甚玙におご寄付いただいた方に は次号より1 郚莈呈いたしたす。

今井 地 著 四六刀䞊補 346 頁 文藝春秋

郵䟿振替口座番号 00100-7-412947 加入者名 「ドン・ボスコの颚」線集事務局

B ドン・ボスコの颚 Facebookペヌゞ

今幎秋に来日する教皇フランシスコから、すべおの 人に莈るメッセヌゞ。今幎のサレゞオ家族幎間目暙 「聖なる者になろう」のベヌスであり、聖曞のむ゚ スからの招きだ。日垞生掻の䞭で、神ず隣人ぞの 愛によっお歩む生き方を説く。

http://www.facebook.com/dbnokaze

ドン・ボスコの仲間たちず぀ながろう をクリック

Twitterフォロヌしおね

教皇フランシスコ 著 四六刀䞊補 144 頁 カトリック䞭倮協議䌚

ドン・ボスコくん @DonBoscoSha

『䜿埒的勧告 喜びに喜べ 珟代䞖界における聖性』

フォロヌする

次号No.23は 2019幎10月発行予定です。

぀くっちゃいたした♥

「ドン・ボスコの颚」バックナンバヌは、サレゞオ䌚ホヌムペヌ ã‚ž http://salesians.jpトップペヌゞの「ラむブラリヌ」→ 「ドン・ボスコの颚」でご芧いただけたす。

LINEスタンプ「ドン・ボスコくん」 ナヌザヌ続々増加䞭 ダンディなのにお茶目でハヌトフルなドン・ボスコくん。 たたに登 堎する愛犬グリヌゞョ。日垞䌚話にほっこり笑顔を咲かせチャオ

スタンプショップぞGO「ボスコ」で怜玢

ç·š 集 埌 蚘

https://line.me/S/sticker/4593837

挢字の「聖」の語源を調べおみたした。この字は、もずも ず耳ず口、それから壬王から成り立っおいお、口は 祈りの蚀葉、壬は背䌞びした人の圢で、神の声に耳を傟 け、それに応える人ひじりのこずを衚すずのこず。私 たち䞀人ひずりが、聖なる方神からの聖なる招きが あるこずに、もっずもっず気づいおいけたらず思いたす。 Holiness for you, too!

S

フェむスブックずむンスタグラム、はじめたした。 む゚スの銙りをお届けしたす。

#ドン ボ スコ 瀟

ドン・ボスコの颚

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Salesian Family member interview ファミリヌメンバヌむンタビュヌ

今、私「○○」しおいたす サレゞアン・シスタヌズ修道女

赀朚 玔子

シスタヌ

Sr. Junko Akagi

「青少幎の救いのために 働くシスタヌ」を

しおいたす SYM JAPAN サレゞオ青幎むスラ゚ル巡瀌2018 幎 8 月に参加した若者たちず おう か

ドン・ボスコずの出䌚い

り、 人生を謳 歌しおいるのに、 心の䞭で䜕かが欠けおいる

私は「黒 䜏 教 」倧 分 教 䌚 所の嚘ずしお生たれ、 幌い頃か

のを感じおいたのです。 䜕ずなく癒えない疲れを感じおいた

ら神殿の前が遊び堎でした。 黒䜏教は昇る朝日を拝み、 感

ずきに、 教 䌚の仲 間たち、 宗 教 的な本に䟡 倀を芋いだし、

謝ず感動の心で誠を尜くすこずを日々の぀ずめずする宗教で

なによりもドン・ボスコに倢䞭になり、 私も圌のように青少

す。 祖父は私に神様のこずを教えおくれたした。「山や朚は

幎の救いのために働きたいず願うようになり、それが自分の

神ではない。 神の埡業なのだ」ず。

喜びであるこずに気づいたのです。 家を出る芚悟で荷物を

くろ ずみ きょう

みょう じょう

い

高校は芪の垌望でサレゞアン・シスタヌズの明 星 孊園*に

車に党郚乗せ、䞡芪に「シスタヌになりたい」ず䌝えたした。

通い、卒業埌は地元の短倧に進孊し幌児教育の教員免蚱を

家族䌚議が開かれたした。私は来日 50 呚幎の蚘念誌を芋せ、

取埗した埌、カトリック倧分明星幌皚園に就職したした。 心

「たった 6 人の倖囜人のシスタヌが孊校教育をするたで発展

に倉化があったのは、 研修䌚のため枡されたオフレヌ著の

するずいうこずは神様の業ずしか思えない。 私もその仲間に

『ドン・ボスコ』を読んだずきです。倢䞭で読み終わった埌に、

なりたい」ず話したした。 結局すぐには蚱可が出ず、ようや

「私も救われたい。 これはキリスト者になれずいうこずなの

く2 幎埌に蚱されお 25 歳で入䌚したした。

かな」ず感じたした。 神様が望むのであればそうなる 「はい」ず答えた聖母にならっお

私の確信は、神様が望むのであればそうなるずいうこずで

その頃、サレゞアン・シスタヌズ別府修道院が黙想䌚を開

す。 修道生掻をおくる䞊でも、未信者の時に出䌚った聖母の

催し、 幌皚園の䞻任のシスタヌに誘われお、 奜奇心旺盛な

「はい」に倣おうず決心したこずが支えになっおいたす。 䞍

私は修道院の䞭芋たさに行くこずにしたした。 黙想䌚のはじ

思議ですが、「はい」ずいうこずで、 自分の力ではできない

めに、1 枚のマリア様のご絵をいただきたした。 裏に「神様

こずができおいくのです。 神様はちゃんず必芁な恵みず助け

の招きにい぀も『はい』ず答えた聖母に倣 おう」ず蚘されお

を䞎えおくださいたす。

おり、「私も今からそうしよう」ず決心したした。 黙想䞭、む

今、 青幎たちず関わる機䌚があっお、ずおも嬉しいです。

タリア人の院長シスタヌず面談したしたが、日本語がよくわ

ドン・ボスコが「君たちが若いずいうこずだけで君たちを倧切

かりたせん。 倱瀌にならないようにず思っお「はい」 「はい」

にする」ず蚀ったように、私も出䌚う青幎たちが倧奜きです。

ず答えおいたら、信者になるための勉匷を始めるこずになっ

圌らが自分の道を喜んで歩いおいけるように、 壁にぶ぀か

おいたした。 断らない決心をしたばかりだったので、 承諟し

ったら乗り越えられるように、い぀も祈っおいきたいです。

なら

たした笑 。 それから教䌚に行きはじめ、青幎䌚に属しお、 ずおも有意矩な日々を過ごしたした。

赀朚 玔子

あかぎ じゅんこ

Junko Akagi

私もシスタヌの仲間になりたい 23 歳の時、䞡芪に内緒で掗瀌を受けたした。 知られた埌 あわ

が倧倉でした。 父は芪戚䞭に電話をかけるぐらい倧慌 お。 友達もたくさんいお、 働いおいるのでお金も自分の車もあ サレゞアン・シスタヌズが経営母䜓だったが、1998 幎に経営を降り、珟圚は孊校法人別府倧孊明豊孊園ずなっおいる。

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Salesian Bulletin Japan

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倧分県生たれ。カトリック倧分明星幌皚園教諭 の時に受掗し、サレゞアン・シスタヌズに入䌚。 幌皚園教諭倧分・別府・赀矜 、逊成関係など を経お、 珟圚、サレゞアン・シスタヌズ調垃管 区長通勀務。 調垃教䌚日曜孊校。 趣味は読曞 ず車の運転。 特技はアヌチェリヌ。


Salesian Life Story サレゞアンラむフストヌリヌ ドン ・ボスコのように生きる

日だから誰も気にずめない。そしお最初の殉教者ずいうナニヌク さ」 でした。さらに2か月埌、同修道士に「神父になっおみいぞ

ありがずう 藀川長喜神父 ひょんなこずから 神ぞず導かれた人生

んか」ず蚀われお驚くも、数か月考えた末 「ハむ、なりたす」ず いわ

返答。本人曰く「ひょんなこずからミッションスクヌルに導かれ、ひ ょんなこずから掗瀌を受け、ひょんなこずから神父ぞの道ぞず招かれ るようになった」。家族は倧反察でしたが、埌に家族も藀川垫に 導かれお受掗したした。 修緎期は東京郜調垃垂で、実地課皋は倧分県䞭接垂のドン・ ボスコ孊園珟聖ペれフ寮で送りたした。䞊智倧孊で神孊を孊び、 31歳で叞祭叙階。翌1975幎から1986幎たで母校の倧阪聖光 孊院にお倫理を教えたした。 1987幎から8幎間、調垃で修緎長ずしお誓願前の若者たちず 関わり、四谷支郚院長ず管区秘曞、調垃サレゞオ神孊院院長 を経お、1997幎から2002幎たでサレゞオ䌚日本管区長ずしお䌚

2018幎11月2日、サレゞオ䌚叞祭 ステファノ藀川長喜神父が、

員を導きたした。2004幎からカトリック調垃教䌚の䞻任叞祭を11

硬膜䞋出血のため垰倩した。ひょんなこずから始たった召呜

幎間務めたしたが、2013幎2床に枡る心臓の倧きな手術を受けた

の道は、さたざたな重責を担う道ずなり、自分を神に明け枡

した。

しおいく人生であった。

2016幎から足立教䌚の協力叞祭、翌幎から䞻任叞祭を務め あご

線サレゞオ䌚・線集郚

おいたした。2018幎10月18日、朝のミサ準備䞭に、急に顎ず胞 に激しい痛みを感じ、すぐに病院に搬送されたしたが、医垫の問 蚺䞭に意識を倱いたした。急性硬膜䞋出血で手術が斜されたし たが、意識が戻るこずなく同幎11月2日に垰倩。享幎75歳でした。 面倒芋がよく、现かいこずに気づき、心遣いのできる人でした。 䞻任叞祭ずしお、匱い人や病気の人に同䌎し、時間を取っお病 せん さい

院や自宅ぞ自転車で回っおいたした。たた繊 现な感性をもち、さ どう さ぀

たざたな芞術に造詣が深く、人間に察しお深い掞 察をしお説教や 芞術に掻かし、衚珟しおいたした。特に挔劇が奜きで、脚本を曞 き、たた自ら挔じるこずによっお倚くの人を楜したせたした。 無邪気さずシャむな性栌を持ち合わせた人間味あふれる人で、 「人間には人䞀倍関心があり、奜きでたたらないくせに、関わりず さ

なるずどこか醒めた、䞀定の距離を眮く人間」ず自身のこずを衚珟

修緎長時代に担圓したか぀おの修緎者に囲たれお。

しおいたす。埋めようもない孀独を感じ、それを持お䜙しおいるこず

巊から濱垫、阿郚垫、藀川垫、西本垫。2015幎6月撮圱

を恐れずに衚珟し、しかし人間は神から愛されおいる存圚だずいう こずを信じおいたした。

「神よ、あなたにゆだねたす」

「キリストを信じ、神に捧げられた私たちは神に自分自身を明け 枡した存圚です。受掗の時だけでなく、自分の人生を振り返っお みお、私たちが神の摂理によっお導かれおきたこずに気づきたいず

藀川垫は1943幎昭和18幎倧阪垂で生たれ、異父異母

思いたす。そこに気づけば気づくだけ、神に自分を明け枡すこずが

6人兄匟の5番目でした。父は台湟出身で、藀川垫の元の名は

できるでしょう。神は、自分に明け枡した者を芋捚おるこずはない

呉 長 喜 。30歳で日本囜籍を取埗した際、母方の姓を取っお藀

ばかりか、より深い配慮ず摂理で導き、これからも守っおくれるに違

川 長 喜ず改名したした。

いありたせん」。調垃教䌚だより「シャロヌム」 No.192より

ã‚Ž チョり キ

ふじ

かわ なが き

公立高校の受隓に倱敗し、家から䞀番近い私立高校の倧阪 星光孊院に入孊したこずが、キリスト教そしおサレゞオ䌚ずの出䌚 いでした。入孊盎埌、サレゞオ䌚修道士に文孊奜きを芋蟌たれ、 「西掋文孊を深く味わおうず思うたらキリスト教知っずくず埗するで」 ず誘われおカトリックの教えを孊び始め、数か月埌に受掗。掗瀌 名を聖ステファノにした理由は「蚘念日がクリスマスの埌12月26

ステファノ

藀川 長喜 ふじかわ ながき 1943幎8月9日倧阪垂生たれ。1974幎10月12日叞祭叙階。倧阪星光孊院で奉職埌、修緎 長、神孊院院長、管区長を務める。2004幎よりカトリック調垃教䌚䞻任叞祭。2017幎より カトリック足立教䌚䞻任叞祭。2018幎11月2日垰倩。修道生掻53幎。叞祭生掻44幎。享 幎75歳。

ドン・ボスコの颚

No.22

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No.22 2019幎 5月 幎回発行 Salesian Bulletin Japan

発行カトリック・サレゞオ修道䌚「ドン・ボスコの颚」線集事務局 〒160-0011 東京郜新宿区若葉 1-22-12 TEL03-3353-8355 FAX03-3353-7190 Eメヌルdbw@salesians.jp

わたしの喜びがあなたがたの内にあるように ペハネによる犏音曞 15 ç«  11 節 S o t h a t m y j o y m a y b e i n y o u ( J n

15:11)

い ぶき

私たちは䞀人ひずり、造り䞻の息 吹を内にもっおいたす。皆、愛のために生 たれたした。聖人たちはここにいたす。日垞生掻の䞭で小さく偉倧な奇跡─ ─おしみない広い心、枩かさ、人に深く共感するこず──を行っおいたす。 こた

聖なる者になるようにずいう呌びかけに応え、䞀人ひずりがそれをはぐくたなくお はなりたせん。喜びず平和のある新しい䞖界を築くために。む゚スは、すばらし い人生を歩みたいずいう望みを目芚めさせたす。聖性は、すでにあなたの内 にありたす。誠実に仕事をし、人ずの関わりを倧切にし、家族を愛し、内面 の生掻をはぐくむこず、これが日垞における聖性です。 ドン・ボスコは蚀いたす。「私の望みはただ䞀぀、君たちがこの䞖で、そし お氞遠に幞せであるこず」。い぀も、氞遠に、䜕があっおも、私たちを愛しおく ださるのは、神だけです。聖なる者になるこずは、幞せであるこずです。いのち のすばらしさを䜙すずころなく生きるこずです。人間らしさを奪うものではありたせ ん。私たちの匱さを、神の恵みが包んでくれるこずです。

2018 幎 11月 日本蚪問䞭のフェルナンデス総長

人生はどのような困難があろうず、生きる䟡倀のあるものです。幞せであるず は、毎朝、いのちの奇跡を神に感謝するこず。自分の気持ちに玠盎であるこず。 批刀を恐れないこず。自由に、喜びをもっお、単玔に生きるこず。「私が間違っ おいた」、「ゆるしおほしい」、「あなたが必芁」、「あなたを愛しおいる」ず蚀 える勇気をも぀こずです。幞せをあきらめないで。人生はすばらしいのです。

サレゞオ䌚総長 アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父 ストレンナ 2019ビデオメッセヌゞより芁玄

MAY 2019

Illustration © Guri Suzuki


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